北岳・間ノ岳2泊3日(その6)

北岳山荘から間ノ岳を往復すると標準コースタイムは3時間。
いますぐ出発すれば17:00前にはなんとかもどってこれそうです。3時間っていったら日野山に登って下りるくらいの時間です。これだけ歩き疲れてるのにまだ行こうとするなんてやっぱテンションが上がってたんですかねえ。僕は行く気満々だったのですが,僕以外のメンバーのやる気はほぼゼロ。いやマイナスだったかも。もうおばはんなんてシュラフに潜り込んで昼寝の体制充分(笑)

ということで,僕一人で間ノ岳をピストンすることにしました。
前日夜にあわててホームセンターみつわで購入してきた一番安いデイパック(1,069円)(笑)にカッパと水と行動食と勇気wを詰め込み出発です(14:20)。

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荷物がチョー軽いんですけど!

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手前が中白根山,奥が間ノ岳かな・・

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中白根山山頂(3055m) 三角点はありません

ここから間ノ岳まではですね,とにかく標高3,000m以上の稜線歩きで小ピークをいくつも越えて行かなくてはいけないんです。もちろん巻き道の場合,ピークを踏んでからまた下るという場合もありますが。

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ほとんど地図も見ずに歩いてたので,ピークを踏むたびに「なんだよ,まだここが山頂じゃないのかよ!」と憤る僕。一喜一憂とはこのことです。いやちゃんと地図とGPSで確認しろよ!というツッコミは甘んじて受けますが,ほら。そういうの見ない方がなんかアドベンチャーって感じがするじゃない?(しらねーよ)

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途中振り返ると北岳と北岳山荘の姿が。

何度も偽ピークに騙され

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そうこうしているうちに・・・

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ガスの中のひときわ高いピークが目にはいってきます

そして,それとほぼ同時に,
また雨が降ってきた!ガビーン
またデジイチをゴミ袋にいれてデイパにしまい,カッパを着こみます。

無情な大粒の雨。
もう少しだけ待ってほしかったな・・・

間ノ岳山頂に到着したのは15:30ごろ。
途中15人くらいとすれ違ったかな。きのう僕らを追い抜いて行った老人のグループにもすれ違いました。ホントに彼らは元気だね~。

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三等三角点 相ノ岳(3189.50m)(防水仕様のスマホで撮影した写真です)

間ノ岳とかいて「あいのだけ」と読むのですが,三角点名は「相ノ岳」となっております。ちなみにマスターはずっと「まのだけ」だと勘違いをしておりました・・この日になって僕がようやく「あいのだけですよ」って指摘してあげたんですが,,自分が登ろうとする山の読み方くらいは知っていてほしいぞ!(笑)

昨年まで標高では奥穂高岳が第3位,間ノ岳が4位だったのですが,2014年4月1日に国土地理院が最新の計測データを基に改定を行った結果間ノ岳は公式に標高3,190mで奥穂高岳と並んで第3位の山となったのです(wikipediaでは第4位のままですが・・・)。奥穂高岳には三角点がないのですが,なんかあそこの頂上って人工的に石が積み上げられているもんだからどこが高さの基準なのかよくわからないんだよね(笑)
※調べてみたところ積み上げられたケルンは標高にカウントされていないそうです

さて,水を飲んで少しだけ休憩して北岳山荘に戻ることにします。雨はやむ気配なし・・

かなりガスがひどくなってきていて本当に気をつけないと道に迷ってしまうかもしれない。今回はひとりだけだし。途中一か所でちょっとルートを外れそうになりましたが,なんとか修正しまして無事ベースキャンプに帰還。たぶん16:40ごろじゃないかな。間ノ岳からのくだりで一発雷が鳴ったときにはさすがにビビりましたが,荷物が軽かったので今回は泣きそうにはなりませんでしたよ。テヘヘ。

雨はやまないのでテントの中でしばらく雑談をして過ごします。ザックはゴミ袋にいれて外に放置してあるのでシュラフも取り出せない・・とにかく雨が止むのを待つしかないのです。食料もガスバーナーもザックの中だから食事の準備もできない。

暗くなる前に雨が止んでくれるとうれしいんだけど・・

18時前になって,ようやく雨がやみました。

外に出てみると,

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富士山がくっきりと!

すげえよ。やっぱ富士山って。
なぜだか見ていても全然飽きないんです。
やはり,ありとあらゆる意味において富士山は日本一の山なんです(僕の主観ですけど)。
文殊山も三床山も日野山も鬼ヶ岳も好きだけど(←そんな山と比較しちゃいかんのかなw),やっぱり富士山がいちばん好きだなあ。

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FUNK!FUJIYAMA

写真を撮っていると,うしろのほうでキャピキャピした(死語)声が聞こえてきました。

「やっべ。富士山チョーやべえ」
「富士山,マジ半端ねえっ!」


振り返ってみてみるとギャルですよ,ギャル。山にも本物のギャルがいたんですよ!
いやいやいやいや。やばいのはあんたらのほうじゃねえのか。と突っ込みたくもなりましたがとにかくギャルさえも魅了してしまう富士山のすごさを象徴する実話なのです。

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富士山を堪能した僕らは,夕食の準備にとりかかります。
この日はカレー。今回の山メシでまともだったのはこれだけのような気がするわ・・食事についてももっと研究が必要だと実感しました。

さて,北岳山荘付近ではauは電話は可能だったんですが,インターネット接続はできず。間ノ岳に行く途中でLTEを拾える場所があったのでネットで翌日の天気予報を見たところ,晴れとのこと。
えっと・・もちろんsoftbankだけは全く駄目でして。吉永小百合がやってるCM。「がんばって基地局増やしてるから山頂でもつながるんですね」って,あれウソばっかですよ。白山でも北岳でもsoftbankだけうんともすんとも言わないんだから。だからキライなんだよ,あの会社!・・・スミマセン。取り乱してしまいました。

しかしネットに頼ってちゃ駄目ですね。普段はネット中毒でネットに情報を依存してるもので・・やっぱ時代はラジオっすよ。NHK第2の気象通報を聞いて天気図を自分で作成して自分で天気を予想しないと!(って,最近そういう人あんまり見かけないよなあ。僕も天気図書いたことあるけど,今はもう書けないしラジオも持ってないんですよ)

テントの中で長老の持ってきたろうそくに火を灯し,今日の無事を神様に感謝しつつ(ウソ),なんだか癒された僕たちは20時前には眠りに着いたのです。ろうそくの火ってなんだか落ち着くんですよ。

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【1日目,2日目のログ】

3日目の山旅ロガーのデータは間違って消しちゃった・・クスン


(つづく)

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