福井市の老舗「スパゲティ ピラフ イタリア」初体験

以前から気になる店ではあった。
その存在を意識したのもずいぶんと前田。いや前だ。
でもなんとなく入る勇気がなかったというのが正直なところ。

この日も実は別のラーメン屋さんに行くつもりだったのだけれど想定外の土砂降りで福井鉄道福井城址大名町電停から歩く気がなくなってしまったので屋根のあるところだけを使っていけるお店でどこかないかと頭をフル回転させて思いついたのがこのお店だった。

ユアーズホテルの地下1階にあるスパゲティ・ピラフ専門店「イタリア」である。

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なかなか降りるのに勇気のいる階段である(笑)

あ,小心者のオレだから感じる妙な圧迫感なのか・・・でも昭和が残るその外観は意外と僕ら世代を引き付けることがあるのも確か。相反するこの磁石のS極とN極のようなその狭間で,僕は無心で足を踏み出していた。

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SINCE 1971 スパゲティ ピラフ イタリアと最近ではほぼ使われなくなったであろう昭和っぽい手書き感グンバツのフォントがふんだんに使われた看板に僕はノスタルジーをほんの少しだけ感じずにはいられない。

スパゲティという単語自体がもう遺物と化している感すらある令和の時代。でもwikipdeiaによると

近年、懐かしさや目新しさを求め、単体料理としてのナポリタン人気が再燃している。
この点について、片岡義男は、ナポリタンが復興したのではなく、バブル崩壊に伴う経済的縮小により本格イタリアンが衰退したのだという論を紹介している


人気が再燃しているの・・か?
まあこうして僕も来ているくらいだからな(笑)

なお,wikipedeiaのナポリタンの説明はかなり充実しています。こんな引用も。

正統のナポリタンは、アルデンテなどであってはならぬ。きのう茹で上げて冷蔵庫に眠っていたような、ブヨブヨのスパゲッティが好もしい。それを少々の玉葱とウインナソーセージの薄っぺらな輪切りと、真赤なトマトケチャップで炒める。実に素朴な、変えようも変わりようもない、完成された味であった。
— 浅田次郎、『パリわずらい 江戸わずらい』小学館、2014年、p.148



思っていたのとは違っていて,店内はカウンターのみのまさに昭和の喫茶店というかラーメン屋さんといった様相。照明もどちらかといえば暗めで今風のイタリアンレストランとは明らかに一線を画している。

メニューを一通り眺めた結果,シェフおすすめの一言に釣られナポリタンをオーダー。
カウンターの一段上の部分にスプーンとフォークが置かれる。

しばらくして出てきたナポリタン。

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うん。
アルデンテなどではあったはならぬ。
浅田次郎の言うとおりだ。

でもね・・・美味しいけど,950円はちょっと高い気もするな・・・
もう一品なんかがついてくるといいんだけどな。

でも懐かしさ満点のこのお店。
悪くないね。




この記事へのコメント

  • Herr Katze

    うーん
    これで950円はたしかに高いですよね
    せめて750円ってとこかなー


    また機会があったら行きますか?
    2019年10月29日 01:25
  • poptrip

    >Herr Katzeさん

    金銭感覚は貴殿と似てるかも(笑)
    自分からは(特に一人では)もう行かないかなー。
    誘われれば行きますけど。
    2019年10月30日 19:56