2013年11月に読んだ本

百田尚樹の「永遠のゼロ」はそのうち単独の記事で書きますが,ほかに読んだのは数冊。
菊人形の時期は越前市図書館には足が向きません。そして本を借りないから返しに行く必要もなくなり今月も鯖江市立図書館・文化の館ばかり利用しておりました(菊人形期間中は越前市図書館で借りた本は鯖江市立図書館で返却していた)。

s-box.jpg
ボックス!/百田尚樹

鯖江図書館で見つけて借りました。百田尚樹と池井戸潤の本っていつもチェックしてるんですけどなかなかおいてないんですよね~。ラッキーでした。
これは文句なしに面白い。青春小説ってのが40を過ぎたオッサンにはどうなんだろうと思いましたが,半日かけて一気に読んでしまいました。もちろんこういう小説にはありがちな使い古された設定とかもあるんだろうけれどそんなことは全く気になりません。涙するシーンもいくつもありました(おれってやっぱ涙もろくなったんかなあ)。終わり方もすっきりしているし,これは個人的にはオススメな作品です。
百田尚樹って表現力なんかは村上春樹や伊坂幸太郎には敵いませんが引き込む力はたいしたものです。
図書館に返すまでの2週間のあいだに2回読んじゃいました。



biwa.jpg
美は乱調にあり/瀬戸内寂聴

鯖江図書館で借りました。伊藤野枝という婦人解放運動家・作家の半生を描いた作品。
僕は個人的に甘粕正彦という人物に非常に興味を持っています。大杉栄と伊藤野枝,大杉の甥の宗一を殺したとされている元憲兵大尉であり満州国の夜の帝王と呼ばれた人物です。甘粕正彦に関する本はいろいろ読みましたが,その流れで大杉栄と伊藤野枝について書かれた本にも手を付けてみた次第です。あと,最近亡くなった某有名作家がこの本をオススメしていたということもあります。
なんつーんでしょう。暗くて暗くて暗い作品。いちおう恋愛小説にもはいるのかな,これは。ちょっぴり衝撃的でしたが万人に受ける話ではないなあ。百田さんや伊坂さんに比べるとやはり読むのに非常に時間がかかりました。



s-father.jpg
オー!ファーザー/伊坂幸太郎

鯖江図書館で借りました。伊坂幸太郎の本は見つけたらとりあえず借りてしまうのですが,この前に「SOSの猿」というやつに手を出して,あまりのつまらなさに途中で挫折してしまったので,この本も前半のかったるさからもう読むのやめようかな~なんて思ってたんですけど後半にはいると伊坂ワールドが。
まあちょっと雑な感じもしましたけどちゃんと楽しめました。



pet.jpg
ペット・サウンズ/ジム・フジーリ(村上春樹訳)

ポールのライブを見に行って以来,彼のとりこになってしまっている私。
鯖江図書館でビートルズ関連の本でも借りようと音楽の本棚をあさっていたら見つけてしまったのがこの本。もし訳者が僕の大好きな村上春樹でなかったらきっと僕は借りなかっただろう。そういう意味では非常に商業的な本ではないかな。
ペット・サウンズというのはかの浜田省吾もポール・マッカートニーも山下達郎も大絶賛しているビーチボーイズのアルバムです(CDのライナーノーツは山下達郎が書いているし,浜田省吾は渋谷陽一との対談で「ビートルズしか愛せない」というタイトルにも関わらず「ペットサウンズ」について熱く語っていたw)。
そのアルバムについてジム・フジーリさん(←誰だよ?)が音楽的・技術的そして個人的な感想も交えて1冊の本にまとめてしまったという・・たぶんこのアルバムを聴いたことのない人が読んでもクソ面白くない本だと思います。まあ,僕もペットサウンズはずいぶんよく聴いたアルバムですが,内容があまりにもマニアックすぎて・・・村上春樹の書いている「訳者あとがき」が一番読んでいて楽しかったかな(爆)
しかし,この本の致命的な欠点(といっていいのかな)は,アルバムの邦題を村上春樹が勝手に替えてしまっていることなのです。
「God only knows」というパーフリがイントロをパクったり,ポールが最高傑作だと公言している名曲があるわけですが,この曲の邦題は「神のみぞ知る」なんです(僕もこの曲は「神のみぞ知る」と覚えてます)。レコード会社が公式につけた曲のタイトルが「神のみぞ知る」なのですが,訳者である村上春樹は本書の中でこの曲のタイトルを敢えて「神様しか知らない」と訳を替えてしまっているんです!違和感ありまくりです・・春樹,それはないんじゃない?



s-sket.jpg
スケットダンス10~12/篠原健太

僕が百田尚樹の小説で号泣したという話をしていたら「わたしもスケットダンス10巻で泣いたのよ」というまさかのヨメ発言!
ということで読んでみたわけですが,うん。僕は泣きはしなかったかな。
でもスケットダンス面白いよね~。ジャンプのギャグマンガではピカイチだと思ってたんですけど連載終了しちゃったんですよね・・
いまだに最終回を読んでいないので,そのうち読んでみたいと思っております。


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック