荒島岳#3 中出コース(後編)

山頂には先客が10人ほど。
この人たちはいったい何時に登り始めたんだろう。

山頂には,360度の大パノラマが広がっていた。
まさかここまでよく見えるとは誤算もいいところだ。御嶽山や乗鞍岳に加え槍ヶ岳まで見えるじゃないかコラ!!
僕は北アルプスが見えると思わず興奮してしまう。だってやっぱり北アルプスが一番好きなんだから。
200mmの望遠レンズを持ってこなかったことをちょっぴり後悔する。

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左から経ヶ岳,大長山,赤兎山,白山,別山,三ノ峰

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部子山・銀杏峯

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北アルプス 笠ヶ岳・槍ヶ岳・穂高岳(見えやすいよう画像は加工してある)

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御嶽山 右の方に見える白いものは噴煙なのか雲なのか・・

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大野市街

山頂は風が強く,ウインドブレーカーを羽織りおにぎりを2つほおばる。
たらこと海老マヨ。僕はコンビニがおにぎりを発売し始めたころからずっとおにぎりといえばたらこか明太子か海老マヨかこんぶなのである。

絶景を堪能した僕は思わずソロの男性に記念写真を撮ってもらった。ボルテージが最高潮に達したため愚挙に出てしまったのである。シャイボーイな僕は普段はまずやらないことだ。

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チョベリグ(死語)というに相応しい風景は名残惜しいが山頂をあとにする。

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富士写ヶ岳,丈競山,越前甲などが見える

この雪渓↑を下るのは少し怖かったがロープが設置されていたためロープノブレム。いやノープロブレム。

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白山を右手に見ながら慎重に慎重に下っていく。自分が転ばないことももちろんだが落石をしないように気を付ける必要がある。登ってくる人がたくさんいるから特に。

もちがかべあたりでは登ってくる人たちとすれ違うのに時間を要し,しゃくなげ平まで山頂から35分と想定よりも時間を費やした。

勝原コースと中出コースの合流点となっているしゃくなげ平。勝原コースからはんどん人が登ってくるが,中出コースから来る人はほとんどいない。これも僕が中出コースのほうが好きな理由のひとつ。山では人は少なければ少ない方がいい。僕の場合,山でも滅多に他の人に話しかけることはしない。あいさつをするだけだ。僕はただただ黙って他の人たちの会話に耳を傾けているだけである(イヤな奴だなオイ!)。話を聞いているとだいたいその人の登山レベルが分かるし,とても勉強になることもある。そして間違ってることを偉そうにしたり顔で話してる兄ちゃんとかを見てると思わずツッコミたくもなるのだがそんな大人げないことはしない(ホントにイヤな奴だな)。
見知らぬ人たちの会話を聞いていると県外から来ている人が多いように感じた。くさっても百名山だから。ゴールデンウィークだしもしかしたら北陸新幹線の影響も多少はあるのかもしれない。

休憩をとったあと小荒島岳へ向かう途中,ギフチョウを発見。

ギフチョウは春山の風物詩である。希少種だそうだが,福井県の山では高頻度で見かけることができる。もちろん春の限られた期間だけであるが僕は日野山や村国山,鬼ヶ岳などでも見たことがある。

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雪上のギフチョウ

まだ羽もほとんど欠けておらず模様がきれいなままだ。
この後,下山するまでに10頭以上のギフチョウを目にすることになる。「ギフチョウ祭りだワッショイワッショイ」っていうくらい。僕の強力なフェロモン,そして男性ホルモンに吸い寄せられたんだな(ウソ)。それにしても登りでは一頭も見なかったのだから不思議だ。調べてみたところギフチョウは朝のうちは枯葉など低いところにいて10時頃から少し高いところを飛び回るようになるとのこと。なるほど。得心した。

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本日のベストショット(花の名前を知らない僕が悲しい・・)

小荒島岳は分岐から2分ほどで山頂(1,186m)だ。山頂はちょっとした広場となっておりここでお湯を沸かしコーヒーを飲むことにした。ギフチョウが舞い,鶯が歌を奏で,目の前には荒島岳,左手には白山連峰。そしてコーヒーとタバコ。贅沢な空間だ。ウザい虫がこの時期はまだ少ないところも嬉しい。

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これはギフチョウでなくてただのアゲハチョウ(と思う)

30分ちかく滞在したのだが,登ってきたのは5~6人ほど。山頂と違って風もほとんどないから小荒島でメシ食った方が快適だと思うのだが,勝原コースから登ってくる人のなかでこちらまで来る人はほとんどいないようだ。しばらく蝶々たちと戯れた後,下山する。

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ブナ林を抜けるとあとは単調でかつ歩きにくい道が続く。そして途中で痛恨のデジイチバッテリー切れ。前日夜に急に計画したりするからだな。やはり何事も段取りが大事。段取り八分なのである。下りは2時間15分(小荒島岳ピストン含む)。
3度目の荒島岳でのリベンジは大成功だった。また来たい山のひとつになった。さすが百名山である。

・・と今回はチョーマジメに記事を書いてみたわけだが,書いていてもあまり楽しくないことが分かった。楽しくないばかりかストレスが溜まるのだからタチが悪い(←シモネタじゃないよ)。
僕の場合,ふざけたことを書かないとブログを続けることはきっとできないということがわかったのです。ご容赦いただきたい。

【実績行程】
林道分岐 06:42
登山口07:00
小荒島岳分岐08:20
しゃくなげ平08:38(休憩4分)
前荒島09:11
荒島岳山頂09:26(休憩17分)
しゃくなげ平10:18(休憩5分)
小荒島岳10:42(休憩26分)
林道分岐12:02

登り:2時間44分(休憩9分含む)
下り:2時間19分(休憩31分,小荒島岳ピストン含む)
歩数:約26,000歩
標高差:1,120m







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