富山から遊びに来た同僚2名と前回ここに連れて来てくれた連れの4人で行ってきました。

店に入るとこの日は先客がいました。おかみさんは厨房で調理の最中。
先客のうちの一人が食事の手を止めて「4人?じゃあこっちに座って。何飲む?ビール?」といって冷蔵庫からビールを出してきてくれます。まあ初来店ならこれだけで相当驚くはずですが僕は2度目、連れの一人は4度目の訪問ですから、びくともしません。
またカウンターに並べられたお惣菜を勝手にいくつかチョイスし食べ始めようとしたら、厨房からおかみさん登場。
「ごめんごめん。お客さんが持って来てくれた茄子を漬けとったのよ」
「チンしてくるからちょっと待って」

何も言わずに出て来た漬け物とチンする前の総菜
ビールをおもむろに飲み始めてしばらくすると、注文もしていないのに作り立ての料理が勝手に数種類出てきます。
「テレビの料理番組見てたらおいしそうだから作ってみたのよ」
僕らは顔を見合わせますが・・みんな笑いをこらえている。(ホントに自分の家で晩飯を食ってるようだよ)

イカの天麩羅 タルタルソースをかけて食べます
この日は焼酎なんかも何杯か飲んだのですがもちろんセルフサービス。

氷と水は上写真の左端に写っているグレーの冷蔵庫に入っていることを他のお客さんに確認し、何杯も飲みます。
ビールももう他の人の助けはいりません。自分たちで冷蔵庫からとって来て飲めるところまで成長しました。
米が食いたくなったのでカツカレーと迷ったのですが、チャーハンを注文しました。すると、
「ご飯焦がしちゃったから炊けるまで待ってね」って。
無事ご飯が炊けた後に出て来たチャーハンと焼きそばが激ウマ。酒を飲んで酔っぱらってたからうまく感じたのかもしれないが、久しぶりに食ったうまいチャーハンだった。

紅ショウガが足りなかったのでもう少し欲しいと言うと、「ちょっと待ってね」とタッパーのままテーブルに持って来てくれます。
ほんとに自分の家にいるような感覚(何を頼んでも文句を言われないところが家と違ってたりして・・)。
さて、おあいそ。焼酎なんかは勝手に飲んでたのですが、良く確かめもせずに前回同様、おかみさんが年季の入った電卓を叩き始めます。一同は絶対また丼勘定だろうと思ってたらやっぱりそのとおりでした。
4人で7,100円。
・・・あり得ない値段だ。
何を食っても飲んでもひとり2,000円以内になるように適当に電卓を叩いている振りをしているのではないかというのが我々4人の一致した意見です。
常連さんの仲間入りを果たし、大満足のぼくたちはまた2,000円ずつ払って帰ってきましたとさ。
この記事へのコメント
たつや
いいないいな~その店!
絶対行きたい!
おばちゃんは、お金以上の素晴らしいものを
お客さんから、いただいているのかもね。
お客さんは、食べ物以上のあたたかさを
楽しみにこの店に来るのでしょうね。
見ず知らずのおばちゃんのこと、
好きになっちゃいそうです^^;
poptrip
きっと気に入るのではないかと。
居心地がいいので何時間でもいられる、そんな店です。
以前から思ってたのですがたつやさん「おばちゃん好き」ですよね(笑)。
ふぁん
なんか温かくていいですね。
ボクも行ってみたいです。
エレコマニア
行きたい、猛烈に行きたいです。
値段も魅力なんですが、外食なのに、
家で食べてる感覚。
最高です。連れてって下さい(笑)
Nao*Nao
まるで親戚のオバちゃん家へ遊びに行ってるよう!
「はいはい、これも美味しいよ
ほらぁ、遠慮せんとしっかり食べやぁ~」
てなかんじで!!
もう人類皆兄弟、子供!
戦後の日本の裏路地かどこかで、助け合いながら生きてる感じ…
オバちゃんの包容力に感謝♪
そんなお店行ってみたいwww
poptrip
「おふくろの味」を売り物にしているお店は都会なんかでも結構あるわけですが、ここは味だけではなくその他もろもろもすごいんですよねえ。
poptrip
機会があれば是非。
連絡いただければ同伴させていただきます(笑)
実は先日はじめて「ひとりで」飯を食いに行ってきたわけですがまあ相変わらずで・・店に入ったらおかみさんが「へしこ」を肴にビール飲んでました。
カツ丼に茗荷の味噌汁なんかがついてくるところがまた素敵です。
poptrip
確かに助け合いのお店。
食事を注文したら「お茶でも飲んで待っててよ」といわれるわけですがお茶は自分たちで冷蔵庫から取ってくるわけで。
昔はこういうお店がいっぱいあったんでしょうね。きっと。
nippar
popさんもいつか先客になったときに「ビール?」とか言いながら出すのでしょうか(¬ー¬) フフフ
poptrip
はいってきたら僕も「ビールにする?焼酎にする?」なんて仕切っちゃいそうですが、まあこの店にそうそう新規の客が来るとは思えないですねえ(笑)
ぼくや僕の連れがいろんな人を連れて来ちゃいそうですけれどね。