姥ヶ岳(大野市)

先日登った越前甲で同行した富山人さんは姥ヶ岳を絶賛していました。とにかくお花がすごいと。
じゃあ登ったことないし行ってみるかと浅はかな僕。だいたい僕はお花にあんまり興味がないんだよな。

5月25日(月)休日出勤代休の月曜日。いきなり寝坊しました。
6時前に目覚ましをセットしてたのに起きたのは6時30分。それにクルマのガソリンがほとんど空に近いことに気づき・・あわててもしかないのでガソリンスタンドの開く時間までのんびりと。

157号線を温見(ぬくみ)峠方面へ。途中「平家平」と書かれた看板を左に曲がりすれ違い困難な1車線の道をどんどん登っていきます。平家橋を超えるとさらに道は細くなり部分的に未舗装の区間もありーのなかなかな・・普段一人で山に登るときは遅くても8時には登り始めるんですがこの日は9時過ぎのスタートとなりました。

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見慣れた「クマ出没注意」ですが,「登ってみねの福井の山」にはこの山で熊に出会ったという記述もありまして・・しかもここで出会った地元のおっちゃんが「クマとヘビに注意しねの」と言って立ち去ったわけでして。ビビリくんの僕は最悪の場面が頭をよぎります。

まあとにかく行ってみましょう。

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オウレン畑をぬって緩やかな道が続きます。もちろん僕はどれがオウレンなのかはさっぱりわからないのですが。

確かにお花が多い気がする(けど今までどの山に登ってもあんまり花のこと気にしたことがなかったから多いのかどうかは自信がない)のですがどうなんでしょう。サンカヨウが咲きまくっておりました。

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サンカヨウ

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キクザキイチゲ

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エンレイソウ

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ミヤマカタバミとスミレ

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ネコノメソウ

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ツツジ

えっと上記の花の名前は他の諸先輩方のブログ写真などから同定しました(合っているかどうかは自信がない)。普段はそんなことしないんですけど・・ええ,たまにはね。俺だってやろうと思えばやれるんだぜってところを見せとかないとw

何度も林道を横切りしだいに勾配は急になってきますがたいしたことないので快調に登っていきます。
残雪もところどころにありますが,ノー問題。

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新緑のブナ林が気持ちE

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ブナ林のあたりにはこんな花↓がたくさん。

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どうもこれがオウレンというものじゃないかと(もちろん帰宅してから知った)。
しかしこのブナ林は素晴らしい。今まで見た中でも一番。のような気がする。

ブナ林を過ぎると一旦下って

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また登って下って・・

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イワウチワが増えてきます

水芭蕉群生地に到着です。鞍部が水芭蕉群生地となっているのです。
ここまで登山口から51分。休憩がてらミズバショウを眺めます。

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もう終わりかけのRadio状態

どうも群生している水芭蕉の最南端がここらしい。
15分ほどミズバショウと戯れてから出発。
ここからダラダラダラダラダラダラと長い長い登りが続きます。これが意外にくる。くるんです!斜度はそれほどでもないんだけどとにかく周りの山々も全く見えないしちょっとした藪漕ぎ状態もあったりしてしたばかり見てると枝に頭ぶつけるしとにかくもう学校や家には帰りたくない・・じゃなかったとにかくもうひたすら頂上を目指すのみ。お花?もうそんなもん見てる余裕なんかないんだよ。

1447mピーク手前くらいになるともうずっと藪漕ぎ。

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雪の重みが減ってビヨーンって跳ね返ってくる木。顔に笹の葉があたるイヤな感覚。ルートを探すため舌を見ていると小枝に頭をぶつけ,あるいはこすって帽子が脱げそうになって,ズボンやザックが枝に引っかかって変な体勢で枝をくぐるため屈んで・・・の繰り返し。タフガイでならした僕も嫌気がさしてきました。ええ,ホントはね,軟弱で貧弱で虚弱ハイカーなんですよ僕は。「あいつとララバイ」の研二みたいにハンパでナンパなハイカーなんだよ(ウソ)

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ヤブの中にもカタクリ

悪戦苦闘することたぶん20分くらい(←とてつもなく長く感じたんだけどね),目の前が開けて雪の残る広場に着きました。

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おおっ。
ついに山頂に到着だ。と思ったんですが

ハァ表示も無ェ,道も無ェ,三角点すら見当たらねェ。

と吉幾三のラップが頭の中をぐーるぐる。

僕のGPS(山旅ロガー)では三角点はもう少し先だと表示しています・・あたりをうろうろして道らしきものがないか探すこと5分。

隊長!先へ進む道を発見しました!

そこから2分ほどササをかき分けるとリアルガチな山頂がありました。

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二等三角点 小沢(1453.6m)

ちょっとした広場になっていて一方向のみ眺望があります。

荒島岳のうしろに白山が・・

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湖も見えます(摩耶姫湖かな)

見えねえんだよ。

敢えて2回言おう。
白山が見えねえんだよ

いわゆる「残念な結果に終わりました。」というやつです。

いやよく見てみるとゼブラ模様の山が見えるような・・目を細めてみてみると見えるような気がしてきたぞ。アダルトビデオのモザイクは目を細めると見えるようになるというアレと同じ原理だ(←そんなことしても見えないものは見えない)

ということで画像処理をしてみました。

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ほら!見えたじゃない。見えたんだよ。
僕の心網(マントラ)で。

さてコンビニおにぎり(梅干しと明太子)とコーヒーをいただき,もうさっさと下りることにします。
無心で下ります。「心頭滅却すれば火もまた涼し」。藪なんか怖くない。と思ったのは最初だけでやっぱりもう嫌で嫌でたまらない。もうこの山には来ないことを確信しました。そう,「今日で自信が確信に変わりました」と松坂大輔チックな確信。

帰りには林道を下って大トチの木に寄り道しまーす。

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林道から見えた部子山と銀杏峯(たぶん)

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平家平のトチノキ

写真では分かりにくいですが樹齢400年以上,幹回り7.20m,枝張り31.4m,樹高26mの巨根いや巨木です。トチノキとしては日本有数の巨木で大野市が管理しているそうです。

このトチノキの周りはお花畑。僕の頭の中と同様に。
ニリンソウやミヤマカタバミが咲き乱れておりました。いくつか水芭蕉もありましたな(終わってたけど)。

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ニリンソウ

そしてさらに下っていく途中の林道で,あの2000kmを移動するという謎の蝶を見かけました。

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アサギマダラ

沖縄辺りからここまで北上してきたんですかね・・

繰り返しになりますが,僕はもうこの山に登ることはないだろう・・・藪がなくなれば話は別だけれども。
なおauの携帯は大野市郊外に出てからうんともすんとも言わなかったんですが山頂付近ではバリ3でした。LTEもきてましたわ。なお,この山では上り下りとも誰ともすれ違わなかったという・・


【実績行程】
登山口 09:14
ブナ林 09:53
水芭蕉群生地 10:05(休憩16分)
姥ヶ岳山頂11:12(休憩22分)
トチノキ 12:37
登山口12:55

登り:1時間58分(休憩16分含む)
下り:1時間43分(休憩7分含む)
歩数:約18,500歩
標高差:520m






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