超アットホームな温泉で伊那名物ソースカツ丼

北岳を下山して最初に向かったのはお風呂。
3日間風呂に入ってませんからね。汗もかきまくりだったし,かなりのおいにぃを発していたものと推定されます。匂いってさあ,自覚がないからね。
たとえどんなイケメンでも山から下りた時の足の臭いは特に強烈なのです!

特に下調べをしてこなかったのでバス停に割引券があった伊那市の高遠温泉「さくらの湯」というところに行くことにしました。高遠というところは桜で有名な街のようです。

早朝にパンを食べただけなので腹も減ってるので,メシも食っておきたい。ということもあってこの日帰り温泉を選んだのです。いや,割引券につられたというほうが正確なのですが・・

地元の人ですごく賑わっておりました。
しかし・・・建物に入った瞬間から妙な違和感。

まずフロントの前にはたくさんの野菜が並べられています。地元の人が栽培したと思われる野菜を販売しているのです。

お,おう。
こここれくらいは,まあアリなんじゃないかな。

そしてロビーと食堂(休憩室)の老人率の異常な高さに圧倒されます。
とりあえず,メシだ。体を清めたいけれども腹が減っては戦ができぬ。

もちろん伊那名物ソースカツ丼(830円)をいただきます。
セルフサービスです。
座布団も自分たちで座布団置き場から持ってこなくてはいけません。急須と湯呑をおばはん(店のおばちゃんじゃなくて,僕らと同行してるおばはんのことね)が持ってきてくれます。まあこれくらいはこういうところでは当たり前のシステム。

ソースカツ丼ができあがったので取りに行きます。

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うん。うめえよ。ちょいと甘目で分厚いカツ。このあたりのソースカツ丼はキャベツがつきもの。
パ軒のソースカツ丼とは,かなり違いますが・・・山でろくなものを食べてなかったから何を食べてもうまく感じてしまうんです。いやふつうの状態で食べてもおいしいと思うよ(僕は福井のソースカツ丼のほうが好きですけどね)

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こうして食事をしている間も,僕の後ろをよぼよぼのおじいさんおばあさんが座布団を持って行ったり返しに来たりして落ち着かない。みんな律儀に使った座布団を返しに来るんですよ。座布団置き場の近くに陣取ったのが失敗でした。

となりを見るとおばあさんたちがタッパーに入れて持ちこんだお惣菜とか野菜とかをうまそうに食べています。なるほど,ある程度の持ち込みは黙認されているのかな?と辺りを見回すと持ち込んだ食べ物を食べながら談笑する老人たちが何組も。

・・お,おう。
こういうのも新鮮かも。

テーブルの上をよく見ると「主菜の持ち込みは○○法(←法律の名前失念,条例だったかも)により禁じられていますので・・」云々と書かれた紙が。
なるほど。副菜はオッケーということを暗に記しているのね。黙認と言うか持ち込み公認じゃねえか。主菜の定義もいまいちあいまいな気がするんだけど・・おじいさんやおばあさんたちの持ってくるもの以外が主菜というのが定義なんじゃねえかと(笑)

そして驚いたことに,しばらくするとなりのおばあさんたちは食べかけのおかずの上に新聞紙をかけてお風呂に行っちゃいました(爆)
あまりの光景に,僕たちは言葉もありません。
食べかけのおかずの上に新聞紙を乗せるって・・・数十年ぶりに見た気がします。ノスタルジックな気持ちになってしまった僕は思わず涙しました。というのはウソで実際は笑いをこらえるのに必死!

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「さくらの湯」Webサイトより転載 実際は座布団はこんなふうに並んでいないし,食事(主菜以外w)を持ち込んだおじいさんとおばあさんで賑わっておるのです。




お風呂から上がって(僕は温泉とかに興味がないので特にレポートはしない)僕とオッサン二人は先に店を出ます。しかし湯呑と急須を返しに行ったおばはんがなかなか駐車場に戻ってきません。
ずいぶんと遅れてやってきたおばはん。
「いやあびっくりしたわ。急須と湯飲みも自分で洗わなきゃいけないのよ(笑)」って。

お,おう・・そそそそれもアリだな!

最初から最後まで,地元の人たちに愛されているウルトラスーパーアットホームな「さくら温泉」に僕たちは圧倒され,またこういうのんびりほのぼのしたところもいいよねって頷き合った・・・こういう話です。


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