2018年01月16日

センター試験の週末#1

本日以降しばらく,本ブログ記事の画像は,18-135mmレンズが入院中であること,また18-55mmレンズも故障中であることから,EF28-105mmというちょっと古いレンズあるいはコンデジ,スマホで撮影したものとなります。そのため画像のシャープ感とかがイマイチですがご承知おきください。

ある日,敦賀市内でハケーン。

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HAKODATE CITY TRAMと書かれています。

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敦賀までは陸送で,敦賀からはフェリーで函館(苫小牧からは陸送かな)まで運ぶという算段のようです。

新車かな。養生されているので型式とかは確認できませんし,型式が分かってもその素性が分かるほどのヲタではないのですが,路面電車好きの僕は思わず興奮。
北海道には3〜4回行っててほぼ1周してるんですが,小樽,登別より南西には(もちろん函館も)まだ行ったことがなく・・・函館は憧れの街なのです。いつか函館で乗りたいな。しかし,この車両小さいよな,絶対。なんか遊園地の乗り物みたいに見えるのは気のせいだろうかw

そういえば今年はまだ福鉄に乗ってないんだよね。センター試験の週末はムスメを駅まで送って行ってから久しぶりにブルーのフクラムなんかに乗っちゃっうのがいいんじゃね。などと能天気なことを考えていたら・・・

まさかの大雪ですよ,大雪。
敦賀市内には全く雪がないというのに,福井市内では40cmも積もっているなどとお昼のエネーチケーの全国ニュースにびっくり。しかもJRも富山〜金沢間は止まっちゃってると。おいおい,次の日はムスメも受験するセンター試験だぜ。大丈夫かいな。

会社からヨメと電話で連絡。すると,この日の朝は福鉄が止まっちゃってムスメは赤十字前から田原町まで歩いて学校へ行ったんだという。ムスメに電話すると,田原町まで迎えに来てもらえるとありがたいと言う・・・

むむう。
行くか。

とフレックスタイムを使って15:30ごろに退社。
クルマで田原町駅へ向かいます。

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17:10ごろ,神明駅付近を通過。ここまでは順調。この調子なら18:00前には田原町に着くな。と余裕をかましていたんですが,フェニックス通りに入ると融雪装置がない区間がありノロノロ運転に。さらに赤十字前駅あたりまで来ると様相が一変。

大渋滞のはじまりはじまり。

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僕の古いナビには福井新,木田四ツ辻,公園口と懐かしい駅名が並ぶ(笑)

明らかに歩くよりも遅いのです。
こんなことならムスメに歩いてきてもらってもよかったかな。いやいや翌日は大事な試験。風邪でも引いてもらっても困るしと,M氏とのカラオケ対決に備え歌を歌いながら渋滞の中をのんびりと。



大雪が降ったせいで
クルマは長い列さ♪
どこまでも続く長い
テールランプがきれいで♪


テールランプがキレイとまでは思わないけれどまあとにかく,クルマは長い列さ。状態なわけで。

市役所前電停に来ると,

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ムスメにひどい仕打ちをした張本人,即ち犯人を発見。
オレンジのフクラムが雪で立ち往生しちゃったようで・・・

あれ?

そのすぐ後ろには

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ブルーのフクラムが。

複数犯だったのか!?
押せよ,青いフクラムで橙のフクラムを押せよ!!と思うわけですがそんな簡単なことじゃないんでしょう。朝から夕方まで復旧しないってのはよっぽどの話ですよ。

ちなみに,僕のバイブルである


鉄道会社はややこしい/所澤秀樹著

によれば,「相互直通の場合両社間で連結器を統一しなければならない。列車が故障した場合など後続の列車が故障車を押すなり引くなりして救援しなくてはならないからだ。当然電動機の出力なども最大勾配区間で救援が行えるだけの性能を持っていなければならない」とあります。これは相互直通運転の場合ですが,同じ会社の別の車両だったら当然他車を救援できるだけのモータ出力があり連結もできるんじゃなかろうかなどと思うのですが・・・路面電車同士の連結ということは最初っから考慮されていないのかもしれません。

それにしても不思議なことに

市役所前電停を過ぎても渋滞は一向に解消されません。

あっ。

えっ。

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まさかの第三の男。まさかのオーソン・ウェルズ登場ですよ!

仁愛女子高前電停にはご覧の通り,880形が停車(立ち往生?)しており,その周りで重機による除雪活動が。このせいで市役所前電停を過ぎてもフェニックス通りは渋滞していたというわけか・・・翌日の福井新聞によれば「3編成がフェニックス通りの軌道上で圧雪などにより立ち往生した」とあり,どうもこの3名による犯行がほぼ確定。1編成が通過できたのであればその後ろの編成はスーっと進むような気もするのですが。

ここを過ぎるとようやく渋滞は解消され,クルマはスイスイ進む。スイスイスイスイスイマーズ。
ムスメの待つ田原町駅に着いたのは18:30・・・敦賀を出てから2時間半が経過していました。

ホッとしたのも束の間,ここからが第二の地獄。
ナビに従って家に帰ろうとすると融雪装置のない道路を選択してしまい,つるっつるの道路をゆっくりとゆっくりと走ります。

いちばんヤヴァかったのは広域農道。

広域農道ってさあ・・・融雪装置がないんだな。なかなかの交通量で幹線道路と言ってもいいと思うんだけどこれはちょっとどうかと・・坂道で渋滞したため止まってしまった車両がそのまま立ち往生してしまう事例が続出。まあこれが原因で渋滞しているというのもあるのだけれど。僕のクルマもキュルキュルとタイヤが空転をするイヤな音を響かせながらなんとか坂道を登りきることができましたが,盲点でした。広域農道は使えねえ。

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このアイスバーンは近年まれにみる強敵!

これもこの時間帯の気温が−4℃という想定外の事態によるもの。

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冷や冷やしながら,田原町から20km弱の道のりを1時間半もかけてなんとか帰宅。敦賀から4時間運転しっぱなし・・・もうぐったりですよ。鯖江を代表するSKKSタフガイブロガーのpopさんもさすがに疲労困憊。

22:30時点ではまだ福鉄は復旧していないというツイートに愕然とします。おいおい翌日はセンター試験だぜ。ガンバレ福鉄!!限られた予算と人員でキツキツなのは十分理解しているけれどもセンター試験の日に運休なんてことがあったとしたら公共交通機関としての役割を果たしていないということになります。

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しかし・・・ぼくは声をちょっぴり大にして言いたい。
北陸新幹線も福井国体もいらんから道路の融雪装置設置数の拡大と福鉄への補助金をと。

翌日は早めに起床し電車・JR・バスの運行状況と積雪量をチェックしなくてはいけないため,僕は早めに寝ることにした。


(つづく)


posted by poptrip at 19:00 | Comment(2) | 鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月15日

うなぎ・はまぐり・赤福餅

東海地方と言えばなんといってもウナギなのです。
三重にも岐阜にも名古屋にも浜松にも三島にもたくさんの名店があります。三重県では過去に津でうなぎを食べております。過去記事を読んでいたらどうも地元のおばさんと相席になりロマンスが生まれていたようだ(ウソ)

さて,四日市のうなぎ屋さんと言えば・・・喜多川なのです(食べログによる情報ww)。

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開店5分前に店に到着するも,すでに10数人の行列ができていました。さすが人気店。なんとか1巡目に着席することに成功。

時間がもったいないので着席すると同時にオーダー。

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上うな丼(3,240円)

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いやあ・・・うまいよ。
うまいに決まってる。食べる前からうまいということは決まっていたのです!!

食べ勧めていくとご飯の中にうなぎのしっぽの部分が埋没しているのを発見。これは意外とうれしい。

ごちそうさまでした。
いいうなぎでした。

喜多川ってなんか聞き覚えあるなあと思っていたら岐阜で食べたうなぎやさんも喜多川というお店でした。




そして,夕食は桑名で。
桑名の名物はなんじゃろな。と相変わらず食べログで検索するとはまぐりが名物だということが判明。
「その手は桑名の焼き蛤(その手は食わない)」という江戸時代から続く古典的なギャグがあるようなのですが・・・知らんかったわぁ。

実は,前日に図書館へ行って「るるぶ」を探したのですが,四日市,桑名あたりの地域ってのはなんとも可哀そうな地域でして,このエリアを紹介している本がないのです。伊勢,南紀白浜,名古屋・・・という本はたくさんあるのに。

で,食べログで見つけたのがこのはまぐり食道なのです。

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特に蛤が好きというわけでもないけれど,嫌いでもない。という常識的な平凡な男が蛤づくしのはまぐりセットをオーダー。2,500円と強気の値段設定です。この日の昼食と夕食を合計すると驚異の5,740円!
僕は自分がお酒を飲まない人種であることに感謝する。これにビールが加わってたらこの日1日のエンゲル係数はとてつもない数字になってしまっていたはず。

前々回の記事に書いた通り,広角レンズを壊してしまったためスマホによる撮影となりました(ズームレンズ頑張って撮ろうと思ったけど・・無理でした)。

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やはり,蛤にはうなぎほどのワクワク感というか高揚感というか何かが足りないのだけれども,普通においしかったです。つーか蛤が思ってたのより小さいのな。久里浜とか千里浜で食った焼き蛤はもっと大きかったような気がしたのは想い出補正のせいだろうかね。

ごちそうさまでした〜。

今回の旅で思ったこと。
二兎を追うものは一兎しか得ず。食い物に関しては予定通り食べることができたんだけどテツ分補給はちょっと不足気味。メシを食う場所を決めてしまうとその時間に(なるべく混まない時間を狙う)その場所にいなくちゃいけないから自由度がかなり限定されてしまうんだよね。
山登りでも僕は一人で遠くの山へ行くときは食事はほとんどパンかおにぎりでお湯を沸かす時間も節約してるようなせっかちな男。欲張りな男なもので・・・

今度は三岐鉄道三岐線のみを狙って,メシにもあまりこだわらずに再訪したいと思っております。でも結局食い物にもこだわっちゃうんだろうな・・。

自宅に着くと赤福を2つ食べて,歯を磨いてすぐに眠りについた。

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このしおりみたいなやつ,日替わりなのかね。細やかなサービスには好感を持ちました。お家騒動があったように記憶しているがさすが腐っても赤福。




posted by poptrip at 20:45 | Comment(2) | グルメ(東海) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月14日

ナローゲージ巡り#4三岐鉄道北勢線【後編】〜エピローグ

楚原駅を出て,めがね橋・ねじり橋を目指して歩く。

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パンフレットには駅から約1kmとあるが,歩くのが日課となっている僕には余裕のよっちゃん。余裕のよしこちゃんである。

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途中に案内看板もあるという親切設計。

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ねじり橋

”橋と用水が斜めに交差するため,アーチ橋下部のブロックにはひねりを入れて積まれています。この構造は「ねじりまんぽ」といい,現存するコンクリートブロック製の橋では唯一といわれる貴重な橋です。”

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めがね橋(撮り鉄さんが待機中・・・)

”全国に数多く存在する眼鏡橋の中でも,大変珍しいコンクリートブロック製です。この橋は三連式のアーチが美しく,北勢線の代表的な撮影スポットとなっています。”

いずれの橋も大正5年に竣工されたもので,平成21年度土木学会選奨土木遺産となっている。

ここでアゲキ,いやヒゲキが。
悲劇ですよヒゲキ。

ななんと,カメラのレンズ交換をしたときに僕の常用レンズであるEF-S18-135mmレンズを落っことしてしまったのだ(泣)

外見上は問題なさそうなのだが,ズームリングに引っかかりがあり・・・撮影はできるようだといちおう撮影を続けたのだが,

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残念な写真が連発。
どうもピントが合わないのか,手振れ補正がおかしくなってるのか・・・シャッターは下りるんだけど。クスン。

泣きながら楚原駅に戻ると,ちょうどさっきの三岐線おじさんが話をしていたカラーリングが違う唯一の編成,阿下喜行き下り電車が入線してきた。僕の乗る予定の西桑名行き上り電車とすれ違うためここで停車した。

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望遠レンズの開放端(55mm)で撮影

今から阿下喜まで行って帰ってくる時間はないため,内部の撮影だけして降りる。

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モ277形277(1990年製)

本車両は,日本国内の普通鉄道向けでは最後の完全新造による吊り掛け駆動電車である(wikipediaより)。

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このお約束のツーショットもピンボケ写真に・・・リベンジが必要だな

死んでしまった(死にかけている)18-135mmレンズはあきらめ,ここからは55-250mmの望遠レンズでの撮影となる。

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夕食を桑名市内で食べた後,名古屋行きの普通に乗り,名古屋で新快速に乗り換え。

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米原で敦賀行き新快速に乗り換え,

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最後は敦賀駅で

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金沢行きに乗り換える。
4番線に到着してその先にある5番線への乗り換えなのだが,結構な距離がある割に乗り換え時間が短い。最後尾の車両に乗っていた僕が普通に歩いていたら,定刻になったようでこっちを確かめもせず車掌が発車しようとしたのでちょっと待てと。

思わずキムタクのように「ちょ待てよ!」と言いかけたのだが僕は車掌を無視して無言でドアの「開ボタン」を押す。

僕の後ろにもまだ数人いたし,確認くらいしろよ。とちょっぴりこの車掌の気の利かなさ,欠落したサービス精神にちょっぴり不快感を覚えたわけだ・・・まあ最終電車ではないし,乗り継ぎに間にあわないようなどんくさい奴は次の電車に乗れということかね。数分後に次の列車がやってくる都会の駅ならそれもありだけどさ,こんなクソ田舎の寒いホームで何十分も待てというのかあんたは。だいたいこの電車は新快速からの乗り継ぎのための電車だろ。特急を優先するのはわかるけどさ,俺は青春18きっぷを使ってるいわばあまり歓迎されない乗客なんだけど,れっきとした客なんだぜ。

なんとか電車に乗り込むと,目の前にいるヤングな同好の士2人組も「この乗換時間はあり得んよな」「うん,マジでおかしい」と話しているのが聞こえた。全く同感である。「しらさぎ」と新幹線の米原乗り継ぎよりもタイトな設定だ。
乗換え時間は3分ほどあったので時間的には問題はないと思うのだが,使用するホームが問題なのである。下りた向かい側のホームとかだったら3分でも全然問題ない。なんでこういう運用をするのかね。とカメラのレンズを壊してしまい機嫌の悪かった僕は毒を(心の中で)吐いたのである(ブログに書いてるけどなw)。

やはり,鯖江発着は行程的に苦しい。次回からは敦賀発着が必須だな・・・

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青春18きっぷも,もうちょっと日付印が克明になるような工夫が必要なんじゃないかと思うんだけど・・・この紙質はスタンプを押すにはあまり適していないと思われる。
ICカード化が最もありがたいんだけどまあ難しいんだろうね。すいません,なんか今回はJRをディスってばかりで。ええ,僕はJRにはずいぶんお世話になってますが,何度かとても不愉快な思いをしたことがあって。でも,これからもよろしくね。JRさん!


(おしまい)



posted by poptrip at 19:20 | Comment(2) | 鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月13日

ナローゲージ巡り#3三岐鉄道北勢線【前編】

メシを食いながら次のプランを考える。

先日行った京都の仁和寺。
徒然草に「仁和寺の法師」というお話があるのだが,その最後はこう締めくくられている。

少しのことにも,先達はあらまほしき事なり

もちろんテツに関しても先達はあらまほしきこと。と先達の中の先達,大先達である四ツ葉来さんが三岐鉄道に乗ったときの記事をスマホから閲覧する。

三岐鉄道は三岐線と北勢線があり,ナローゲージは北総線のみ。ただ時間があれば両方乗ってみたい。それに三岐線と北勢線はほぼ並行して走っているため,

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フリーきっぷの裏のマップを加工

途中の駅で歩いて三岐線から北勢線の駅へ,あるいは逆も可能ではないかと考えていたのだが,まさに四ツ葉来さんはそれを実行していた(笑)よし,その実績に乗っかってみようか。

ウナギを食ってJR四日市駅に戻ったのは13:10。ちょうど名古屋行きの普通電車が発車したところだった。さて,次の電車は・・・なななんと1時間後。三岐線の始発駅である近鉄富田駅に近いJR富田駅に停まる普通電車は1時間後だと。分刻みのスケジュールを立てていたのは四日市あすなろう鉄道までだったわけで(メシにどれだけ時間がかかるからわからないため),こんなことならメシ食った後もっと急いで歩いてくればよかった・・・

この時は知らなかったのだが三重県と奈良県というのは国鉄がほったらかしにしておいた隙に近鉄がガンガン勢力を伸ばし,JRよりも近鉄の方が強いのだとか。実際,近鉄名古屋線は1時間に10本ほど走っているのだ!

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そんなことを知らない無知でおバカな僕はJR四日市駅のホームで悩む。まさに我ながらこうして振り返ってみてみるとバカの中のバカ,正真正銘のバカである。
この1時間は大きい。悩んだ末,三岐線はあきらめ,次の「快速みえ」で桑名まで行きおとなしく北勢線に乗るとにした。「快速みえ」は二度目だから今度はちゃんと最初から自由席にw

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運転席のすぐ後ろに陣取って前面展望を楽しむ。愉悦の時間である。

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ん。
関西線って単線区間もあるのね・・・

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それにこの運転席の時刻表。
通過駅,停車駅の時刻が15秒単位で書かれている。すごいね・・・この時刻に合わせて微妙に速度を調整しているようだ。プロの仕事だな,こりゃ。

桑名駅に着くと,三岐鉄道北勢線の次の電車まで時間があることを時刻表で確認し,周辺を歩くことにした。この徘徊はちゃんと目的のある徘徊である。目的がある場合徘徊とは言わないのだが(笑)

目的地はここ。

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西桑名第2号踏切道である。この踏切は,日本で唯一3種類の線路幅がそろう踏切なのだ。

まずは三岐鉄道北勢線の線路を渡る。

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特殊狭軌・ナローゲージ(762mm)

2フィート6インチであり,専門用語ではニブロクというらしい。

次は,JR関西線の線路を渡る。

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狭軌(1,067mm)

3フィート6インチであり,専門用語でサブロクというらしい。

最後に近鉄名古屋線の線路を渡る。

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標準軌(1,435mm)

専門用語は・・わからない(笑)

この線路を見渡せる陸橋にも上ってみる。

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左の2本が近鉄線,右の1本が三岐鉄道北勢線,それ以外がJR関西線

どうです。
すごいと思いませんか。

・・・ちゃんとついてきてるか,みんな。
マニア以外にはこういう内容の記事が,どう映っているのかマニアになりかけている僕には最早わからないんだよ。家に帰ってきてからこのレールの幅の話をヨメとムスメにしたんだけどほとんど興味を示さなかったのである。二人ともまるで僕がヨメの日常の不満を聞いているときくらいの低いテンションだったわけで。

目的を達成したので,三岐鉄道西桑名駅へ。
桑名駅に隣接したの昭和感バリバリの昭和テイスト満載の雑居ビルにも興味を惹かれてしまったのは必然なのだが

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絶滅したと思われていたドムドムバーガーもあったww

とにかく僕には時間がない。1階と2階の間にあるトイレ(←昔のデパートってこの位置にトイレがあるのが定番だったよなw)だけをお借りして駅へ向かう

窓口でフリーきっぷを購入すると,立派なパンフレットがついてきた。そして初めての乗車だと言うといろいろと懇切丁寧に乗り方を説明してくれた(後述するがフリーきっぷは自動改札を通らないため特殊な方法で無人駅の改札を通らなければならないのだ)。

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鉄道ファンに優しい会社だ。実際,乗客のうち7〜8人は明らかな同好の士(笑),さらに数人一般人を装った鉄ヲタと疑わしい者も紛れ込んでおり乗客の2割程度はその筋の人だと思われた。

本日2本目のナローゲージ。
北勢線という硬派な名称もよい。

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この車両間の通路の細さ。
そして目に飛び込んでくるのは人間タコ足配線か!ってなくらいの足,足,足。

事前のリサーチでも気になっていたし,パンフレットにも紹介されていためがね橋,ねじり橋という撮り鉄スポットの最寄り駅である楚原(そはら)で下車しようかと考えていたのだが,同好の士の考えることはやはり同じ。数人のヲタたちが下車したため僕は下りるのをやめた(笑)

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楚原駅ですれ違った対抗列車

ここからは山間部を一生懸命唸りながら走る。駅と駅の間隔が長くなり,そこそこのスピードを出すわけで(といってもせいぜい40km/h程度w)音も揺れも激しくなる。この区間が最も古典的列車の風情を感じられるところだ。

ふと窓を見ると(ほんとにあみあみの網棚や上から開くタイプの珍しい窓も琴線に触れたのだが),

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窓枠の下部にある金具が目を引いた。
ウインドーシェードをひっかけるための金具だ。

そう,このシェードは全開か全閉かの2択しかないのである。フクラムなんかのシェードは無段階なのであるが,この昭和感も漂うアナログチックな車内のシェードは全開か全閉,つまり「1」と「0」だけの世界。いうなればデジタルなのである。僕は北勢線でデジアナを見たのだ(←なんのこっちゃ)。

こういう適度に古い車両の内装を観察するのは楽しい。子供のころに乗っていた電車の風味がぷんぷんするからだ。ローカル線が好きなのにはこういうところも影響しているのかもしれない。

終点の阿下喜(あげき)に着いたのは西桑名を出て1時間後だった。

あげき・・凄く珍しい駅名だと思う。
アゲキ,カンゲキッ!(←それはヒデキ)

途中には福井弁を話すこんな駅もあった。

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いちおう県外および福井県の嶺南地方の人たちのために説明しておくと「あのぅ」と独特のイントネーションで話すのが福井弁の特徴なのである。モ娘。の高橋愛の矢鱈と福井弁を強調した発音を思い出していただければ幸いである(たぶん思い出せないと思うけどな)。

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阿下喜駅は,ローカル線の終着駅とは思えぬ真新しい駅舎である。

駅周辺にはセブンイレブンのほかにはモニ226という車両が静態保存されているほかには見るべきところはないように思われた。

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近鉄モニ226保存車両

写真を撮っていると見知らぬ同好の士から声をかけられた。
やけにフレンドリーなオジサンである。

オジサン:「どこから来たの?」
僕   :「あ,福井からです」
オジサン:「あーやっぱりいろんなところから来るんだね〜。僕は地元なんだけど・・・」

とこの言葉を皮切りに三岐鉄道の魅力を延々と語り始めた。三岐線の貨物博物館の素晴らしさについて。北勢線の希少価値について。なお,このオジサンのことを以後三岐オジサンと呼ぶことにする。
僕は人に胸を張って宣言できるほどの筋金入りの鉄ヲタではないので,オジサンのマニアックな話にはそれほど興味はなかったのだが(←コラッ!),いくつかの有益な情報もあり,最後にお礼を言うとなぜか時刻表や博物館のパンフレットまでおみやげにくれた。

三岐オジサンによると第一,第三日曜日はこの保存車両の内部が公開されるとのことだが,「正月だけは第一日曜日は公開しないんだ。また来るといいよ。」

僕     :「御在所岳はどれなんですかね?」
三岐オジサン:「あ,後ろのあれが藤原岳でその左が御在所だけだよ。セメント会社(三岐鉄道の大株主である太平洋セメント)があるからあんなふうな山容になってるんだ。だから三岐線は貨車が楽しめるよ。」

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藤原岳をバックに

そういえば鈴鹿山脈でも藤原岳は登ったことがないな・・・目前に迫ったカテーテル再検査の結果により女医Mさんの許可が下りたら,三岐線で藤原岳に登るってのもありだな。などと妄想しながら折り返しの同じ電車に乗るため三岐オジサンの熱弁を振り切って別れを告げる。「1編成だけカラーリングの違う車両があるから乗ってみるといいよ。楽しんでいってね。」「ありがとうございました。」

セブンイレブンでお茶を購入して一気に飲み干す。
この北勢線の車両。暖房の効きが半端なく暑くてたまらなかったのだ。

そして再び西桑名行きの上り列車に乗り込む。

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ゆびにごちゅうい

この古びた哀愁漂う注意喚起表示もそうだが,なんとなく三岐鉄道北勢線はほのぼのとしている。陰鬱としたローカル線もあるのだが,さきほどの三岐おじさんといい,好印象である。車内アナウンスも独特。車内禁煙を知らせるアナウンスは一般的には「車内は禁煙です。おタバコはご遠慮ください。」だとおもうのだが,三岐鉄道北勢線では「おタバコはご辛抱ください。」であった。ははあ。わかりました。辛抱させていただきます(笑)

今度は,さきほどはスルーしためがね橋・ねじり橋へ行くために楚原駅で下車することにした。

実はちょっぴり緊張していた。半面ワクワクもしていた。
なぜなら,この三岐鉄道北勢線はローカルの寂れた鉄道なのだが,無人駅を含めたすべての駅がなんと自動改札なのである。そしてフリーきっぷはこの自動改札を通すことができないのだ。

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じゃあどうするのか。

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こういうこと。

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フリーきっぷを購入したときに駅員さんがくれたペーパー

どうも,台のところにカメラがあり,日付を確認して遠隔操作でゲートを開けるという仕組みらしい。アナログというかデジタルというか・・・OCRを使えばこんな面倒な事をしなくても済むのにとか言っちゃあダメダメボーイズ。限られた予算で知恵を出して考案された画期的なシステムなのだから。

さて,うまくできるかな。

と改札のところに行くと・・・駅員さんいるじゃん!
無人駅のはずなのに駅員さんが。
休日は鉄ちゃんがおしよせるためだろうか。
とても親切でありがたいのだが,ちょっと拍子抜け。

駅員さんにフリーきっぷを提示すると,あっさり改札を通過できてしまった。


(長くなったので「後編」へつづく)


posted by poptrip at 21:45 | Comment(4) | 鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月12日

ナローゲージ巡り#2四日市あすなろう鉄道

四日市あすなろう鉄道は,内部(うつべ)線5.7kmとヒゲ線の八王子線1.3kmからなる近鉄および四日市市が株主である鉄道で,日本に3つしかない(ほかは三岐鉄道,黒部峡谷鉄道)ナローゲージが最大の特徴である。

内部線の終着駅である内部まで行って折り返してきてもいいのだが,それだと同じ電車にしか乗れない。せっかく四日市くんだりまでやってきてそれじゃあ面白くない。それにメシを食うところも決めていたのでその開店時間に合わせたい。となると時間的にも南日永(みなみひなが)駅を往復するのがよかろうと往復切符を購入(200円×2)。Webサイトには書かれていないが(Webサイトはちょっとお粗末なアレでして)ちゃんと1日フリーきっぷもあるようだ。

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近鉄260系電車(モ261-サ181-ク161)

驚きの3両編成である。
かといって輸送能力はそれほど高くない。

なぜなら

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ナローゲージだから。
それに尽きる。

ご覧の通り,座席は通路を挟んで各1列ずつの固定クロスシート。バスよりも狭いんじゃねえの?っていうくらい。


線路が細く,車両の横幅も狭く,困ったことに高さも低いようで・・・

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なにもかもがほんのちょっぴりミニサイズなのである。

前面展望の写真を撮ろうとすると,窓の位置が微妙に低いためすこし屈まないといけない。いままでにない経験だ。腰にも不安が出始めてもおかしくないオッサンに中腰はけっこうキツイのだ(笑)

線路が細いせいか速度は40km/hも出ていないような印象。その割にはなかなかの騒々しさ。吊り掛け式の特徴らしい。

日永駅からはヒゲ線が出ており,

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ここで待ち合わせ。

次の南日永駅で下車する。

ワンマン運転なのだがすべてのドアが開き,運転士がきっぷを回収することはなく,駅に備え付けられた回収箱にきっぷを入れるというシステム。コスト削減のためには多少のことには目をつぶるということのようだ。この辺の緩さが地方ローカル線のエレジー。

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きっぷ回収箱/木製電柱に枕木も木製

しばらくしてやってきたのももちろんミニ電車。

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近鉄260系電車(モ265-サ122-ク163)

先ほど乗った電車のようなオサレ感はなく,どちらかというと昭和感。

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最近,電車の窓を自分で開けることなんてほとんどなよなあ。
昔は結構自分で窓の開け閉めをして体感温度の調整をしていたんだけど。などと思う。こういうタイプの窓,開け閉めしたことのない人がきっと日本中に増加しているはずだ。

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天井の高さが分かる画像。ちょっと背の高い人なら手を伸ばすと天井に届いてしまうw

この編成は真ん中の車両だけがロングシート。そんでもってこの車両だけちょっぴり高さが高い(笑)

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あまり見栄えがいいとは言えないのだが,これはこれで味がある。僕はロングシートの車両に落ち着くことにした。
福鉄の880形や770形よりもひとまわり狭い印象でロングシートの場合,人が両方に座るとなんとか人ひとり通れる幅ができるだけで距離感がなんとも微妙なわけで(笑),僕は立ったまま終点まで。福鉄の場合,両方に座った人が足を組んだ場合人が通れなくなる(←迷惑なハナシだと思うんだな)ので大差ないのだけれど。

wikipediaによると,近鉄260系電車の車体幅は2,106mm,福鉄880形は2,236mmである。なお,フクラムは2,650mm,福鉄200形は2,750mmである。

日永駅でヒゲ線と待ち合わせ。

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終点の四日市に戻ってきた。

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往復乗車時間はわずか14分。しょうがない。時間に追われているのだ。路線は短いのでたぶん半日ほどあれば運行中の電車にはすべて乗車でき,すべての区間を制覇することも可能と思うのだが・・・

目指すウナギ屋さんの開店時間までは少し時間があったので辺りをぶらっと。

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とまり,きき,みて,とおれ。

・・・命令すんじゃねえよ(笑)


(つづく)



posted by poptrip at 22:30 | Comment(4) | 鉄道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする