海の見えるおそばやさん

いやはや。
脱帽である。

こんなお店は初めてだ。

三国の高台のとてもわかりにくい場所に古い民家風のお店がひっそりと営業している。
「小六庵」というおそばやさん。
ナビがなければ決してたどり着けなかっただろう。

IMG_1598.jpg

少し肌寒い日だったが陽も差していたので縁側へ。
海の見える特等席を独り占めするという贅沢。
「すすき」が秋を感じさせる。

このちゃぶ台の前にひとりで座り,風にゆれるすすきの穂と海を見ながら風の音だけを感じて,ぼけーーーーーっとしていたら別世界に来たような錯覚に陥り,僕の雑念も邪念も下品さもリビドーも煩悩も,そして便意さえも(←これはウソです)どこかへ吹っ飛んだ。

そばを待つ時間すらも退屈さを感じさせない。
僕が一人で外食するときにはたいてい店に置いてある週刊現代とか週刊ポストといった下世話な雑誌で,尖閣諸島問題だとかエリカ様失踪だとかオシオ先生の記事をふむふむと頷きながら読みつつ料理が出てくるのを待つのだが,ここではそんなものは全く不要だった。

IMG_1605.jpg
おろしそば 大盛 (900円)

僕はそばが好きといっても,ほとんど「おろしそば」だけしか食べないちょっとしたパラノイア。
盛安っぽいごわごわした細い麺(「福井県産の早刈りみどり蕎麦を自然の湧水で打った十割そば」だそうです)にちょっと辛めの出汁が合う。
ズルズルと思いっきり音をたてながらそばを食べると,なんとなくそのズルズル音もいつもより心地よい気がしてくるから不思議だ。

たっぷりのそば湯を,残った出汁と合わせて飲むと体も心も温まった。

IMG_1609.jpg

店主のとても品のよい笑顔と人当たりのよさにも好感度アップ。

ここはほんとにものすごくとってもよいお店ですね~。
金土日しか営業していないので注意が必要。

次回は囲炉裏の前でそばを食べてみたい。


三国には個性的で隠れ家的お店が,(町の規模の割には)多いと思う。こんなところにこんなお店があったんだ!っていう発見もとても面白い。これも三国の魅力のひとつなんだろうね。
このお店の隣にもイタリアン?のお店がこれまた超がつくほどの控えめさをもって営業していました。

"海の見えるおそばやさん"へのコメントを書く

お名前:
メールアドレス:
ホームページアドレス:
コメント: