常念岳・燕岳2泊3日(その1)

ヘタレ御一行による秋の山行。
今回は前回北岳・間ノ岳へ行ったレギュラーメンバーである長老・おばはん(料理長)・マスター・poptripに2人の仲間が加わりました。なんかone pieceみたいだな(笑)
トレランをやってる会社の先輩(トレランと呼ぶことにする),北岳のときは直前でおじいさんが亡くなり不参加となった若手(藤島高校卒のためフジシマと呼ぶことにする)の2名。
計6名の豪華メンバーで北アルプス,大天井(おてんしょう)岳・燕(つばくろ)岳を目指します。

【1日目】敦賀⇒安曇野⇒須砂渡キャンプ場(テン泊)
【2日目】キャンプ場⇒(タクシー)⇒一ノ沢⇒常念乗越⇒大天井ヒュッテ(小屋泊)
【3日目】大天井ヒュッテ⇒大天井岳⇒燕山荘(⇔燕岳ピストン)⇒中房温泉⇒(タクシーorバス)⇒安曇野⇒敦賀


という計画です。常念岳のピークも踏めないし,もしかしたら燕岳のピークもカットするかもしれない,しかも宿泊が大天井ヒュッテという槍ヶ岳へ縦走する人しか宿泊しない山小屋であるというかなり風変りなコース設定です。実質一泊二日で常念から燕に行っちゃうという強行軍であります。天候やメンバーの体調しだいでは常念小屋泊まり,常念岳ピストンして一ノ沢に下りるというのがいちおうエスケープルート。

北岳でテン泊と自炊による荷物の重さにもうやってらんねぇ。しかもアルファ米とかメシもまずくてグルメな僕には耐えられましぇん。となったため今回は1泊2食付で小屋泊まり。しかも昼食として山小屋の弁当も注文。すべて金で解決。金に物を言わせる。ドケチな僕でも安全は金で買うしかないのです!
ザックも30リットルで充分。25年前のナショナルの重たくて暗くてでかいヘッドライトにも懲りたのでジェントスのLEDライトも購入しました。


心配していた台風もどこへやら。天気予報はなんとかもちそうな感じ。

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今回も「てんきとくらす」を信用したい

実は,台風次第では行程を短縮して1泊2日あるいは日帰りで御嶽山に行こうという案も出ていたわけですが・・・

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これにはびっくりしました。燕岳からの下山中,メンバーに「大丈夫か」とみたいなメールやLINEがいくつもはいってきてこのニュースを知ったわけです。誰もが想定しない事態ですから備えをしていた人はきっと皆無だったでしょう・・・。御嶽山には25年ほど前に一度だけ登ったことがあるのですがほとんど記憶にないわけですが非常にショッキングな出来事で複雑な気分。まだ被害の全貌が判明していませんしね。


さて,話を元に戻します。
初日は午後からの出発です(午前中はみんな仕事)。

13:10に敦賀発。
小雨の中,北陸道から東名・中央道・長野自動車道を経て安曇野へ。

須砂渡キャンプ場着は17:30ごろだったかな。
このキャンプ場は温泉施設に併設されているため入浴も可能(なんてぜいたくな山行なんだ!)です。

前回テントを貸してくれたYさんは別のメンバーで妙高の方に行っているため今回は長老のテント1張りとキャンプ場で借りたテントの合計2張です。

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左が借りたテント,右が持参したテント

このレンタルしたテントがとんでもない広さでありまして(5~6人用なのかな。右のが長老のダンロップの3人用テントですから),快適に眠ることができました。夕食はカセットコンロでおばはん(料理長)の手によるすき焼き。クーラーボックスやコンロや鍋は車に置いて山に登るため贅沢な食事となりました。

翌日は4時に起床し,サンドイッチとコーヒーを腹に入れて予約していたタクシーに乗って出発です!ジャンボタクシーが開いていたのでラッキーでした。タクシーの運ちゃんによるとこの前の3連休はとんでもない人だったそうで・・この夏は天気がイマイチだったから一気に人が来たんじゃないかとおっしゃってました。

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一ノ沢登山口(5:24)

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トイレはちょっと残念なタイプのやつ・・・・

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身支度を整え,入山届をボックスにいれて常念乗越に向けて出発です(5:40)。

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沢沿いのなだらかな道が1時間以上続きます。
天気も良く快適です。なにより小屋泊まりだから荷物が少ないってのが大きい。

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北岳では「だれ?こんなコース選んだの?」「なんでこんなとこ来たの?」などとブツブツ言い続けていたおばはんの文句もまったく聞こえてこない(笑)
ただね~ペースもかなりゆっくりなもんで・・・業を煮やしたマスターと僕は先に行かせていただきます!と宣言して笠原沢手前辺りから先行することに。

ここからはマスターとの二人旅。

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空は青くて紅葉もいい感じ。
すこしずつ傾斜が急になって行きます。

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胸突八丁を超えてからは急登が続きます。

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いやあ気持ちがイイね。テンションはなかなかの高さなのですが,僕はハイペースで飛ばしていくマスターについていくのがやっとの状態。

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最終水場

最後の水場でへたりこみ,水分を補給します。お腹が弱い僕は極力こういう湧水は生で飲みたくないのでここで水を汲んで常念乗越に行ったらコーヒーをわかそうとペットボトルに水を補給して出発。

ここから常念小屋までの登りが,今回一番きつかったところかなあ・・

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ここから常念乗越までの間にベンチが3つもあるのも納得です。

いずれのベンチでも休まずに通過し,

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ひいひいはあはあいいながら登っていくと前方の視界が開け,

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常念岳

が,ついにその全体像をさらけ出します。
ワオ!と思いましたね(オレ,日本人ですけど)
そしてオーマイガッって思いましたね(オレ,日本人ですけど)

そしてもうひとふんばりすると常念乗越。

そこには

とんでもない景色が広がっておりました・・・

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常念乗越(9:35)

すげえ。
これはすげえよ!
何も見えなかったところにいきなりこの光景が目に飛び込んでくるんだからそのギャップがあまりにも大きく,普段は冷静沈着でアイスドールあるいはクールビューティーなどという異名を持つ僕も(ウソですけど),これには大興奮。
これに感動しない奴はきっといないはず。いたら教えてほしいくらいです。

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左には常念岳

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右には横通(よことおし)岳

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そして正面には槍・大喰岳・中岳・南岳・大キレットが


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しかも,ほかに登山者が全然いないという・・・僕らの他には男性2人組と女性2人組だけという贅沢。
もうね,これだけで満足しちゃったみたいなね,そんな感じさえありました。

さて,おばはんたちに電話をいれてみると(登山口では電波はきてませんでしたが標高が上がるに従いつながるようになりました),まだ胸突き八丁を過ぎたあたりだという。あと1時間はかかるな・・・しかしずいぶん差がついたもんだ・・

ふむ。じゃあ予定外だけどいまのうちふたりでに常念岳をピストンしちゃおうぜ!とマスターから魅力ある,しかしこの後の行程を考えるとかなり厳しい提案が。
すでにここまで4時間歩いており,ここから宿泊地の大天井ヒュッテまでは標準コースタイムで4時間。常念岳を往復すると1時間45分プラス・・

僕は悩んだ末,常念岳にも登っちゃうことにしました。
だってさあ,ここまで来たら行くしかないっしょ。据え膳食わぬは男の恥って言うじゃない(違うか)。
イッてきます!(なんかやらしい感じになっちゃってすみません)


(つづく)

この記事へのコメント

  • sarai

    わたしもこの日、popくんが山に野持っているとFBで見ていたので
    噴火のニュースが流れたときにもう一度見に行って確認したよ。
    違う山だったからよかったってね。
    2014年09月30日 21:53
  • poptrip

    >saraiさん

    ご心配をおかけしました。ありがとうございます。
    僕にとっても本当にショッキングな出来事でした・・
    登山は自己責任とは言え,いたたまれない思いです。

    うちのヨメからは「だいじょうぶか」とかってメールもLINEも来なかったのですがfacebookで下山をしたのを知ってたから連絡しなかったんだよと。facebookもたまには役に立つもんですな。
    2014年09月30日 22:30
  • mika

    ご無事でなによりです。噴火の日、テレビから完全に離れた生活だった為全く知らず、夜に他のママさんから「なんか凄いことになってるみたい」とスマホでヤフーニュースを見て何やら大事のようだと。
    確かpopさん長野のあたり登りに行くって記事を読んだ気がする・・。と確認したらもう帰途についている記事がアップされていて安心しました。

    まー、しかし、登りますねーw
    私も今月年に一回の日野山楽しんできます。
    2014年10月02日 19:03
  • poptrip

    >mikaさん

    ご心配をおかけしました。
    御嶽山ってのは3000m級の山としてはとても簡単に登れる山なのです。別の山に登っていた知人も,もし登ろうとしていた山の天気が悪かったら御岳山にしようと計画していたそうで・・・

    僕は今月は夜叉ヶ池に行く予定です。日野山あたりにも突然顔を出すかもしれませんw
    2014年10月04日 07:38

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