レコードプレーヤーの回転数を調整する

わたしは大量のアナログレコードを所有しておりまして,そのほとんどの音源をデジタル化し,iPodおよびiTunesで聴いています。

ある日,デジタル化した音楽に合わせて,ギターを弾いてみたのですがどうも音程が微妙にずれていることに気付きました。ギターのほうは完璧にチューニングしたにもかかわらず。

ははあ,レコードプレーヤーの回転数がずれているのか・・

IMG_1677.jpg
aiwa PX-E850 10年くらい前に購入。当時8000円くらいだったかな。


棚の奥から取説を引っ張りだして来て隅から隅まで読んでみたものの,回転数の調整方法などはどこにも記載されていないばかりでなく,トラブルシューティングにも回転数のずれについては全く記述がありません。

困ったな。

IMG_1678.jpg
ベルト駆動式サーボモータ

ベルトの張りやプーリの回転も問題ないし(当然か),見た目では全く異常が見当たらない。
モータの回転数とギア比だけでターンテーブルの回転数なんて決定されているに違いないから・・買い替えるしかないのか。
ターンテーブルのあたりに調整用のボリュームがないかいろいろ見てみますが見当たりません。



こういうとき,ネットって便利ですね。
同じように困っている人が簡単に調整する方法を公開していました。
そのサイトを参考に回転数調整を実施してみました。もちろん取説に書かれているやり方ではないのでメーカー保証範囲外と考えた方がいいと思います。




とりあえず,現状把握という事で回転数を計ってみます。

プレーヤーを45rpmにセットした場合,3回計測した結果(ストップウォッチを使うという原始的な方法です)45回転するのに平均して57"90しかかかっていませんでした。
即ちわたしのプレーヤーは46.6rpmでEPを再生してたんですな。

同様にLP再生用である33 1/3rpmは実測34.4rpmだったのです。

IMG_1681.jpg

ということでプレーヤーの裏面のこの妖しい穴に精密ドライバーをつっこんで見えないボリュームを微調整していきます(ゴムカバーみたいなのが間にあって見えないんですよ。ほんとに。見えれば調整も楽なのに)

IMG_1683.jpg

調整しては回転数を測定。
これの繰り返し・・・

格闘すること数十分。

やった。
成し遂げました。

手計測ですが誤差0.5%程度まで調整する事ができました。今回説明書を読んでみて気付いたんですがメーカー保証の回転数許容誤差みたいなものってないんですね。
±2rpmくらいがメーカ保証値なのかも(笑)
もしそうだとしたらあんまりですね。


それにしてもつかれた。
ずっと回転するレコードを見つめ,必至で回転数を数えるんですからね。つまらん単純作業。
メーカーも出荷時にはこんな方法で回転数を調整してるのかね・・


むかしの電子機器ってのはこういう原始的な方法で調整できるから好きです・・でも最新のデジタル機器だったらそもそもこんな不具合は起きないんですよね。

この記事へのコメント

  • おーちゃん

    確かな耳をお持ちなのですね。羨ましいです。
    おーちゃん家には歴代、絶対音感が遺伝子に組み込まれていないようです。
    僕は諦めがつきましたが、娘達が不愍で・・・(泣)
    2009年07月24日 09:20
  • nippar

    レコードからデジタル化できるんですか??オオーw(*゚o゚*)w
    ネットって便利ですよね・・・。
    PCなしの生活、考えられません(^-^;
    にしても、popさん、器用ですよね(*'ー'*)ふふっ♪
    2009年07月24日 09:36
  • poptrip

    >おーちゃんさま

    いやあ,わたしの耳もいい加減なんですよ。
    だって,3年以上気付かなかったんですからね。

    >>僕は諦めがつきましたが、娘達が不愍で・・・(泣)

    いやいや。
    遺伝子には「突然変異」というものも世の中にはあるようですから。
    って何のフォローにもなってませんか(笑)
    2009年07月24日 23:47
  • poptrip

    >nipparさん

    世の中,便利になったものですね。
    ちゃんとレコードをパソコンにとりこむソフトがあるんですよ。
    めっちゃ時間が掛かるので,アホみたいに暇な人間にしかできない単純作業ですがね・・・ヒマな時期,ずっとこの作業をやってました(泣)

    ぼくは決して器用ではないですよ・・
    2009年07月24日 23:51
  • Herr Katze

    そりゃプレイヤーがショボいですねぇ

    うちで使ってたやつはツマミひとつで回転数調整できましたよ

    回転の確認は、蛍光灯(だったか専用の調整灯がついてたか
    忘れたけど)の明滅(人の目には連続してますが
    実際には明滅してますよね)によるストロボ効果で
    ターンテーブルについてる凸凹模様がきちんと見える
    ようになるように調整します

    西日本と東日本で交流の周波数が違うので、そこも考慮する
    ようになってました
    2009年07月25日 00:59
  • poptrip

    なるほど~。

    そんな便利なものがあるんですね。
    それなら楽にストロボとシンクロさせて調整できますね・・
    って僕のプレーヤーはボリュームが裏にあるからそんなに
    簡単じゃないような気もするな。

    僕のプレーヤーは8,000円くらいで買ったやつですから
    仕方ないですね・・・
    2009年07月26日 22:14
  • ちるるん

    参考になりました。
    補足です。
    LEDでない蛍光灯の元でしたら、ストロボスコープで調整できますよ。
    交流電源で点灯する蛍光灯のちらつきを利用したものです。昭和の方はご存知かとw。
    http://www.takajun.net/video/storyv080412.htm
    A4サイズに印刷してターンテーブルの上にのせて、回転させながら調整できます。
    プレーヤーを膝に乗せ、アームが通常演奏状態になったら、アームをテープで固定して調整開始です。
    頭の小さなプラスドライバーが必要です。調整用のねじは触れないように、フェルトのような物でおおわれています。
    あと、ねじを押し込んだ時回転数が上がりますが、気にせずどちらかの方に回せば分かってきます。この文章で分かる人のみ、自己責任でどうぞ。
    2017年03月19日 17:43
  • poptrip

    >ちるるんさん

    このような古い記事にコメントありがとうございます。
    内容はいちおう理解できます。
    仕事ではもっと高速なものをたまにストロボを使って回転数の調整を行っております。

    今の技術なら回転数を検出して回転数自動調整機能くらい簡単にできると思うんですが・・やっぱアナログですよね~。
    2017年03月19日 19:36

この記事へのトラックバック