先日、BOOKOFFなどで懐かしいCDを発見。

「親指姫」 山瀬まみ
1989年11月21日発売 キングレコード 292A 81
落ち目になったアイドルはロックに走る、という80年代の鉄則に従い彼女もロック化しヒトカワむけようともがいていたのであります。
でも、これはただのアイドルロックとはひと味ちがう。
サエキけんぞう(パール兄弟)、奥田民生(UNICORN)、矢野顕子(ご存知坂本龍一の元ヨメ。当時はもちろん離婚前)、デーモン小暮(聖飢魔II)、横関敦、大槻ケンヂ、内田雄一郎、三柴江戸蔵(以上筋肉少女帯)、ナオキ(Laughin' Nose)、白浜久(ARB)、戸城憲夫(ZIGGY)、なぜか泉麻人(コラムニスト)等を迎えたロックなこの一枚は、当時のロックファンには話題性もあって必聴の一枚でした(ウソ)。
当時、わたしも興味半分でレンタルしてきて聞いてたわけです。
もちろん購入して久しぶりに(この記事を書くために真剣に)聞いてみました。
・・ボーカルがキレまくってますね(違った意味で)。HM/HRっぽいギターのリフ、泣きのギターもあれば、パンクってるギターとドラムがあったり横関氏の早弾き変態ギターに、そのバックですごいベースラインが聞こえてきたりするわけですね。
曲ごとにロックの作家とミュージシャンが好き放題やっててそこに山瀬のキレキレのちょっと中途半端なロック調ボーカルがかぶさってるって感じ。ラ・ムーよりはこっちのほうがイイと思うんですけどね・・・
矢野顕子の曲はやっぱり矢野顕子してるし、いろんな曲に挑戦しててボーカルも曲ごとに雰囲気を変えてマルチなところをアピールしてるんでしょうか(基本的に歌はうまいほうだと思うんです)。
まあ、全体的にうるさい(ギターが)。でもなかなか楽しめましたね。
よし、カーステでガンガンならして家へ帰ろう!
とは思わなかった。
でもこういうのもアリだな。バブルな時代、加えてバンドブームの80年代後半に発売されたというだけで許せるCD。
それなりに売れたと思うんだけど・・誰も知らないよね。
もちろん現在は廃盤です。

BOOKOFFにいけばこういうのがたったのワンコインで手に入っちゃうんです。好きだよ。BOOKOFF。
この記事へのコメント
のんびり
知らないよぉおお!!
それにしても参加している人たちがすごいですね。
いろんな意味で…
poptrip
知りませんよねえ。それがふつうだと思います。
参加してる人がすごいでしょ。泉麻人なんかはテレビ探偵団(うっ、懐かしい)つながりなんでしょうかね。
さて、今から「お父さんのためのワイドショー講座」を見ることにします。