読書日記(2016年7~9月)

今年のノーベル文学賞はまさかのボブ・ディランという・・・村上春樹はまだ若すぎるのかもしれませんな。
なんでボブ・ディランなんですかね。その答えは風の中さ。風がしってるだけさ。ってことでしょうか。

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スクラップアンドビルド/羽田圭介

老人介護のお話です。今のところ介護とかにほとんどかかわりのない自分にはなかなか読んでいてつらい話だったわけですが,まあそれなりの話でしょうかね。芥川賞作品ってのはやっぱりあまり理解できない・・・


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スコーレNo.4/宮下奈都

宮下奈都の中でも評判がよかったこの作品。No.1~No.4の4つに分かれていて主人公の成長を描いて行くというものなのですが正直No.1とNo.2を読むのがしんどかった。全然面白くないんだもん。ただ,それを我慢して読み続ければ最後はハッピーになれます。


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陽気なギャングは三つ数えろ/伊坂幸太郎

久しぶりのギャングシリーズ第3弾。やはりこのシリーズは面白い。相変わらずのキャラが立ちすぎの登場人物たちの会話が楽しい。伊坂幸太郎の作品って全部読んでいるんですけど一冊も購入してないんですよね(ゴメンナサイ)。だいたいここ10年で購入した小説って村上春樹と池波正太郎くらいしかないんですよ。ケチだからw


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村上海賊の娘/和田竜

面白かった!村上水軍とか毛利水軍とかそんなの全然知識がなかったからさらにオモシロく感じたのかもしれません。ちょっと説明がくどいなあと思うところがあったりもしましたが数年前の本屋大賞ってのは伊達じゃないですね(アレ,ハズレもありますけどw)
なお,村上ショージも村上水軍の末裔だそうです(ホントかどうかは不明w)。


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のぼうの城/和田竜

豊臣秀吉が北条氏を責めた時に唯一,落とせなかった城の話。「村上海賊の娘」はちょっと長すぎるなあと思ったんですが,この作品はちょうどいい。面白かった。

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教団X/中村文則

アメトークの読書芸人でピース又吉とオードリー若林が絶賛していた本(あの放送のあとバカ売れしたらしい)。ケチな僕でさえも買おうか随分迷ったんですけど,ようやく図書館で発見。
政治・宗教・思想・物理学・セックス・・とにかくありとあらゆるものが詰め込まれたスゴイ小説です。僕はかなり楽しめましたが,Amazonの書評ではかなり評価が低いです。ええ,ストーリー性みたいなもんはあまり重視されていない小説ですから。あまり他人にオススメできる本ではないような。ていうかあの読書芸人で薦められてた本って一癖もふた癖もあるような本ばかりだったな。純文学ってのがもともとそういうもんなんだろうけど。ただ,純文学ってハマる作品はメチャクチャハマるから・・・


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春琴抄/谷崎潤一郎

たぶん谷崎の作品を読むのは初めて・・非常に短い小説なのですが句読点も改行もなく非常に読みづらく,小説自体もイマイチ面白さが理解できず,残念な結果に終わりました。
ムスメはいままで読んだ小説の中でベスト3に入る作品だと絶賛しているわけですが,僕は耽美主義あるいは美というものに対する感受性が弱いのかもしれません(笑)






で,図書館あるあるなんですけどね・・
借りたい本が下巻しか置いてないってやつ。

西加奈子の「サラバ!」

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あった!っと思ってよく見てみると下巻だった。ってのがね,3回くらいあったんですよ。これどういうことよ。村上海賊の娘は上巻を鯖江で借り,下巻を武生で借りたんですが武生には下巻しか置いてなかったですね~ww


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サラバ!/西加奈子

漸く借りれました。上巻は鯖江で,下巻は越前市図書館で。
いやあ面白かった。こんなに待たずに買えばよかったよ。
ある男の30代後半までの自伝のようなものです。普通の人(ある意味普通じゃないんだけど)がいろんなことに悩み,トラウマを抱え葛藤しながら生きていく。一言で言うとそんな話なんですが,純文学とはこうあるべきだというような作品です。話はゆっくりと進んでいくのでミステリーなどの娯楽小説・大衆小説に慣れている人にはちょっとキツイかもしれませんが,村上春樹の長編を読んでいるような気になりました(もちろん文章も内容も全く違うんですけどね)。
西加奈子の中ではこれがフェイバリットな作品となりました(ていうか他の作品はいまいちよっくわからないものが多い)。今年読んだ本ではこれがナンバーワンかも。ただ,Amazonでは酷評もいっぱいあるので・・・(又吉の「火花」なんて僕には全く理解不能だったんだけど高評価もあるし,わからんものんですなあ)


富嶽百景/太宰治

西加奈子の「サラバ!」を読んでいたら「太宰って笑えるよな」「特に富嶽百景なんかが」みたいな会話があったもんで太宰ファンの娘に話をしてみたところ,あんまり笑えた記憶のない短編だと。そしてネットで無料で読めるよ~なんていう情報(作者の死後50年を経過したことにより著作権が切れたものを無料で後悔している「青空文庫」というサイトがあるのです。いやぁ知らんかったわ・・・)をいただきさっそく読んでみたわけでございます。・・・えっと・・・どこで笑えるのか僕にはさっぱりわかりませんでしたw
ていうか,「富士には月見草がよく似合ふ」という文を読んで,これ昔読んだことあることを思い出しました。教科書に載ってたのかな。短い物語だしなによりタダで読めるので興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。




この記事へのコメント

  • Herr Katze

    わたしゃ基本的には作家買いで気に入った人のは
    新作出ると買うってスタイルなんで
    ほぼ図書館に行かないという

    あと
    無料で後悔しちゃいかん
    有料ならいいのかってそういう話でもなく

    ボブ・ディランはないわー
    2016年10月13日 23:57
  • poptrip

    >Herr Katzeさん

    僕は最近は図書館専門ですね~
    無料で後悔しちゃいけませんね(笑)
    すいません。
    2016年10月16日 21:02

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