2017年10月31日

読書日記(2017年9月〜10月)

ここ最近は小説よりも実用書を多読しております。その一部をご紹介。

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スズメの謎/三上修

スズメは日本に何羽いるんだろう。そして増えているんだろうか,減っているんだろうか。そしてどうやって調査したらいいのだろうという疑問から始まりそれを解いていく過程と結論がわかりやすく書かれています。面白かったです。先日の福井新聞の六呂師高原のスズメの記事にこの本の著者のことが書かれていました。

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知らないと怖い血管の話/高沢謙二

心臓病と動脈硬化に関する本は闘病記を含めて10冊以上読みました(すべて図書館で借りたw)。医学というのは日進月歩で10年前の本だともうすでに内容が古く陳腐なものとなってしまいます。この本は2009年に書かれたものでもうすでに内容も古く,絶版となっていますが,僕が読んだ本の中では最もインパクトのあった本です。非常に分かりやすくてためになる本でした。

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シェエラザード/浅田次郎

阿波丸事件をモチーフに、過去と現代の2つの視点から、太平洋戦争末期に台湾沖に沈んだ豪華客船「弥勒丸」(みろくまる)の沈没の真相と、その人間模様を描いた作品(wikipedia)。阿波丸事件というのを知らなくて面白く読めました・・


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落日燃ゆ/城山三郎

東京裁判で文民としてただ一人死刑になった元首相広田弘毅の伝記小説。軍部の暴走を許してしまった「統帥権の独立」について理解するには適した本だと思います。確かに立派な人だったんだろうと思いますし,広田=善,軍部=悪という分かりやすい構図で描かれていますが果たして本当にそんな単純なものだったのかという疑問は残ります。「長州の作った憲法に殺された」という最後の文章が印象に残りました。




   
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2017年08月31日

読書日記(2017年7月〜8月)

主に電車(JR)の中で暇つぶしに読むために図書館で借りた本です。JRって乗っててもつまんないんだよな(個人の感想ですw)。

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カッコウの卵は誰のもの/東野圭吾

自分の娘がもしかしたら本当の娘じゃないかもしれない。カッコウは托卵をするというのは動物好きの僕にとっては常識なわけですが,まあ父娘を巡り殺人事件も起こり・・・東野圭吾お得意のヒューマンドラマ。うーん,ふつうかな。

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サブマリン/伊坂幸太郎

図書館で見つけて借りちゃった。「チルドレン」の10数年ぶりの続編だということなのだけれどもちろん「チルドレン」のことはさっぱり覚えておらず新鮮な気分で読めました。家庭裁判所の調査官である陣内と武藤のふたりをめぐる冒険(というか日常)。

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チルドレン/伊坂幸太郎

「チルドレン」ってどんな話だったっけ?って「サブマリン」読了後,借り直しました。「サブマリン」のほうが面白かったかな。まあ初期の作品だからなあ。

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電車のはなし -誕生から最新技術まで-/宮田道一・森谷之男

タイトルどおり,電車のすべてが詰まってます(笑)
僕には電車の基本的知識が欠けているため鉄ちゃんとしての一般常識を身につけようと。カルダン方式と吊り掛け式というものをようやく理解した(本を読んだだけでは理解できなかったのでネットで調べたww)。

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「あっ」と驚く動物の子育て/長澤信城

ブルーバックスです。やっぱり知識を持って動物園で動物を見るのとそうじゃないのでは楽しみ方が異なるので,知識は多いほうがいいのです。でも,動物園にはいないような動物ばかり登場するもので・・・しかしとにかくほとんどの動物はお父さんは全く子育てしないんですよね〜。

   

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2017年06月30日

読書日記(2017年1月〜6月)

ずいぶんご無沙汰の読書日記です。
ここ半年ほどは映画(DVD,Hulu,Amazon)ばっかり見てて,本をあまり読んでおりません・・・

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騎士団長殺し1部・2部/村上春樹

でも,村上春樹だけは別格。といいつつも発売日に楽天から届いたのにずっと手をつけることができず・・ようやくつい先日読了したわけでございます。
1Q84,海辺のカフカ,ねじまき鳥クロニクルと比べるとずいぶん落ちるなあというのが素直な感想。面白かった小説は読み終えたらすぐに2回目に入るんですが今回は2度目にいこうと思わず。ハルキワールドは全開なんだけど・・・


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若い仲間と代わります 福井鉄道200形 -去りゆく老兵に贈る賛歌-/渡邊誠

鉄道友の会福井支部発行。Amazonでは購入できません。そしてどこで買えるのかはわかりません(笑)
鯖江図書館で借りました。まあマニアックな(特に技術的項目について)本でした。カルダン方式だとかM1T1だとかそんな専門用語,僕初めて聞くんですけど鉄ちゃんには常識なのかね(笑)
そういうところを飛ばし読みすれば懐かしい車両の写真なども多いのでそれなりに楽しめるんじゃないでしょうか。


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嫌われる勇気/吉見一郎・古賀史健

アドラー心理学を扱ったベストセラー。普段はこういう啓発本みたいなの読まないんですがちょっとしたきっかけで読んでみることに。まあいろいろと考えさせられる部分はあったかな。哲学とか心理学ってやっぱ僕は苦手なんだな。


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夜は短し歩けよ乙女/森見登美彦

とかく評判の良いこの本。図書館に行くたびに探していたのだけれどいつも貸し出し中。しかし,入院している病院の図書室にあるのを発見。喜び勇んで借りて読んだわけですが・・・うーん。よくわからないな。思わずニヤリとする場面はあったりするんだけれど全体的に見ると僕好みではないかなあ。


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ローカル線ガールズ/嶋田郁美

これも病院の図書室で借りました。えちぜん鉄道のアテンダントさんの体験記。いちおう読んでおくべき本かと。しかしいろんな乗客がいるもんだなあと逆の意味で感心してしまったよ。

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福井県立病院ふれあい図書室すいせん



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ジョジョリオン14巻/荒木飛呂彦,ワンピース85巻/尾田栄一郎

ジャンプも売り上げが激減してるってね。ナルトもこち亀も終わっちゃったからなあ。ワンピースは終わらせられないね。

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本日,文化の館で,心筋梗塞とか動脈硬化に関する本を数冊借りてきました・・・来週の月曜日から仕事に復帰する予定です。


   


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2016年12月31日

読書日記(2016年12月)

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星の王子さま/サン・テグジュペリ

「しくじり先生」でオリラジ中田が解説してたのを見て面白そうだったので。番組でも言っていた通り,僕もずいぶん昔に途中で挫折したことがありまして・・・実家の書棚から引っ張り出してきて読んでみました。・・・・やっぱり面白くない(笑)
まあ,深く読めば深い話なんだろうけれども,僕が思うに日本語訳がイマイチなんじゃないかって。いきなり「うわばみ」とかってのが出てきてまずそこから違和感を感じ,そのままなんかわけのわからないうちに最後までいっちゃったっていうね。

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夜明けの街で/東野圭吾

不倫相手が殺人犯かもしれない・・っていう話。東野さんの中では面白い部類に入ると思います(といってもほとんどすべての作品が一気読みしちゃうくらい安定している多数の作品の中でという意味で)。不倫の怖さってのが分かりますね〜

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宿命/東野圭吾

警察官になった主人公。その初恋の相手が子供のころからのライバルと結婚していて,そのライバルが殺人犯?というハナシ。いろんなストーリーを考えますねえホントに東野圭吾って。ラストがああいうふうになるとは思いませんでしたねえ。まあまあ面白かったかなあ。

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あい/高田郁

関寛斎というある医師の実話を基にした時代小説。主人公は医師の夫人である「あい」。面白かったですわ。でもどちらかというとこういう話は苦手かなあ・・・


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田舎の紳士服店のモデルの妻/宮下奈都

僕は共感できましたが,ダメなひとはダメなのかもしれませんね(Amazonの書評などを読んでいると)。舞台は明らかに福井ですねw


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メロディ・フェア/宮下奈都

これも宮下奈都ワールドですねえ。特に刺激的でもなんでもないありふれたどこにでもあるようなお話なんですけど,僕はこの人の世界好きだわ。


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終わらざる夏/浅田次郎日輪の遺産

僕の好きな戦争もの。8/15以降に北方領土でこのような戦いがあったという事実を知ったことに価値があるかな。あと,赤紙とかってこんな風にくるもんなんだなあと。ちょっと冗長で読みづらかったかな。

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聖断/半藤一利日本のいちばん長い日/半藤一利

終戦直前の軍部や政治家,天皇,若手将校たちのドタバタ劇。


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誰かが足りない/宮下奈都

あるレストランをテーマにした短編集。どの作品もなんとなく心に傷を持った人たちばかり。ちょっと元気のないときに読むと励まされるかも。面白いか?うーん。普通かな。一気に読んじゃいました。


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羊と鋼の森

母親が伯母さんから借りてきた本。前から読みたいと思ってはいたんだけど買うまでは・・ってことでちょうどよかった。調律師のオハナシですが・・・面白い。これは文章だから表現できる世界じゃないかと。たぶん映像にしちゃうとダメなんだろうなあこういうの。四月は君の嘘も映画はダメダメだったもんなあ。宮下奈都の作品では「よろこびの歌」と並んでフェイバリット。


レベル7/宮部みゆき
理由/宮部みゆき
魔術はささやく/宮部みゆき

宮部みゆきっていくつか読んだことはあるんだけどあまりはまらなくて。実家にあった古い文庫本を2冊読破。面白いことは面白いんだけど,長いんだよね〜。もうちょっと端折ってもいいんじゃないかと思う説明が多すぎて。「理由」は直木賞受賞作品のようですが・・・。東野圭吾のほうがワクワクしながら読めますな。


で,今年読んだ本で一番面白かったのは・・・・

西加奈子の「サラバ」でした。

とうことで,みなさまよいお年を。
来年もよろしくお願いします。

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2016年10月13日

読書日記(2016年7〜9月)

今年のノーベル文学賞はまさかのボブ・ディランという・・・村上春樹はまだ若すぎるのかもしれませんな。
なんでボブ・ディランなんですかね。その答えは風の中さ。風がしってるだけさ。ってことでしょうか。

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スクラップアンドビルド/羽田圭介

老人介護のお話です。今のところ介護とかにほとんどかかわりのない自分にはなかなか読んでいてつらい話だったわけですが,まあそれなりの話でしょうかね。芥川賞作品ってのはやっぱりあまり理解できない・・・


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スコーレNo.4/宮下奈都

宮下奈都の中でも評判がよかったこの作品。No.1〜No.4の4つに分かれていて主人公の成長を描いて行くというものなのですが正直No.1とNo.2を読むのがしんどかった。全然面白くないんだもん。ただ,それを我慢して読み続ければ最後はハッピーになれます。


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陽気なギャングは三つ数えろ/伊坂幸太郎

久しぶりのギャングシリーズ第3弾。やはりこのシリーズは面白い。相変わらずのキャラが立ちすぎの登場人物たちの会話が楽しい。伊坂幸太郎の作品って全部読んでいるんですけど一冊も購入してないんですよね(ゴメンナサイ)。だいたいここ10年で購入した小説って村上春樹と池波正太郎くらいしかないんですよ。ケチだからw


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村上海賊の娘/和田竜

面白かった!村上水軍とか毛利水軍とかそんなの全然知識がなかったからさらにオモシロく感じたのかもしれません。ちょっと説明がくどいなあと思うところがあったりもしましたが数年前の本屋大賞ってのは伊達じゃないですね(アレ,ハズレもありますけどw)
なお,村上ショージも村上水軍の末裔だそうです(ホントかどうかは不明w)。


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のぼうの城/和田竜

豊臣秀吉が北条氏を責めた時に唯一,落とせなかった城の話。「村上海賊の娘」はちょっと長すぎるなあと思ったんですが,この作品はちょうどいい。面白かった。

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教団X/中村文則

アメトークの読書芸人でピース又吉とオードリー若林が絶賛していた本(あの放送のあとバカ売れしたらしい)。ケチな僕でさえも買おうか随分迷ったんですけど,ようやく図書館で発見。
政治・宗教・思想・物理学・セックス・・とにかくありとあらゆるものが詰め込まれたスゴイ小説です。僕はかなり楽しめましたが,Amazonの書評ではかなり評価が低いです。ええ,ストーリー性みたいなもんはあまり重視されていない小説ですから。あまり他人にオススメできる本ではないような。ていうかあの読書芸人で薦められてた本って一癖もふた癖もあるような本ばかりだったな。純文学ってのがもともとそういうもんなんだろうけど。ただ,純文学ってハマる作品はメチャクチャハマるから・・・


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春琴抄/谷崎潤一郎

たぶん谷崎の作品を読むのは初めて・・非常に短い小説なのですが句読点も改行もなく非常に読みづらく,小説自体もイマイチ面白さが理解できず,残念な結果に終わりました。
ムスメはいままで読んだ小説の中でベスト3に入る作品だと絶賛しているわけですが,僕は耽美主義あるいは美というものに対する感受性が弱いのかもしれません(笑)






で,図書館あるあるなんですけどね・・
借りたい本が下巻しか置いてないってやつ。

西加奈子の「サラバ!」

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あった!っと思ってよく見てみると下巻だった。ってのがね,3回くらいあったんですよ。これどういうことよ。村上海賊の娘は上巻を鯖江で借り,下巻を武生で借りたんですが武生には下巻しか置いてなかったですね〜ww


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サラバ!/西加奈子

漸く借りれました。上巻は鯖江で,下巻は越前市図書館で。
いやあ面白かった。こんなに待たずに買えばよかったよ。
ある男の30代後半までの自伝のようなものです。普通の人(ある意味普通じゃないんだけど)がいろんなことに悩み,トラウマを抱え葛藤しながら生きていく。一言で言うとそんな話なんですが,純文学とはこうあるべきだというような作品です。話はゆっくりと進んでいくのでミステリーなどの娯楽小説・大衆小説に慣れている人にはちょっとキツイかもしれませんが,村上春樹の長編を読んでいるような気になりました(もちろん文章も内容も全く違うんですけどね)。
西加奈子の中ではこれがフェイバリットな作品となりました(ていうか他の作品はいまいちよっくわからないものが多い)。今年読んだ本ではこれがナンバーワンかも。ただ,Amazonでは酷評もいっぱいあるので・・・(又吉の「火花」なんて僕には全く理解不能だったんだけど高評価もあるし,わからんものんですなあ)


富嶽百景/太宰治

西加奈子の「サラバ!」を読んでいたら「太宰って笑えるよな」「特に富嶽百景なんかが」みたいな会話があったもんで太宰ファンの娘に話をしてみたところ,あんまり笑えた記憶のない短編だと。そしてネットで無料で読めるよ〜なんていう情報(作者の死後50年を経過したことにより著作権が切れたものを無料で後悔している「青空文庫」というサイトがあるのです。いやぁ知らんかったわ・・・)をいただきさっそく読んでみたわけでございます。・・・えっと・・・どこで笑えるのか僕にはさっぱりわかりませんでしたw
ていうか,「富士には月見草がよく似合ふ」という文を読んで,これ昔読んだことあることを思い出しました。教科書に載ってたのかな。短い物語だしなによりタダで読めるので興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。




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