僕の青春時代を思い出すこの大映テレビの名作。見逃す訳にはいきません。
「古代ローマの神、ヤヌスは物事の内と外を同時に見る事ができたという。この物語はそんなヤヌスにもう一つの心を覗かれてしまった少女の壮大なロマンである 」
ここでオープニングテーマ椎名恵の「今夜はANGELのイントロのドラムが流れ始める・・・

再びナレーション
「もしあなたにもう一つ顔があったら・・・」
いやあ感動です。
すばらしいオープニングです。
では簡単にキャストを紹介しましょうか。
このドラマの二重人格の主人公・小澤裕美と大沼ユミ役は杉浦幸。
裕美のときの棒読みの台詞とユミになったときのすごいエフェクトのかかった台詞にまず笑いそうになっちゃいます。
同級生に河合その子、長山洋子、竹内力。
竹内力は河合その子といちゃついてたりしてます(うらやましい)。
そして生徒会長は宮川一朗太(なんとなく大鶴義丹と混同してしまう)。
この人を見ててもなんか笑いが込み上げてくるのはなぜだろう。
さらに教師役と言えばこの人しかいない。
山下真司。
彼に思いを寄せる同僚は賀来千香子。
(最近見ないね、おもいっきりテレビでしか)
大沼ユミに憧れる家出少年、「たっちん」こと達郎役は風見慎吾。
無駄にブレイクダンスしまくり(当時20歳)。
当時ブレイクダンスと言えば風見慎吾の右に出るものは(芸能人では)いなかったのです(笑)

赤いマフラー姿でチェーンを振り回す野獣会(六本木をしきってるそうです)リーダー東涼子には大沢逸美。
バイクに乗ってるときはどこにチェーンを隠してるんだろうか。
校長先生は今は亡き中条静夫。
裕美のおばあちゃまが初井言榮、親父が前田吟。
六本木のバーのママは中村晃子。
80年代(特に大映ドラマ)を代表する名脇役たちが勢揃いなのです。
ここまで読み続けた人はたぶん当時リアルタイムでドラマを見ていた人だと思うし、見てた人はだいたいのストーリーを覚えてると思うのでそんなのは書きませんが(たとえばこのサイトなんかでストーリーがわかります)、ぶっとんだ台詞と設定とか、とにかく見てると笑いがこみ上げてきます。
残念なことにときどき音声が途切れます。
そう、当時は放送できたけど、いまは放送できないような言葉を話してるんですねえ。
本日の第2回放送分では、またまた濃い人たちが出てきました。
進藤(宮川一朗太)の親父登場!!
刑事さんです。
だれだったっけ?
80年代大映ドラマの刑事役と言えば・・
この人しかいない。

蟹江敬三でした。
スケ番刑事かよっ
たっちんの親父とおふくろも登場。
宝石店を経営する夫婦。
高橋悦史と吉行和子。
ほんとすごいキャストです。
キャストだけでなく、やっぱりぶっとんだ台詞も見どころ(笑うところです)のひとつ。
<第1回放送分の名台詞>
涼子「おまえはどこからきたんだい?」
ユミ「さあね。昨日は天の川で夕涼みをしていたよ」
<第2回放送分の名台詞>

ヌンチャクを振り回しながら、野獣会の女の子が竹内力に向かって
「ガタガタ騒ぐと体を損なうよ!」
フランス料理屋で突然消えたユミに向かってたっちんが叫ぶ。
「蜃気楼の国に帰っちまったのかよ」
こういう台詞を次から次へと考える脚本家(原作の台詞なのかな?)の方を尊敬します。
自分はそんなふうにはなりたくないけど・・
脳のどのあたりを使えばこういう台詞を思いつくんでしょうか。
「ヤヌスの鏡」はファミリー劇場で毎週火曜日9:00から放送中です。
DVDも発売されているようなのでお金のある方はそちらを購入した方がいいかも。
毎週火曜日が楽しみです。
この記事へのコメント
h,i
「天の川で夕涼み」
管理人
「ヤヌスの鏡」については、いろんなサイトで取り上げられてるので検索してみたらもっとぶっとんだセリフが紹介されているかもしれません。
とにかく・・
今、確実に笑えるドラマはこれしかない。
HIV~
・以前、デッドエイジとかいう番組で取り上げられていたと思うけど、今見たらタイトルにもあるように笑い転げると思ふ・・・
poptrip
最近,とんねるずの番組(細かすぎて伝わらないモノマネ選手権)で,いとうあさこがこのドラマのオープニングのモノマネをしたもんだから(僕は見てて大笑いしました),その日とその次の日はこのページのアクセス数が異常でした(笑)
当時はこれをゴールデンタイムにやってたんだからすごいですよね。放送禁止用語だらけですけどww