続・早朝郵便局からの・・・【後編】

越前武生行きの区間急行に乗り込んだ僕。
区間急行というのは福井駅発越前武生行きで,神明までは急行でそれ以降は各駅停車になるという変わり種の列車。1日に1本しかないレアもの。

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途中オレフクサクラムとすれ違う

おしっこがしたかったのだが,赤十字前を過ぎたあたりからOPPも発動。波動エネルギー充填率は尿意70%,便意60%程度。神明までは十分余裕がある。古代進と島大介の出番はなさそうだw

区間急行のレアさが際立っているのはこれ。

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神明駅構内に入るところ

福鉄マニア(←いるのか?)ならこれを見ただけでおかしいなと気づくはず。

そう。

以前書いたがこの列車は神明駅には,普段は使用されておらず乗客は立ち入り禁止となっている3番ホームに到着するのだ。

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ダイヤの関係上,3番線に入るしかないようだがこの列車必要なのかな。まあ僕のようなヲタは必要としているわけだが(笑)
この列車のせいで神明駅の駅員さんは雪かきをするホームがひとつ増えるわけでちょっぴりかわいそうな気がする。

神明駅でフリーきっぷを購入。実は,最初に乗った普通電車では運転士さんがフリーきっぷの持ち合わせがないということで購入ができなかったのだ。
「えっ,どうすればいいの?」「帰りの電車で購入ください」とのこと。
いや帰りも福鉄に乗るという保証はないんだけど・・・敢えてJRで帰って福鉄公認キセル乗車を試みようかなどと遊び心もちらついたわけだがもちろんそれはない。この辺のいい加減さ・緩さが毎度毎度書いている通り福鉄イズムなのだ!

そして神明駅でフリーきっぷをくださいと言うとまた駅員さんに「せんないですか?」と聞かれる。このせんないですか攻撃はもはや神明駅の名物。僕はよどみなく「(福鉄福武)線内でお願いします!」と。

身障者対応のトイレを借りて液体と固体を排出すると僕は越前武生行きの普通列車に乗り西山公園駅で下車。長泉寺山に登り動物園に立ち寄ってから西鯖江駅に。

次の電車までは少し時間があったので前回発見した待合室のライブラリーの1冊を手に取る。

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鉄子の旅

鉄道にまったく興味のない作者が鉄道好きのトラベルライターの横見に嫌々日本全国の鉄道に連れ回されるというもの(wikipediaによる)。



ななんと,シリーズ化され3作目まであるという・・・買っちゃおうかな。いや西鯖江駅で第一作目を完読してからでも遅くはないか。

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わ,わかる!分かるよその気持ち。
分かりすぎて恐ろしくなるくらい。
この人とは,気が合いそうだ(笑)
でも友達にはなりたくないような。

1話を読み終えたところで,鷲塚針原行きの急行がやってくる時間となった。後ろ髪を引かれる思いで漫画を書棚に戻しホームへ。

やってきた

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サクラムに乗り込む。

しばらくすると睡魔に襲われ,そのまま寝落ち。

「お客さん,どこまで行かれるんですか!」という運転士の声で目を覚ましたのは田原町駅だった。運転士は福鉄ではなくえち鉄の方。この電車は相互直通運転であるから田原町から先はえちぜん鉄道の路線となるためこのまま乗り継いでも大丈夫なのかと確認の意味があったようだ。「あ,八ツ島まで・・・」寝ぼけナマコいや寝ぼけマナコで僕が応えると電車は鷲塚針原へ向かって発車した。

乗客は僕のほかには同好の士らしきヤングマンがひとりいるだけだ。

目的のラーメン屋さんの最寄り駅であるえちぜん鉄道八ツ島駅に到着。
僕の手元にあるのは福鉄のフリーきっぷだけ。さて,料金はどうなるんだろう?
以前四ツ葉来さんのブログで乗り継ぎ割引があるという記事を読んだ気がするので「乗り継ぎの割引とかはないんですか?」と尋ねると「別会社なんで・・・」というクールな答え。田原町~八ツ島間のえち鉄正規料金である190円を支払いラーメン屋に向かう。

ラーメンを食べ終えた僕はまたえち鉄に乗り,田原町・フェニックスラインで帰ってもよかったのだが,190円が惜しい。たかが190円,されど190円。
ということで田原町まで芦原街道を歩き,田原町から福鉄に乗ることにした。たかだか20分ほどなら僕は徒歩を選択する。

田原町駅に着き,ホームに向かうとやってきたのは

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鷲塚針原で折り返してきたサクラムだった・・・orz

このまま北府まで帰ってもよかったのだが,ハピリンの100円お買物券ゲットのため市役所前電停で下車し,福井駅まで歩く。この時点で16,000歩オーバー。いや久しぶりによく歩いたよ今日は。達成感に高揚。ゴキゲンなままプロントでコーヒーを飲み,再び市役所前電停から越前武生行きの急行に乗ることにした。

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電停前の線路には融雪装置が設置されていた。これ,軌道区間(路面電車区間)の全線につければいいんじゃね。ていうか今もやってる線路補修ってもしかして融雪装置の設置も含まれてるのか。いや融雪装置設置が含まれていなかったとしたらまさに片手落ちだぜ。

そして画像の通り足跡が残っている。
たぶん越前武生行き電車は2番線だと思って待っていたら1番線だったため線路を横断したといったところだろうな。

やってきた

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青フクだった。
最近,ミドフクに全く乗っていない。一時期はストーキングされてるんじゃねえのっていうくらみどりばっかりだったのに。もう冷めてしまったのかな,俺に(笑)

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鉄道区間に入ると,電車は60km/hでかっ飛ばす。
雪でもきちんと対策がとられていればこれだけのスピードを出して運行することができるのだ。

気温が低いせいもあり,

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雪を舞い上げながら走るフクラムはかっこいい。乗っているから分からないけれどたぶん外から見ていたらなかなか爽快な風景だろうと思う。

13:47北府駅に到着。この日も13:50からは路面電車区間は線路補修のため代行バスになってしまうため,これ以上福鉄に乗る必然性はない。

北府駅の留置線には,先般の大雪で電車がストップしている真っ最中に赤十字前駅でチンとしてインテリアと化していた鉄道用ラッセル車の姿が。

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やっぱこれ,稼働してたんだね。

そして,僕には最後のお仕事が残っている。

そう。

610形を見届けなければならないという悲しいお仕事が。

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どんな壊し方をしたら真ん中で割れるんだろう・・・

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いつまでもあると思うな親とテツ。

さよなら,610形。

この車両はもともと名古屋市営地下鉄で使用されていた名古屋市交通局1200形に改造を加え,1999年に福井鉄道に導入された車両(wikipediaによる)であり,僕が福井鉄道で乗ったことがあるのかどうかは記憶に定かではない。高校を卒業してから去年まで福鉄に乗ることなんて数えるくらいしかなかったし全くテツには興味がなかったから。
それよりも僕は学生時代の5年間を名古屋で暮らしていたからその時に乗っていた可能性の方が高い気がする。これが名古屋の地下鉄を走っていたのか・・・そっちの方が感慨深い。

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ここに放置されてからずっと下げられたままだったパンタグラフが上がっていた。
これが,610形のお別れの挨拶なのかもしれない。

ようやく成仏できますね。

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610形の生涯に一片も悔いはなかったのだと思いたい。



(おわり)


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