2017年04月17日

えち鉄に乗って勝山へ行こう(その1・バンビライン)

4月16日(日) はれ

えち鉄に乗って勝山の弁天桜を見に行こう。
と思って,いろいろ調べていたら勝山駅のすぐ裏から登れる山があるということが判明。
その名をバンビラインという。

カタクリが有名な山だということはもちろん知っていたがバンビラインという名前がどうも気に入らなくて(個人の感想です。山自体には山名がないようだ),敬遠し歯牙にもかけなかった山だ。だけど電車の駅から徒歩1分というのは鉄ちゃんには最高の立地。行ってみようか。

迷ったのだけれど,今回は弁天桜がメインエベントであり,バンビラインはどちらかというとおまけ。街歩きにはトレッキングシューズは適していないためジーンズにスニーカーで。

いつもの水落駅に車を停め,電車を待つ。

やってきたのは

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グリーンのフクラム

だった。さくらいろのフクラムがさくら色じゃないように,グリーンのフクラムもグリーンというよりは黄緑色といったほうがいいと思うのだけれど,福井鉄道がグリーンのフクラムとオフィシャルに言い切っているのだからここで文句を言っても詮無いことだ。

このフクラムにはたぶんまだ乗ったことがない。幸先がいいぞ。少し胸躍る。
が,乗ったとたん睡魔に襲われ,



アカギのような「ざわざわ」感に目を覚ますと田原町駅に着いていた。

田原町駅でえち鉄・福鉄共通フリーきっぷ(1,400円)を購入し,えちぜん鉄道のホームへ。

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ベンチに座るが肌寒い。
上着を羽織るがこの日の予想最高気温は25℃・・・暑くなりそうだ。

しばらくして福井行きの列車がやってきた。

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えち鉄は基本的なカラーリングがどの車両も同じなので,ワクワク感がイマイチ不足している。福鉄だと「何が来るかな。おえー880形かよ。」とか「やったフクラムだ!」とかっていう童心に帰る瞬間があるんだけど,えち鉄にはそれがない。あたりもないがハズレもない,安定・安心のえち鉄。走る公務員!

久しぶりのえち鉄。
いやもしかしたら初めてか?

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えち鉄にはコンパニオン,じゃなかったアテンダントという女性乗務員がいるはずなのだが・・・いない。
福井口駅で勝山行き電車に乗り換えるが,そちらにもアテンダントの姿はない。
ていうか三国から勝山の直通電車ってないのね。そんな基本的知識も僕は持たないのだ。

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・・・退屈な旅となった。アテンダントのいないえち鉄なんて福神漬けのないカレーのようなものだ。僕はアテンダントのおねえさんに会うという不純100%の目的で,えち鉄に乗ったのに(ウソ)。

えち鉄の線路は住宅すれすれにあるところがあり,時々どこかのお家のお庭の木が車両にあたったりして(笑),なかなか強烈だ。

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勝山駅で電車を降り,バンビラインへ。

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バンビラインって名前はマイルドでスウィートでメルヘンチックだけれど,意外な急登がいきなり始まる。この山逆ツンデレじゃねえか!(違うかw)。
しかも,前日の降雨により足元は大変お悪くなっており,グリップ力ほぼゼロのスニーカーを履いてきた僕は何度も滑りそうになる。ここは餃子の王将か!っていうくらいヌルヌルヌルヌルヌルヌールなのだ。まるでローションの塗りたくられた床の上を歩いているよう(てのは言い過ぎw)。たくさんの人がここを登っているがみなちゃんとした登山スタイルだ。赤本(登ってみねの福井の山)にも載ってる山だもんね。スニーカーにジーンズにショルダーバッグという僕は,まさにお呼びでないっつー感じ。恐る恐るへっぴり腰で登っていく。傍から見たら山をなめたド素人にしか見えないだろう。

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キクザキイチゲ

とにかくもう学校や家には帰りたくない。じゃなくて,とにかくもうお花よりも足元が気になってしょうがない。
花を愛でているなんて場合じゃない。もともとあまりお花には興味がないということもあり,安全最優先で登っていく。写真もあまり撮らない。綺麗な写真を撮るために変な体勢になるとズルっといっちゃう可能性があるからだ。

しばらくするとカタクリの群生地が現れる。

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白いカタクリ三姉妹

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尾根に出るとカタクリの数はぐんと減るが,歩きやすい登山道となり,一安心。
たくさんの人が休憩している場所に着くと,そこは第二展望台だった。

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サクラの向こうには雪で真っ白な白山

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僕の天敵である越前甲

越前甲ってかっこいいね。見てるだけなら。
あの山は,二度と登りたくない山ベスト3にはいる山なのだ。

ちょっぴり休憩して山頂へ向かう。

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最後の急登を登りきると

登山口から40分で山頂に到着。

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三等三角点 比島(371.76m)

ここで,進むか戻るか(ピストンか周回か)という選択に迫られる。
あのヌルヌル地獄を無事に下りる自信はあまりない。かといって先に進んでも同じようなあるいはもっと過酷なヌルヌル地獄が待っているかもしれない。
ということでそこにいた妙齢の山ガールさんにどっちが楽か尋ねてみたところ,先に進んだほうがいいわよと言われたため先に進むことにした。ただし,杖を現地調達。この状況では杖がないと不安・・・

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緑が美しい場所があった。
ファミリーがお弁当を食べている真っ最中。ここが第三展望台だったのかな?
挨拶だけしてスルーする。

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比島観音

観音様は普段はご開帳されていないようだ。

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山頂から40分で登山口に。
何箇所か滑るところもあったが無事下山。こっちに来てよかったよ。

線路沿いの道を歩いていると

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比島駅

が見えてきたので,勝山駅まで電車に乗ろうかと時刻表を確認する。
うーん。1時間に1本しかないのか・・・あと30分以上あるな。と,そのとき「勝山行の電車が到着します」という自動音声が流れた。時刻表にない臨時列車か?

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ツイてるな。
と思っていたら,僕に向かって警笛を鳴らしあっさりと通過していった・・・

何じゃそれ!

あとで調べてみたところ,どうもこの「比島駅だけ」通過する列車が結構あるみたいだ。この駅いらねえんじゃね?百歩譲ってこの駅の存在を認めたとしても「列車が到着します」じゃなくて「列車が通過します」っていうアナウンスにしてくれないか。初心者には難しい鉄道だ。

しかたないので勝山駅までひと駅分,歩くことにする。

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線路とガードの間に生えるつくしや,年季の入った鉄橋を見ながらトボトボあるいていると,

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勝山駅に到着した。


(つづく)



登り:40分(勝山駅から)
下り:50分(比島駅へ)







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2015年10月20日

赤兎山#2【後編】

赤兎山から避難小屋まで白山・別山・三ノ峰等を見ながら歩くこの道。

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避難小屋と別山・三ノ峰

・・・好きですねえ。
やっぱりこの雰囲気は最高ですよ。
福井県内の山では一番好きなスポットかもしれません。

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山頂から15分で避難小屋に到着。

小原峠で会ったソロの親切なおじいさまから「避難小屋から2〜3分行ったところに見晴らしのいいところがあるからそこでご飯食べるといいよ」という情報を得ていたので,避難小屋を通過します。

あ,避難小屋にはトイレがありますがけっこう残念なタイプのやつでありまして・・・おばはんはトイレを利用せずに道端で用を足しておりました(ミニ情報ですww)
おばはんのように逞しい女性じゃないと山には登れないと思うんですよ。山ガールへの道は厳しいのです!

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杉峠〜三ノ峰方面へ続く道。避難小屋から数分でちょっとした広場を発見。
はい。ここでご飯をいただくことにします。
もう少し行くと白山,別山の全景がどどーんと見えるところもあるのですが6人で飯を食べるには,このスペースが最適。

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おばはんの手による豚汁と

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赤飯のおにぎり。
デザートはスイートポテト。

味噌にスズメバチが寄ってきてちょいとビックリだったんですが。こんなに寒くてもスズメバチって生きてるんだね。秋になるとみんな死んじゃうはずなのに。

確かに見晴らしはいいんですけどね・・・ほとんど周りを見ずに飯を食ってたわけで,どこで食ってもいっしょじゃねえかとあとで思ったりもしたんですが(笑)

ご飯を食べている間に,続々と他の登山者がやってきます。
文字通り老若男女(が圧倒的に多いんですがw)さまざまな人たちが。若・女はいねえのか。ええ,少しはいるんですがみんなコブ付きです。まあどっちでもいいんですけどね,そんなこと。あのオサレで派手なファッションが見たいだけなんで。山ガールがいるとなんとなく雰囲気が明るくなるんですよ。ははは。

それにしても・・・

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ここは北アルプスかっ!

ていうくらいの人人人。
鳳凰三山よりも美ヶ原よりも人が多いんだよ・・赤兎で出会った人は少なく見積もっても100人以上。
こんなにたくさんの人が座れる場所があるはずもなく,けっこう危ない斜面に座ったり登山道の脇に座ってメシを食う人たちも(避難小屋の周りもいっぱいでした)。

早い時間に来た僕たちは特等席をゆったりと利用できたのです。

ゆったりと食事を終えます。
せっかちな僕はひとりだとこんなにのんびりとした山行はあり得ませんから。
それでも時間はたっぷりあるので杉峠方面へ少しだけ進んでみます。

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ははは。すごいね。
下の方まで丸見えっすよ。
ここまで来るとさっきまでトップレスだった白山と別山がボトムレスになっちゃいます。オールヌードっすよ。紅葉がすそ野まで続いておりますわ。

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岐阜県側の山々

さて,メシも食ったし景色も十分堪能したし下山しましょうかね(11:07)。

・・・それにしても暑い。
防寒対策をちゃんとしてくるように!ってみんなに案内を出した私なんですけど・・風も全くないし防寒対策何て不要。Tシャツの人も何人もいましたからね・・orz
途中に水場があるからという理由もあって水分も500mlしか持ってこなかったんだけど下山途中になくなりました・・・

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避難小屋の周りでは何かを料理しているいい匂いがします。
あっさりと通過し,振り返ると避難小屋と白山。

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新しい階段。

ここでもたくさんの人とすれ違います。
うんざりするくらいの人。

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11:29 赤兎山山頂

水分だけ補給してすぐ下ります。

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紅葉を見ながら下っていきます。

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大舟分岐

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小原峠までの下りはなかなかやっかいでした。

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なんかね,ここ数日雨は降ってないと思うんだけど岩や土が湿ってるんすよね(赤兎山〜避難小屋の間の道も相変わらず一部はぬかるんでましたし・・・)
これがね・・滑るんすよ,いい具合に。あとちょっとザレたところもあって・・2度ほど滑って手をつきました。ここをKくんはスニーカーで下っていったんだからたいしたもんです。

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12:08 小原峠

ここで遅れているおばはんと長老を待ちます。
TさんとKくんのビギナー二人は僕等よりずいぶんと先に行っている・・・怖いもの知らずだな。うん,まあ一度くらい痛い目に会わないと色んなことが分からないんだよ。滑落経験者の僕とマスターみたいにね。フフフ。

ここからはマスターと僕の二人でTさんKくんを追います。ええ,滑落コンビ再結成です(笑)
なんかね,マスターと僕って体力的にも歩くスピードもちょうど合うんですよ。相性抜群のお似合いのカップル。ふたりの愛のランデヴーは永遠に続くのだ(ウソ)
自分と同じくらいのペースの人と歩くっていうのが一番疲れないんですよね。

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もう12時をとっくにまわっているというのにまだ何人もの登ってくる人とすれ違います。うーむ。この時間でも登ってくる人がいるのか(僕からしたら信じられないんだけど)。帰りのすれ違い困難な小原林道を運転する時にも登ってくるクルマがいたらいやだなあ・・・

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登山道の整備をしていました

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12:33に無事下山。
auの携帯は稜線まで出るとだいたい通じましたかね。登山口ではauもdocomoもダメでした。そういえばもうひとつ携帯のキャリアがあったような気がするんだけど・・ww

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駐車場に停めれなかったクルマは路駐しておりましたわ。

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ゲートでもらった割引券を利用して「勝山温泉センター水芭蕉」へ(利用料600円)。

おつかれさまでした〜。

【実績行程】
小原登山口 07:30
小原峠08:05(休憩12分)
大舟分岐08:39
赤兎山頂08:53(休憩25分)
避難小屋09:32(昼食1時間06分)
赤兎山頂11:29(休憩3分)
小原峠11:58(休憩10分)
小原登山口12:33

歩行時間 :5時間03分(休憩1時間56分含む)
最大標高差:500m
獲得標高 :560m
歩行距離 :6.7km







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2015年10月19日

赤兎山#2【前編】

10月17日(土)

6人で赤兎山に登ってきました。
出発直前にいつものごとくドタバタ劇がありまして・・説明するのが面倒なので省略しますが,富山から初参加のKくん(平成生まれ)はなぜか小原のゲートの前の広場でシュラフにくるまって車中泊しておりましてそこで合流したという(笑)・・・

長老,マスター,おばはん,オレ,Tさん,Kくんの6名による男女六人秋物語でございます。
ああ,女性はおばはん1人だけなのですが,ドラマのように特におばはんのとりあいで揉め事が起ったりはしておりません。あしからず。

ワタクシは2度目なんですが他のメンバーははじめて。
混雑が予想されたため早めの出発。7時ちょっと前に300円を支払いゲート通過。Kくんによるとすでに数台がゲートを通過しているとのこと。ゲートの開門時間は7時〜17時ですがオジサンがいれば7時前でもゲートを開けてくれます。
20分ほど狭い林道を登っていくと駐車場にはすでに5〜6台のクルマが。いちおう上段の駐車場に停めれました。

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7:30登山開始。

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紅葉の中を進みます。
傾斜はゆるやかで鳳凰三山以来の登山となるマスターはちょっと物足りないなあと。いや確かにあそことくらべたらここはね・・・天国ですよ。スキップしながら登れますよ(それはウソ)。

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2,3度沢を渡ります。
山育ちのマスターは沢の水を平気で飲みますが,都会っ子である僕(ウソ)は飲みません。ええ,OPPの僕ですから。万一のことがあっては困るんだよ。

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8:05に小原峠に到着。
左に行くと大長山,右に行くと赤兎山です。

僕は知らなかったのですが,そのまま直進すると三ツ谷を経由して市ノ瀬に通じているんだそうで・・・(最近設置されたと思われる標柱には書かれていません)。そこにいたソロの親切なおじいさまが教えてくれました。そして三ツ谷方面へちょっと行けば,ここだと木々の隙間から見えるだけの白山がはっきりと見えますよと。

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山と高原地図アプリ「白山」では越前禅定道が通じていることになってます

行ってみましょう。白山がちゃんと見えるところまで。
20秒ほどw歩くと

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こんな風になってたんだ・・前回来たときはまったく気づきませんでした。
白山もバッチリ見えます。

白い道標には

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白山禅定道 小原峠

とあります。

このあと,いやっていうくらい白山を見れるんですけどここで大きな白山の姿を見て一同,おおおってなります。ええ,何度も白山を見ている僕もおおおってなります(写真は割愛)。

10分ほどの休憩をとり赤兎山へ向けて出発します。
マスターと同様,僕も赤兎山だけでは物足りなさもあってホントは大長山にも行ってみたいところなんですけど(300円ゲートで払ってるんだからいっぺんに登った方がコスト削減),今回はデビュー戦となるKくんもいるし,赤兎山だけでのんびりと行きましょう。

ここからは,多少の急登もありまして。
今回がデビュー戦のKくんはトレッキングシューズを買っていないためスニーカー。ちょっと登りにくそう(下りはかなりヤバかったです)ですが体力は十分あるためその点は心配なし。
登山を始めるにあたり,新しく道具を買わずにやってくる人と,「僕は道具からはいるタイプなんで」といって最新式の装備を一式そろえてくる人。二つのタイプに分かれるわけですが,僕はKくんには「とりあえず登ってみてハマリそうだったら少しずつ道具をそろえていけばいいよ」とヘタレなりにも偉そうにアドバイス。杖も山にはいっぱい落ちてるからそれ使えばいいしと(謝った知識を植え付けてはいけないww)。
少なくとも靴とザックをカッパだけはまともなものを買った方がいい気がします。

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ロープも何ヶ所かに設置されています。

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後方に大長山,左手に白山を見ながら歩くと大舟分岐を過ぎ,ほどなく山頂に到着です(8:51)。
登山口から1時間21分。標準コースタイムが1時間20分(休憩含まず)ですからまずまずのペースで登って来たようです。ほとんど疲れてないんですけど・・前回は山頂まで1時間を切っていたようですから。
おばはんはこの程度の山ならコースタイム通りに歩けるんだよな。前回の鳳凰三山では僕の立てたスケジュールから数時間遅れるという,プランナーの僕としてはちょっとショックな出来事wがあったため今回はゆるゆるの計画にしたんですが,こういう時に限ってコースタイム通りに歩くんだよ,おばはんは(笑)
やっぱり急登や段差の大きい登山道では体力の差が顕著に表れてしまい,体力のない人はコースタイム通りに歩けなくなるということなんでしょうね。

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三等三角点 赤鬼山(1628.63m)

小原峠もそうだったんですが,標柱が新しいんですよね。ほかにも登山道には新たに階段が設置されたりと整備が進んでおります。標柱には「環境省」の文字が入っているため税金で賄われていると推測されます。

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四塚山,釈迦岳,白山(大汝峰,御前峰),別山,三ノ峰

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白山はうっすらと雪化粧

そういえば,去年も白山の初冠雪の日に赤兎山に登ったんだったな。ということをこのときになってようやく思いだしました。望遠レンズでは室堂や山頂の登山客も見えました。

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御嶽山

この後30分ほどで御嶽山は雲の中に隠れてしまいその後,お姿を現すことはありませんでした・・やっぱ早出早着の鉄則に従っている方が景色を楽しめる確率は高いと思います。

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経ヶ岳

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写真右の方に荒島岳,奥に能郷白山

荒島の左側の雲海が何とも言えずいい感じでねえ・・・あと真ん中あたりの三角にとんがった山はなんなんすかね。

・・・えっと,前々から思っていたことを言っていいっすか?
荒島岳ってさあ,こっち側から見るとカッコ悪いんだよ(笑)
能郷白山を百名山にすればよかったんじゃねえのか・・などと無粋なことを言ってはいけません。言ってるのはオレだけどw

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加越国境の山々

山頂は狭く10人くらいでいっぱいになっちゃうので,避難小屋の方へ向かいます。
時刻はまだ9:18。ほぼ僕の立てたスケジュール通りに進んでおります。やっぱスケジュール通りに行くと気分がいいですね〜。



(つづく)



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2015年05月25日

姥ヶ岳(大野市)

先日登った越前甲で同行した富山人さんは姥ヶ岳を絶賛していました。とにかくお花がすごいと。
じゃあ登ったことないし行ってみるかと浅はかな僕。だいたい僕はお花にあんまり興味がないんだよな。

5月25日(月)休日出勤代休の月曜日。いきなり寝坊しました。
6時前に目覚ましをセットしてたのに起きたのは6時30分。それにクルマのガソリンがほとんど空に近いことに気づき・・あわててもしかないのでガソリンスタンドの開く時間までのんびりと。

157号線を温見(ぬくみ)峠方面へ。途中「平家平」と書かれた看板を左に曲がりすれ違い困難な1車線の道をどんどん登っていきます。平家橋を超えるとさらに道は細くなり部分的に未舗装の区間もありーのなかなかな・・普段一人で山に登るときは遅くても8時には登り始めるんですがこの日は9時過ぎのスタートとなりました。

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見慣れた「クマ出没注意」ですが,「登ってみねの福井の山」にはこの山で熊に出会ったという記述もありまして・・しかもここで出会った地元のおっちゃんが「クマとヘビに注意しねの」と言って立ち去ったわけでして。ビビリくんの僕は最悪の場面が頭をよぎります。

まあとにかく行ってみましょう。

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オウレン畑をぬって緩やかな道が続きます。もちろん僕はどれがオウレンなのかはさっぱりわからないのですが。

確かにお花が多い気がする(けど今までどの山に登ってもあんまり花のこと気にしたことがなかったから多いのかどうかは自信がない)のですがどうなんでしょう。サンカヨウが咲きまくっておりました。

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サンカヨウ

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キクザキイチゲ

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エンレイソウ

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ミヤマカタバミとスミレ

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ネコノメソウ

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ツツジ

えっと上記の花の名前は他の諸先輩方のブログ写真などから同定しました(合っているかどうかは自信がない)。普段はそんなことしないんですけど・・ええ,たまにはね。俺だってやろうと思えばやれるんだぜってところを見せとかないとw

何度も林道を横切りしだいに勾配は急になってきますがたいしたことないので快調に登っていきます。
残雪もところどころにありますが,ノー問題。

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新緑のブナ林が気持ちE

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ブナ林のあたりにはこんな花↓がたくさん。

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どうもこれがオウレンというものじゃないかと(もちろん帰宅してから知った)。
しかしこのブナ林は素晴らしい。今まで見た中でも一番。のような気がする。

ブナ林を過ぎると一旦下って

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また登って下って・・

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イワウチワが増えてきます

水芭蕉群生地に到着です。鞍部が水芭蕉群生地となっているのです。
ここまで登山口から51分。休憩がてらミズバショウを眺めます。

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もう終わりかけのRadio状態

どうも群生している水芭蕉の最南端がここらしい。
15分ほどミズバショウと戯れてから出発。
ここからダラダラダラダラダラダラと長い長い登りが続きます。これが意外にくる。くるんです!斜度はそれほどでもないんだけどとにかく周りの山々も全く見えないしちょっとした藪漕ぎ状態もあったりしてしたばかり見てると枝に頭ぶつけるしとにかくもう学校や家には帰りたくない・・じゃなかったとにかくもうひたすら頂上を目指すのみ。お花?もうそんなもん見てる余裕なんかないんだよ。

1447mピーク手前くらいになるともうずっと藪漕ぎ。

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雪の重みが減ってビヨーンって跳ね返ってくる木。顔に笹の葉があたるイヤな感覚。ルートを探すため舌を見ていると小枝に頭をぶつけ,あるいはこすって帽子が脱げそうになって,ズボンやザックが枝に引っかかって変な体勢で枝をくぐるため屈んで・・・の繰り返し。タフガイでならした僕も嫌気がさしてきました。ええ,ホントはね,軟弱で貧弱で虚弱ハイカーなんですよ僕は。「あいつとララバイ」の研二みたいにハンパでナンパなハイカーなんだよ(ウソ)

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ヤブの中にもカタクリ

悪戦苦闘することたぶん20分くらい(←とてつもなく長く感じたんだけどね),目の前が開けて雪の残る広場に着きました。

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おおっ。
ついに山頂に到着だ。と思ったんですが

ハァ表示も無ェ,道も無ェ,三角点すら見当たらねェ。

と吉幾三のラップが頭の中をぐーるぐる。

僕のGPS(山旅ロガー)では三角点はもう少し先だと表示しています・・あたりをうろうろして道らしきものがないか探すこと5分。

隊長!先へ進む道を発見しました!

そこから2分ほどササをかき分けるとリアルガチな山頂がありました。

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二等三角点 小沢(1453.6m)

ちょっとした広場になっていて一方向のみ眺望があります。

荒島岳のうしろに白山が・・

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湖も見えます(摩耶姫湖かな)

見えねえんだよ。

敢えて2回言おう。
白山が見えねえんだよ

いわゆる「残念な結果に終わりました。」というやつです。

いやよく見てみるとゼブラ模様の山が見えるような・・目を細めてみてみると見えるような気がしてきたぞ。アダルトビデオのモザイクは目を細めると見えるようになるというアレと同じ原理だ(←そんなことしても見えないものは見えない)

ということで画像処理をしてみました。

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ほら!見えたじゃない。見えたんだよ。
僕の心網(マントラ)で。

さてコンビニおにぎり(梅干しと明太子)とコーヒーをいただき,もうさっさと下りることにします。
無心で下ります。「心頭滅却すれば火もまた涼し」。藪なんか怖くない。と思ったのは最初だけでやっぱりもう嫌で嫌でたまらない。もうこの山には来ないことを確信しました。そう,「今日で自信が確信に変わりました」と松坂大輔チックな確信。

帰りには林道を下って大トチの木に寄り道しまーす。

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林道から見えた部子山と銀杏峯(たぶん)

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平家平のトチノキ

写真では分かりにくいですが樹齢400年以上,幹回り7.20m,枝張り31.4m,樹高26mの巨根いや巨木です。トチノキとしては日本有数の巨木で大野市が管理しているそうです。

このトチノキの周りはお花畑。僕の頭の中と同様に。
ニリンソウやミヤマカタバミが咲き乱れておりました。いくつか水芭蕉もありましたな(終わってたけど)。

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ニリンソウ

そしてさらに下っていく途中の林道で,あの2000kmを移動するという謎の蝶を見かけました。

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アサギマダラ

沖縄辺りからここまで北上してきたんですかね・・

繰り返しになりますが,僕はもうこの山に登ることはないだろう・・・藪がなくなれば話は別だけれども。
なおauの携帯は大野市郊外に出てからうんともすんとも言わなかったんですが山頂付近ではバリ3でした。LTEもきてましたわ。なお,この山では上り下りとも誰ともすれ違わなかったという・・


【実績行程】
登山口 09:14
ブナ林 09:53
水芭蕉群生地 10:05(休憩16分)
姥ヶ岳山頂11:12(休憩22分)
トチノキ 12:37
登山口12:55

登り:1時間58分(休憩16分含む)
下り:1時間43分(休憩7分含む)
歩数:約18,500歩
標高差:520m






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2015年05月11日

取立山#2

取立山は標高の割にはそれほどキツイ山じゃなくてしかも白山が目の前に広がりなかなかよい景色の山なのでどこに登ろうか迷った時には便利な山です。水芭蕉も有名でシーズンにはとんでもない人が来るらしい。ただし,登山口までの道路にはゲートが設置されていて通行料500円を徴収されるのが玉にきずなのです。

5月10日(日)朝5時半ごろに自宅を出発し,7時前にゲートを通過したんですが朝早かったためか誰もおらず,そのまま駐車場まで上がります。
40〜50台はとめれるんじゃないかっていう大駐車場の先客は1台。身支度を整えていたらスーパーカブにのったオジサンがやってきました。すげえな。カブでここまであがってくるんだと感心していたら,実はこのオジサン・・通行料を集めるために登ってきたのです。
いや帰りに払おうと思ってたんだけどなかなか取り立てが厳しい・・取立山ってこれが名前の由来だったのか(違います)

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さて,前回同様大滝コースを周回することを考えてアイゼンもザックにいれて出発すると・・通行止め。

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写真では分かりにくいけど大滝方面の道はトラロープで封鎖されてます

計画はわずか20歩ほど歩いたところで敢え無く頓挫。

しばらくはつまらない林道歩き。登山道らしくなってくると多少急になりますが余裕のよっちゃん(死語)で登っていきます。

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右手には経ヶ岳が見え,さらに登っていくと尾根歩きに変わり,残雪の上を歩くことになります。

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山頂が見えてきました。

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最後にちょっとした急登が待ち構えていましたが難なくクリア。
前回来たときには雪に埋もれて気づかなかった三角点が。

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三等三角点 取立(1307.22m)

ここで休憩をとります。登山口から56分でした。
朝早いためか誰もいません。

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しかし白山の頂は皮を,いや雲をかぶってる。
うーん。残念。

しばらく歩くと標柱が。

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アレ,こっちが山頂だったのか・・ま,いいや(テキトー)。三角点のあるところが頂上じゃないという不思議。まあそういう山はいろいろあるんですけどね。山頂付近からの風景を。

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経ヶ岳(奥に見えるのは荒島岳かな?)

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大長山

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部子山,銀杏峯

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こつぶり山に向かって下って行きまーす。

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ショウジョウバカマ(猩々袴)

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こつぶり山に向かって真っすぐ歩いて浮くと行き止まりになるんですが右の方に進むと(ここ雪が積もってると分かりにくくて前回もちょっと迷いました)

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避難小屋

に到着します。
水芭蕉群生地って標柱があるんですがあたりは雪が積もっていて水芭蕉なんて見当たらない。うむ。先を急ごう。

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こつぶり山に到着。

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もちろんこちらにも誰もいません。

こつぶり山って言葉の響きが僕は好きだ。
こつぶりだなあ。ぼかぁ君といるときが一番こつぶりなんだ。
と,若大将も歌ってました。

そしてこつぶりなおっぱいも僕は好きだ(ワケワカメ)。
こつぶり山が双耳峰だったらまさにパイオツ天国・・・すみません。取り乱してしまいました。

山と言うのは神聖なものなのです。
邪心は下界に置いてこなければいけませんよ,みなさん。

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と落ち着いたところでコーヒーをいただきます。
コーヒーを飲み終えて下山しようとしたときに数人のハイカーが登ってきました。

下りて行く途中,登山道から外れたところで大声で話しているオジサンたちを発見。何があるのかなあと思って行ってみたら。

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水芭蕉でした。
ここにあったのか。
ええ,取立山側から来ると避難小屋を過ぎてちょいと右側に群生していたのです。

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話によると奥の雪が積もってる辺りまで群生してるんだそうで。あと2〜3週間くらい後が見ごろなんじゃないかということです。まあ植物一般に疎い僕にはどの状態がピークなのかさっぱりわからないのですが。
「キャベツみたいになるよ」とオジサンが教えてくれましたがキャベツて!また気がむいたらキャベツ状態の水芭蕉も見に来ようかと。

さてと。
あんまり早く下りちゃうと登ってくる人とすれ違うのがいやらしいのでゆっくり下りて行きます。登山道で人とすれ違うのはもちろん全く苦にならないのですが,クルマを運転していて細い林道で対向車とすれ違うのがいやなんですよね。一度どこかの山では100mほどバックしたことありますからね。

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取立山

取立山まで登り返しますがたいしたことありません。

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上述のとおりゆっくり下りる必要があったため特に疲れてはいなかったのですが三角点のところで休憩をとります。

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あいかわらず白山は雲の中。
シャイな僕とそっくりで困ったちゃんです,

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ゆっくりと下って行きます。

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越前甲,加賀大日山

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緑の木々の隙間から
春の日差しこぼれて〜♪

と菊池桃子の名曲を我知らずウィスパーボイスで口ずさんでいました。
もちろんウソですが,菊池桃子が好きだったのはホントです。

そしていつの間にやら下山。
駐車場にはたくさんのクルマ。取立人も今日はホクホクでしょう。

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【実績行程】
登山口 07:11
取立山山頂08:07(休憩10分)
こつぶり山 08:34(休憩22分)
取立山山頂09:22(休憩7分)
登山口10:14

登り:56分(休憩なし)
下り:45分(休憩なし)
こつぶり山往復:17分+26分
歩数:約15,000歩
標高差:440m





posted by poptrip at 23:20 | Comment(2) | TrackBack(0) | 奥越の山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする