鳳凰三山2泊3日(その6)

山登りに興味のない方に朗報です。ええ,今日でこの鳳凰三山の山行記が終るんです。テヘヘ。明日からは別の山登りの記事になります(ウソですよ)。

観音岳山頂でおばはんたちを待っている間に,いろんな人が山頂にやってきては去っていきます。何人かの方とはお話もさせていただいたんですが,そのうちおそろいの服を着たどこかの山岳会みたいな集団のおひとりによると,夜叉神峠に車を停めてそこから登って南御室小屋または薬師岳小屋に泊まって広河原(北岳の登山口があるところです)に下り,バスで夜叉神峠まで戻るってのが比較的楽なコースですよと。なるほど・・生の情報というのはやはり大事だ。まあ南アルプスにうんざりした我々ヘタレ一行がもう一度来ることはないと思うんですけど(笑)

ちょっぴり仮眠してから登ってきた方を見張っていると・・おばはんたちを発見。
おばはんたちよりずいぶん後に出発した老人グループ(クラブツーリズムのツアー登山客)たちよりも,未だに後ろにいるじゃないか!!

s-IMG_1603.jpg
フジシマ・オバハン・長老の雄姿

おばはんは見るからにヘロヘロ。遠くから見てて笑っちゃうくらいヘロヘロ。
しかもしょっちゅう立ち止まってるしww・・・こりゃあ時間がかかるはずだわ。

10:30にようやくおばはんたちも観音岳山頂へ到着。ようやく5人がそろったのです。思わず僕たちはこう叫んでいました「5人そろってゴレンジャー!」(もちろんウソ)
ココイチ大好き人間の僕はさしずめキレンジャーってところか。

「いやぁ,オベリスク最高だったわ。」「ここの登りもきつかったわあ。」と屈託なく話すおばはんに待ちくたびれた僕とマスターは生返事w
前日まではオベリスクのことをオリベスクと言っていたおばはん(ていうか長老もマスターもオリベスクと言っていたww)も,ようやくオリベスクじゃなくオベリスクと淀みなく言えるようになったようでなにより。

s-IMG_1609.jpg

s-IMG_1611.jpg

おばはんが凍らせて持ってきた大福餅とコーヒーをいただいて薬師岳へ向けて出発します(11:11)。いやあ,大福餅がうまくてねえ。

2時間以上も観音岳で待っていたので完全に体は冷え切り,すべてがリセットされちゃってます。気を付けて歩かないと(笑)

s-IMG_1615.jpg s-IMG_1619.jpg

あたりはすっかりガスに覆われました。
ここからは稜線のなだらかな下り道。ガスがなければかなり気持ちのいい道じゃないかと。

ときどきガスが晴れて振り返ると

s-IMG_1625.jpg
観音岳

が恥ずかしげに顔を出します。

s-IMG_1627.jpg s-IMG_1630.jpg

盆栽のような形の木(盆栽のことは全く分からないのであくまでイメージです)がたくさんあります。強風でこんな風に曲がってしまったんですね。紅葉もいい感じ。

s-IMG_1634.jpg s-IMG_1636.jpg
コケモモ/ハイマツとシャクナゲ

モモレンジャー(おばはん)は登りは弱いんだけど,下りは段差が大きくなければそこそこのスピードで歩けるので

s-IMG_1637.jpg

老人グループに追いつきました!
たぶん彼らはずっと一定のペースでゆっくりと歩いているんでしょう。
ウサギとカメのカメですな。2時間も山頂で休んでた僕はウサギ(望んでウサギになったわけではないのだが)

11:41に薬師岳山頂に到着。

s-IMG_1639.jpg

ときどき北岳がうっすらと見えたり見えなかったり・・・チラリズム。

本当のピーク(2780m)はここから少し離れたところにあるのですが立ち入り禁止のロープが張ってあったため登頂は断念。しかし明らかに人が歩いたような道ができておりましたわ・・・うーん。

s-IMG_1640.jpg
2780mピーク

薬師岳小屋はここから少し南側へ下ったところにあって

s-IMG_1641.jpg

すばらしい紅葉の中に屋根だけが確認できました。

さて中道コースを通って下山します(11:52)。

s-IMG_1643.jpg s-IMG_1642.jpg
中道とか青木とか僕の知人の名前に従う

s-IMG_1654.jpg

序盤はなかなか厳しい下りが続きます。

s-IMG_1661.jpg

眺望は全くききませんがシラビソ林が美しい。

s-IMG_1664.jpg s-IMG_1665.jpg
御座石(12:38)

道標には青木鉱泉まで2時間45分とありますがこんなもの信用できません(笑)
しばらく休憩してから出発。
何人か登ってくる人たちとすれ違いますがみんなキツそう。「ハァハァ。とにかく,ハァハァ,長くて。ハァハァ」・・・と。この後急登が待ってますよとはとても言えません。

s-IMG_1668_1.jpg s-IMG_1669.jpg

この後もしばらくは段差の大きい下り道が続きますが

s-IMG_1672.jpg

標高2,000mくらいで笹に覆われた気持ちの良い道に変わり,傾斜も緩くなりかなり歩きやすくなります。そして,この辺りでふたたびパーティは二つに分かれることに。

想定していたスケジュールからの遅れが甚だしく,このままだと下手したら敦賀に着くのは深夜になっちゃう可能性も。
中道コースは登山口から青木鉱泉まで林道を40分歩かなきゃいけないのですが先にオレとマスターが下山して青木鉱泉の駐車場からクルマをとってきて登山口までおばはんたちを迎えに来ればかなりの時間短縮になるはずだと。それにマスターはゆっくり下りると膝に負担がかかるから(踏ん張るから膝に負担がかかるのだという)自分のペースで小走りに下りたいと。

よしわかった。じゃあ僕もマスターについていこうか。滑落コンビがまさかの再結成(笑)。過去のわれわれ二人合わせて3度の滑落例から見ても下山直前が一番危ないので慎重にしかし少しスピードを上げて下っていきます。

ここから登山口までの写真は割愛。特記なしということで。

右足のつま先の指の痛みに耐えながらなんとか登山口に到着(14:38)

s-IMG_1686.jpg

薬師岳山頂から2時間46分でした。
ええ,マスターも僕もそれぞれ1度ずつこけました(笑)

登山口の道標なんですけど・・・

s-IMG_1688.jpg

薬師岳4時間30分と書かれてますが,4のところに×がされており6と書き直されてます。「これ本当です」とも書かれておりまして(笑)
ええ,この山の標準コースタイムと言うのは信用できないんですよ,やっぱり。ていうかこの山は急登で歩きにくいため体力により人によってすごい差が出ちゃうんじゃないかと。

少し休憩して林道を青木鉱泉へ。ショートカットできる道は川が増水しているため橋が通れないということで大回りして青木鉱泉へ。

s-IMG_1695.jpg

サルが栗を食ってました。

s-IMG_1703.jpg
青木鉱泉駐車場(15:16)

フジシマのパジェロを僕が運転し林道を登っていきます。ちょうど登山口でおばはんたちを発見。グッドタイミングでした。林道は当然未舗装でしたからパジェロが大活躍(僕のミニバンだとたぶん厳しかったと思う)。

この後,諏訪湖SAの風呂で汗を流し,夕食を食べ敦賀着は22:40でした。
無事に帰還できたことを神様に感謝しながらテントを干し,久しぶりに布団で眠りについたのでした。

【総括】
南アルプスが北アルプスに比べて人気のない理由がよくわかった山行でした(笑)
docomoは青木鉱泉~鳳凰三山ほぼ全域で通話可。auはつながったりつながらなかったり。softbankは予想通り無用の長物。
南アルプス入門の山,初級と言う割には過酷な山だった。日帰りは僕よりもさらに健脚者のみに許される(僕には日帰りはやってやれないことはないけれどちょっと厳しいと思う)。
天気に恵まれたのが何より。また食事を自炊としたのでずいぶん安くあがりました・・おばはんのおかげだ(と最後に持ちあげておこうww)


【実績行程】
1日目敦賀10:05
青木鉱泉15:30
2日目青木鉱泉06:44
南精進ヶ滝08:40(休憩2分)
鳳凰の滝09:33(休憩3分)
白糸の滝10:59(休憩10分)
五色の滝11:36(休憩15分)
鳳凰小屋12:55(休憩35分)
地蔵岳山頂14:22(周辺散策1時間15分)
鳳凰小屋16:10(泊)
3日目鳳凰小屋07:32
鳳凰小屋分岐08:18(休憩19分)
観音岳山頂09:01(休憩2時間10分)
薬師岳山頂11:41(休憩10分)
御座石12:38(休憩14分)
中道登山口14:38(休憩5分)
青木鉱泉15:16
敦賀22:40


スマホが故障したため今回はログがありません。あしからず。



この記事へのコメント

  • ツギロウ

    popさん こんにちは

    鳳凰三山お疲れ様でした。ゴレンジャーでの戦いっぷりお見事です。老人軍団とのバトルや滑落コンビの再結成など、ひっでもんにおもっせかったです(笑)
    戦闘力がバラバラ(おばはんさん、3って・・・)で計画するのも、実際の山行も大変だったと思いますが、最後は大団円にまとめるあたり、さすがpopさんですね~

    ツギは地球のどこらへんの平和を守りに行くのか?楽しみにしております。
    2015年10月07日 00:39
  • poptrip

    >ツギロウさん

    ホントは同じくらいの戦闘力の人と山に登るのが効率的なんですけど,それだけじゃあないんですよね。山の楽しみ方って。

    パーティでの行動はサブリーダーが先頭を行き,歩きやすいルートや危険個所などを確認して二番目に歩く一番体力のない人に合わせてペースを作って歩き,リーダーの僕が一番後ろで全体を見ながら休憩のタイミングなどを決めるってのが鉄則なんですが,リーダーとサブリーダーが二人とも戦闘力の低い3人を置いて先行してしまうという(笑)
    まあゆる~い山行だし長老は経験豊富だし,危険な山にも行きませんから勘弁願いたいと。

    ツギは「独り」でどこかへ行こうかと(爆)
    2015年10月07日 20:32

この記事へのトラックバック