カンボジアへの旅~第十章

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トンレサップ湖から市街地へ戻りました。
あ,ブログを書くまではトンレサップ湖のことをトレンサップ湖だと思っていたことをここでカミングアウトします。

オールドマーケット散策です。
このツアー・・・あまりにも盛りだくさんな内容でハードスケジュールのためオジサンたちは疲労困憊。僕49歳がこのケチ御一行でいちばんヤングなんですから。最年長は64歳。いや元気なおじさんだよ。いやおじいさんといっても間違いじゃない年齢じゃないか。

そしてバスを降りる前に驚きの言葉がガイドさんの口から。

「オールドマーケットで2時間くらいフリータイムとなります」

にっにっに・・にににに2時間だと!!
疲れ切ったこの老体に2時間も暑い中に放り出そうって言うのか。やっぱ日本にいる間にもう少し詳しいタイムスケジュールが欲しかったな。30分くらいオールドマーケットを散策するもんだとばかり思っていたんだよ。

いちおうガイドさんにこのあたりを歩くときにカメラを首から下げていても大丈夫ですか?治安は?と尋ねてみたのですが,この辺は治安はいいから大丈夫ですよと。もちろん夜,暗くなったらどうなのかはわかりませんが明るいうちはいかにも観光客って雰囲気出しててもオッケーみたい。もちろんそう言われても警戒は怠りません。

バスを降りてまず困ったのが道路をどうやって横断したらいいんだってこと。クルマとバイクがひっきりなしに目の前を通っているわけですが信号がないのです。横断歩道もないので,もう勇気をもって渡るしかありません。強引にわたり始めるとクルマもバイクもスピードを落としてちゃんと僕らに道を譲ってくれるんです。もちろんあまり無茶な横断をするとクラクションを鳴らされたり事故にあう危険もあるので注意が必要。

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オールドマーケットの恐ろしいところは,どの商品にも一切値札がついていないというところ。歩いていると「コニチワー」って声を掛けられます。「Tシャツ安いよ」と言うので「あとで」って言うと「今なら安くするよ」ってホントに日本語が上手。Tシャツは1ドルくらいで買えそうな雰囲気なんですが,置いてあるTシャツはノースフェイスやアンダーアーマーといった今回の旅で僕が着用していたブランド。ええ,僕が清水の舞台から飛び降りるつもりで購入している5,000円くらいするTシャツなわけ。長老がカンボジアで担いでいたザックはコロンビアなんですがコロンビアのザックやズボン,ノースフェイスのザックにさらに僕が今回の旅で持ってきたドイターのザックまで置いてあります。もちろん本物のはずもなく。

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食料品売り場はなかなか興味深い食べ物が並んでいましたが,もちろん見るだけ。
そんなこんなで一回りしたところでなんとか30分ほどが経過しただけ。これは耐えられましぇん。と意を決して1号2号にカフェにはいりましょう。と提案。ケチな彼らが首を縦に振るとは思えなかったのですがさすがに疲れていたようでこの提案は受け入れられました。よかった。逆に言えばそれくらいみんな疲れ切っていたんです。

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cafe Amazonというお店に入りましてAmazonという店と同じ名前のコーヒーをアイスで。$3はしなかったかな。量が多いのと,デフォルトでガムシロップとミルクが投入されているのが・・・
翌日のツアーの担当だったガイドさんのハナシだとこのカフェはタイから進出してきたカフェチェーンでタイのコーヒーは甘くて濃いんですよって。おっしゃる通りのお味でした(笑)
なお,cafe Amazonはタイ国内だけで1,500店もあるんだそうで。しかも日本にも進出していてその第一号店は福島県の川内村というところにオープンしたんだと・・・(今も日本で営業しているかどうかは不明)

エアコンの効いた店内で落ち着くと,思考回路も正常になり・・・

「あっ!!この近くにRED PIANOがあったんだ!」という重要事項を思い出しました。

RED PIANOはアンジェリーナ・ジョリーが「トゥームレイダー」のロケに来た時に通ったというバー。初日の夕食をとろうと考えていたところです。しかし,もうこの後は夕食だしいまたっぷりのアイスコーヒーを飲んだばかりだし・・・見るだけでもいいか。せっかくだから街の雰囲気も味わっておかないと。

ベホイミでライフポイントを回復したパーティは徘徊を始めることにしました。パブストリートは歩行者天国になってるのかな。

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THE RED PIANO

パブストリートのビールは安いです。
どのお店もだいたい$0.5と書かれています。まあこれにサービス料とかがかかるのかもしれませんがコンビニの缶ビールが$1でしたからね。日本人が経営していると思われる和食のお店もありました。

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このあたりをあるいていると気のいいお兄さんが僕にだけ声をかけてきます。

最初は,「トゥクトゥクは?」
と普通の会話を始めてくるのですがそのうち
「おっ〇い,×ミ×ミ」「カンボジアの女の子,ス〇〇〇ま〇〇よ!(←〇のなかは想像してください)」とか,あとはとてもここでは書けないような卑猥な言葉を次から次へと(笑)
とてもフレンドリーで(客引きはたいていそうですよねw),ハナシをしてると面白いのですがこんなのについていっていいことがあるはずはありません。時間もないし。

僕にだけ声をかけてきたのは,僕がエロいのを看破されたから。
ということはなく,見るからに僕以外のオッサンたちは初老に見えたからだと思われ。
だって,僕がいちばんマジメそうに見えている・・・・はずなんだから。

そのうち辺りは暗くなりはじめ,

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イルミネーションが点灯します。

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屋台も盛況の模様。
うまそうなものもあったんだけど,もちろん危険なものには手を出しません。
ツアーじゃなかったら,なんか買ってたかもしれないけどね。

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2時間の自由時間をそれなりに楽しみました。

お迎えのワゴン車に乗り,夕食会場へ。
連れていかれたのはカフェ・クリスタル・アンコールというお店でした。

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ここでは,スバエクと呼ばれる影絵芝居を鑑賞しながらのディナーとなります。

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この日はカンボジアビールを

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カンボジア料理だそうですが詳細は不明。
毎度のことなんですけどすべておまかせで,それに特に料理について説明もないからよくわからず食べているのでございます。自分でレストランとかへ行ったらメニューを見ながら考えるだろうから,また楽しみ方が変わってくるような気もするんですが。

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ピントが・・・疲れてたんだな(笑)

さて,そのうちスバエクが始まりました。
いちおう日本語であらすじが書かれた紙が配られています。ラーマーヤナの一部を影絵で演じているようなのですが・・・・あ,いちおう僕,高校では世界史を選択していたのでラーマーヤナ,マハーバーラタという言葉だけは記憶の片隅に残っております。

芝居はクメール語でずーっと進むもんだからさっぱり内容が理解できず。あらすじを書いた紙を何度も読みますが,あらすじのどの部分を演じているのかすら途中まで分かりませんでした。これはツライ。何度寝そうになったことか(演者たちには大変失礼にあたるのでいちおうちゃんと見ていました)。周りの人たち(みんな日本人)も退屈そう・・・これは個人的にはオススメできません。

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ここは地獄か,と思うくらい・・・疲れ切っている中でのこの内容の分からない芝居をじっと座って見るというのは苦行以外の何物でもありません。上手なのか下手なのかも分からないし,これが1時間近く続くんですよ。

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やっと終わったかと・・・心からホッとしました。
今回の旅は疲れた疲れたを連発していたんですが,一番疲れたのがこの影絵芝居鑑賞でした。3日目のディナーでこれはキツイ。好きな人は好きなんだろうけどね。

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前夜に鑑賞したアプサラダンス,そしてこのスバエクのような伝統芸能はポル・ポト政権時に知識人だけでなく芸術家も粛清されてしまったため存亡の危機にあったそうです。

この影絵に使われているスバエクというのものは牛の革ででできています。

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バンテアイ・サムレのお土産物屋さんで撮影

いやあ,この日も長い一日でした。
相変わらず食欲はあまりなく,疲れがとれない。たまる一方のような。


(つづく)


この記事へのコメント

  • Herr Katze

    あの影絵のやつスバエクっていうんですか
    それは初めて知りました
    なかなか演じるのにノウハウが必要みたいで
    絶滅の危機だったんですね
    一回見たいです

    ラーマーヤナといえばハヌマーンですよね
    ウルトラマンの映画にも登場してるんですよねハヌマーン
    やっぱり一回見たい

    でもラーマーヤナより
    マハーバーラタのほうがインド神話的にはおもしろそうかなー
    2020年01月07日 23:24
  • nipper

    食料品売り場の赤いぶら下がってるものは、、ソーセージっぽいですが、それならばなかなかの大きさ( ゚Д゚)レクサスも走ってます??不思議。
    疲労感がただならぬ気配ですが^^;
    2020年01月09日 12:40
  • poptrip

    >Herr Katzeさん

    さすが博学ですね。
    ハマヌーン・・・もちろん初耳ですわ。ハマカーンなら知ってるんですけど。そして僕はラーマーヤナとマハーバーラタはタイトルだけしか知らない男です(今回の旅行でガイドさんから乳海攪拌や亀のお話などを聞いてへーってなったていどの男です)。なんかすいません。
    2020年01月09日 19:49
  • poptrip

    >nipperさん

    あれはソーセージですかねえ。グロいものはもっといっぱいあったんですが撮影しておりません。
    レクサスをときどき見かけるのがホント不思議で・・・向こうではなぜかカムリがよく走っていました。
    2020年01月09日 19:55