さよなら,ミルキー

西山動物園のミルキーの嫁入りが決まった。
きっと喜ぶべきことなのだろう。
前の夫であるたいようは新妻かのこを迎えたのだから,ミルキーが嫁入りしても何の不思議もない。赤ちゃんを産んだという実績もある。ただその赤ちゃんは数日後に亡くなっている。

週末の西山動物園レサパン詣はもはや僕のルーティーンとなっているのだが,今回の訪問はミルキーとのお別れが主題となった。

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この日,西山動物園は雨だった。
ミルキーとの別れを鯖江の空も惜しんで泣いているかのような,春の淡い匂いのする雨だった。

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傘をさして歩き出す。
まずは長泉寺山山頂を踏んでから,動物園へ。

雨の日の別れはなんとなくつらい。
雨と別れのしんみりがシンクロして増幅されるような気がするからだ。

ミルキーは常同行動が多く,同じところを行ったり来たりしてばかりで,きっと一般の見物客が見ても面白い個体ではなかった(この展示場でたいようと別れて一匹になってからのハナシ)と思う。木の上に登って僕らを見下ろしカメラ目線をしてくれるライトや,東屋の上や梯子の上でポーズをとるモッチーのほうが,ほんの少しの時間だけしか動物園に滞在しない人たちにとっては見栄えがするからだ。

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ミルキーを見ていると,「あのレッサーパンダ,ずっとあそこを行ったり来たりしてるね」「部屋に戻りたいのかな」なんて言う人の声をよく聞いた。この日も上画像のような常同行動が見られたのだが,いつもとは少し違う行動も見せてくれた。

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あまり歩くのを見たことがないルート

雨にもかかわらず,コロナウイルス蔓延中にも関わらず駆け付けたマニアのために多少のサービスをしてくれたのか。雨の日はほとんど人がいない西山動物園にはそこそこの数のマニアさんがいていつもと違う雰囲気をミルキーも感じ取ったのかもしれない。

ミルキーは常同が多いのだけれど時々くしゃみ(だと思う)をしたり,キーキー泣いたりと個性的でチャーミングな女の子。この日も入園する前からキーッ!っていう鳴き声が耳に入ってきていた。最近は野鳥探しも兼ねているため特に動物の鳴き声には敏感になっているせいもある。

ランチタイムを見てから帰ろうと待ち構えていたのだけれどなかなかミルキーのところに飼育員さんがやってこない。すべての個体の中で最後にミルキーのところに食事をもってやってきた飼育員さんが扉を開けるとそのまま開いたドアを通って寝室へ戻って行ってしまった。これはコメディーだ。この展示場よりも寝室の方が好きなんだな,きっと。数分後,飼育員に連れられてミルキー入場。



いつもより長い時間直接食べ物を渡していたように思う。
このために,ミルキーのランチの順番が最後になったんだなきっと。

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見ようによっては(口元にモザイクをかけると)ひどくいやらしい写真になるww

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ニンジンは,自分でたべなさいということで,飼育員さんが退場してから東屋でゆっくりと味わっていた。



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さよなら,ミルキー。

さて,ほかの子たちもいちおう。

この日のオスどもは,低姿勢。
低姿勢コンビがこちら。

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モッチー

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ライト

食事が終わると皆さんおねんね。

雨の日は親子は室内っていうパターンか。

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まつばに寄り添うのはニーコ。
少し離れてレイファ。

雨に打たれながら寝るオスども。

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モッチー/ライト

ミルキーはまだ洗顔中だった。

そして再度,長泉寺山山頂へ行ったあと

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ミルキーにホントの最後のご挨拶。

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寝ていたんだけど僕の気配を感じて半目に。
いや起こしてしまったか。スマンスマン。

さよなら,ミルキー。

さて,ミルキーの移動先であるアドベンチャーワールド。
距離的にはそうでもないのだけれど,行くにはかなり勇気のいる場所だ。交通の便があまりよくないためとにかく時間がかかるのだ。大阪からバスで3時間半。

距離もそうだけど時間的に遠いのだ。
日帰りはまず不可能。

敦賀の社宅に住んでいたころ,いちど社宅の数家族で白浜(アドベンチャーワールド)へ行くことになった。男どもはゴルフ,女どもは子供とアドベンチャーワールドにでも行くというようなプランだったと記憶している。だが自分の子どもの別の用事ができたためその家族旅行への参加は叶わなかった。それ以来アドベンチャーワールドへ行こうなどというお誘いはないし自分一人で行くにはお金も時間もかかり機会に恵まれていない。ミルキーに赤ちゃんが生まれたりしたら,思い切って行ってみようかなどと思っている。

この記事へのコメント

  • くまごろう

    愛だな。レサパン愛。いや、ミルキー愛か?
    2020年02月24日 06:11
  • poptrip

    >くまごろうさん

    愛とか言われると恥ずかしいなあ(笑)
    愛まではいかないかも。
    2020年02月24日 20:00