三床山(鯖江市)#4

僕のホームグラウンドがここ三床山。

今回は初めて西大井コースから登ってみた。
和田コース同様,民家の横が登山口となっている。

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今回はとにかくスピード重視。
休まずに,かなりのハイペースで登っていくことにする。

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そこそこの急登が続くので早くも息が上がる。

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「山頂まで1300m」の表示を過ぎると多少楽な道になり,アップダウンを繰り返すと和田コースと合流する。

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このまま見慣れた道を登っていくと10分ほどで山頂だ。

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三等三角点 和田(279.82m)

タイムは32分。
目標の30分には届かなかったが上々の出来。
しかし疲労度は半端ない。そして汗の量もとんでもない。僕の場合,滅多にないことなのだがこの日は手のひらからも汗が噴き出していた。
僕の干からびかけた老体の中にこんなに水分があったのかと驚くくらい。体中の汗腺という汗腺がお祭り騒ぎで開きに開きまくっているとしか思えない。

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この日も,残念ながら山頂からの景色はイマイチで,霞みまくっていて文殊山と三里山がなんとか確認できるという具合。
日野山すら見えないので見晴らしのいい広場を退散して木陰に移動し,タバコ1本とお茶を喉に流し込む。

さて,このまま下山するか。
いや待てよ。別のコースを下って再び登ってくるくらいの時間はあるんじゃないか。
と悪魔がささやく。
吹き出る汗をぬぐうのも忘れ,僕はしばらく沈思黙考する。
よし,決めた。筋金入りのマゾヒストの僕(ウソ)は佐々生コースを下って再び登ってくることにした。
家を出るときにヨメに「こんな暑い日に山に行くなんて頭がおかしいんじゃないの?」と言われたわけだが確かにこの暑さで頭の中のネジがちょいとゆるんでしまっていたのかもしれない。

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思い立ったらすぐに動き出さなきゃ。

汗が引く間もなく山頂に別れを告げ,なかなかの急こう配を下っていく。
これをまた登ってこなくちゃいけないのかと思うと真性マゾヒストの僕は喜びに打ち震えぞくぞくしてくる・・というのはウソで「おえー。マジかよ」と心の中でぶつぶつ言いながら何度か引き返そうかとも思ったのだけれど水もまだ十分あるし体力もなんとか・・と僕の頭の中の会議室では肯定する意見が多数を占め,計画は無謀にも続行される。

汗だくでヘトヘトになりながらほとんど惰性のように下っていくと20分ほどで神社の裏に出た。
佐々牟志(ささむし)神社である。かつては,三床山山頂にあったらしく,神社跡と書かれた標柱が山頂の広場の片隅に立っていたのを思い出した。

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ここでたっぷり休憩をとることにした。

幸いなことに近くに自販機を発見。
ジュースを喉を鳴らしながらワイルドに,男らしく飲む。別に誰も見ていないのだけれど僕のワイルドさが自然とそうさせてしまうのだ。

さて,登ろうかと言うタイミングで非常事態が発生した。
ちょっとヤバ目の,甘く危険な香りのする便意が唐突にやってきたのだ。
こういった事態には慣れっこの僕でも,見知らぬ土地での便意はちょっとばかりやっかいだ。

最悪の事態も想定しなくてはいけない。
No Good, so!
すなわち「野グソ」というやつである。こんな低山でまさか野グソをする羽目になろうとは・・

だがしかし。佐々牟志神社の神様たちは僕を見捨てなかった。

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天は自ら助くる者を助く。

出すものを出すとモチベーションも上がってくる。
意気揚々と軽くなった足を進めていく。

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しばらくはなだらかな登りが続くのだが,「あと400m」という朽ちて倒れた表示を過ぎてから急登の階段が続くのだ。さっき下りてきたばっかりの道だから心の準備は充分だったけれどやっぱり気も足も重くなる。

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ここから300mほど急登が続く。
再び滝のように汗が体中の至るところから流れ落ち,手のひらもぐっしょりだ。もちろんシャツもパンツもおもらししたかのようにヌレヌレのジュンジュワー状態である。

残り100mの表示を過ぎると石生谷コースと合流し,ほどなく本日二度目の山頂へ到着。

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もしかしたら,霞が晴れているかもと期待した僕がバカだった。先ほどと同じような景色が広がっているだけ。仕方ないので心臓の鼓動が落ち着いてから久しぶりにケリーケトルでお湯を沸かし,コーヒーを飲むことにする。

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この日は,蝶々はあまり見かけなかったけれど

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代わりに二人の登山者と出会った。この山で人間に出会うのは初めてである(笑)
毎日のようにこの山に登っているという年配の方からいろいろと有益な情報を得ることができた。

この猛暑の中で熱いコーヒーを飲み終えた僕は走るように西大井コースを下っていった。

【実績行程】
西大井登山口8:19
和田コース分岐8:40
三床山山頂着8:51
山頂発8:56
佐々牟志神社着9:14
佐々牟志神社発9:36
山頂着9:59
山頂発10:36
西大井登山口10:59

<西大井コース>
登り:32分(休憩なし)
下り:23分(休憩なし)
<佐々生コース>
下り:18分(休憩なし)
登り:23分(休憩なし)

歩数:11,100歩


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