鹿児島市電

僕の心の奥底には新たな野望が芽生えていた。

日本の路面電車すべてに乗るというものだ(もちろんすべての路線,すべての車両に乗るという意味ではない)。
wikipediaによると日本の路面電車は19(運営主体ベース)ある。実はこのうち乗っていないのは札幌市交通局,函館市企業局交通部,熊本市交通局,鹿児島市交通局の4つだけなのである。
そして今回の旅程の中には熊本と鹿児島の路面電車に乗るチャンスがある。このすべての路面電車制覇という夢も現実味を帯びてくるわけだ。

まずは鹿児島市交通局の鹿児島市電である。

とりあえず,やってきた超低床車両の1000形(1015)に乗って天文館通電停まで。

車内で市電・市バスシティビュー一日乗車券(600円)を購入する。

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スクラッチ方式

1区間170円なので4回乗ればモトがとれる計算だ(4回なんて余裕のよっちゃん)。

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天文館通電停にて

この1000形はリトルダンサーのタイプA3というやつ。

リトルダンサーとは、アルナ工機(現・アルナ車両)・東芝・住友金属工業(現・新日鐵住金)・東洋電機製造・ナブコ(現・ナブテスコ)で共同開発された、超低床型路面電車車両シリーズの呼称である。1999年よりアルナ工機において超低床路面電車の開発プロジェクトが開始され、2001年より量産が開始された。(wikipediaより)

どうもこの1000形はユートラムという愛称がついているらしい。すぐに愛称を付けたがるのは路面電車低床車両の悪い癖です(笑)

そして前日の記事の通り城山まで観光がてらぶらぶらと歩きラーメンを食べると

水族館前電停から

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2100形(2114)と9500形(9514)

9514に乗り,終点の鹿児島駅前まで乗る。

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2100形(2101)

鹿児島駅前停留場は3面3線式。
入線するときに運転士がドアを開けてポイント切換ボタンを操作していた・・・ように見えたのだが,youtubeで動画をさがしてみてもそういうシーンが見つからなかったので僕の見間違いあるいは記憶違いかもしれない。

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この僕が乗ってきた9500形,外見はそれほど古そうに見えないのだけれど昭和感もある。

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調べてみると1960年代に製造された車両を更新したものだということだ。道理で。

さて,鹿児島と名の付くJRの駅は「鹿児島中央駅」と「鹿児島駅」のふたつがあり紛らわしいのだが,鹿児島駅のほうは,

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ご覧の通り,鯖江駅並みの小さな駅なのである。あ,鯖江駅並みというのは言い過ぎでした。スイマセン(笑)
鹿児島駅前電停は1系統と2系統両方の起点となっているため,次から次へと電車がやってきて飽きない。絵を描いている幼稚園児たちに混じってしばらくここでペットボトルのお茶を飲みながら休息。

カメラを首から下げた怪しいおっさん(オレ)。
大丈夫だよ,君たち。怖がらなくても。
おじさんはこう見えても子どもには寛容なんだから。

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7000形,7500形,9700形

最新型の超低床車両7500形(7502・リトルダンサータイプX)がやってきたのでそれに乗ることにする。もちろんこれにも愛称がついておりユートラムⅢという。ⅢがあるということはⅡもあるわけで,となりの7000形がユートラムⅢ。安直なネーミングだが悪くはない。福鉄が新型車両を導入した場合(いつになるんだろう?),FUKURUMⅡにするのもありだよな。ていうか愛称なんてつけなくても・・・つけるよな絶対。

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低床車両にしては珍しいロングシート。LRTってみんなクロスシートで座席が高くなっている印象があり(無駄なスペースも多く,機器の収納の関係なのかと思っていた),これにはちょっと驚き。できるんじゃねえか,こういうシートの配置。

この後はできるだけいろんな車両に乗りたいと(鹿児島市電はいろんな車両があるのだ),乗ったり降りたりを繰り返していたためいまいちどの電停でどの車両に乗降したのか記憶があやふや。SDカード内に残っている画像から自分の行動を推測しながら記事を書き進めることにする(笑)

どうも7000形(7002・リトルダンサータイプA5)にも乗ったようだ。この車両,最初に乗った1000形と同じで運転席が完全に独立した車体に収まっており客室は真ん中の車体のみ。こういうタイプの路面電車は僕,初めてなので最初に1000形に乗ったときもちょっと面食らった。

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運転席と出口ドアとの距離があるため,運転席がアームで回転するようになっていて出口の方まで運転士が座ったまま移動できるようになっているのよ(たぶん言っている意味が分からないと思うけどw)。

涙橋電停を過ぎると専用軌道となるのだが,写真が一枚も残っていない。所詮オレはただの乗り鉄。しょうがない。
1系統の終点である谷山電停は,

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日本最南端の電停だそうである。
谷山電停からJR谷山駅まで歩き,知覧を観光したのちふたたび谷山電停から郡元まで(たぶん9509に乗ったと思われる)。ここで2系統に乗換え神田(交通局前)まで。

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車庫の様子を伺うのは恒例と化している。
この後もたぶん9500形に乗り鹿児島中央駅前電停に戻った(と思われるw)。

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丸泰のマーク,どっかの路面電車で見たな・・・

鹿児島市電の概要をここでまとめておく。
降りるときは降車ブザーを押すという方式。
軌間は標準軌(1,435mm)。
併用軌道は,センターポール化されている。
ICカード対応。ただSuicaなどとは互換性のない鹿児島独自のICカードであり・・・

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500形,600形という旧式の車両に乗りたかったのだがタイミングが合わず,乗ることは叶わなかった。次回はゆっくり鹿児島市内をおとずれてみたい(桜島に行ってみたいんだよね~)。

鹿児島中央駅でコインロッカーからキャリーバッグを取り出すと(あやうく忘れるところだったw),僕は九州新幹線で熊本へ向かった。


実は,鹿児島に来る前にすでに僕はリトルダンサーと出会っていたことに気づいた。

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敦賀で函館に運搬されるのを待つリトルダンサータイプC2(2018年1月 敦賀市内にて)

ていうか豊橋鉄道T1000形ほっトラムも,阪堺電気軌道1001形堺トラムもリトルダンサータイプUaなのだそうで・・・知らんかった。
こんな僕ですが,いちおう日本の路面電車すべてに乗るという野望を・・・(←しつこいな!)



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