いまどきそんな質問をされることはほとんどないし、「別に」ってエリカ様のように答えたいところだが、あえて一人選ぶならぼくは「アントニオ猪木」と答えるかもしれない。
「アントニオ猪木自伝」は3回は読みましたからね。「1・2の三四郎」「プロレススーパースター列伝」なんて今でも実家に帰ったとき読んでますし、アメトークの「昭和プロレス芸人」なんて録画して何度も見てますから。
そんな僕にぴったりのお店が池袋にあったとはしらなかった。
アントニオ猪木酒場

当日の予約は不可とのことで,30分ほど待って入店。
中央にはリングがあり、入店時には「XX名様、入場です」とゴングが鳴らされる。

店内の各所に配置されたモニターには昭和50~60年代の猪木の映像が延々と流されてました。異種格闘技戦や藤波との師弟対決。若き日の古館アナ。猪木の卍固めや延髄斬りにもさすがにキレがあります。

メニューとコースター

元気があれば何でも飲める
メニューは、プロレスファンならニヤリとしてしまうようなネーミングのものばかり。

コブラツイスト

イノキ ボンバイエ

四角いリングのバトルロイヤル
「シャカシャカサラダ」というものを頼むと、「元気があればなんでもできる」Tシャツに猪木のトレードーマークである赤いタオルを首にまいた店員さんがテーブルでサラダをシャカシャカして作りながら絶叫。
「元気ですかー。いくぞー。1、2、3、サラダー」
周りの客はそれにあわせてこぶしを振り上げて大合唱。妹系カフェではいまいちノリきれなかったオレもこの日はこぶしを突き上げる。その後「炎のファイター」を客の一人が歌いだすとまた大合唱が始まる。ノリノリ(←死語)でしたよ,オレさえも。


いやあ楽しい、と思ってたのは最初の数回だけでだんだん面倒くさくなってくるんですけど。そりゃあ4時間も居座ればね。10回以上はこれに付き合ったかしら。
酒に酔った勢いで恋愛論などを熱く語ってるときに横で「1、2、3、サラダー」なんてやられてもね。
各種猪木グッズが所狭しと壁に掲げられておりミュージアムとなってるようです。

IWGPベルト (猪木の失神を思い出すなあ)
終電の0時ごろまでいましたが、まだ店内は盛り上がってました。
お好きな人はどうぞ。
そういえばフードメニューの味とかについて全然書いてないね。覚えてません(爆)。客はプロレス全盛期を経験した30~40代がほとんどかと思いきや,若い女性なんかがたくさんいました。エンターテインメント性の高いお店ですからね。
【過去記事】
闘魂スペシャル
闘魂スペシャル#2
この記事へのコメント
たつや
こんなお店があったなんて知りませんでした。
さすが東京ですね。
猪木がホーガンのアックスボンバーで失神KO負けした
試合は、東京両国国技館で見ていました。
あれは、会場全体が異様な雰囲気に包まれていたし、
山本小鉄?(だったと思う)さんが猪木さんの口の中に、
手を入れて舌を引っ張り出していたのが強烈な印象で残っています。
う~ん、行ってみたいかも^^;
のんびり
面白いお店に行ってますねぇ。
私的にはアボカドが乗ったサラダがとっても食べてみたい。
こんな(失礼)お店で恋愛論を語っている以外にスレンダーなpopさんがどうしても想像できない。
ところでこのお店は猪木さんが経営しているのでしょうか?
Nao*Nao
以外に 熱いヒト なのですね~。
猪木命!ではないですが、行ってみたいノリではありますね(笑)
絶対に拳を高く突き出してること間違い無しの私・・・。
そうです、
そういう私も 以外に熱いヒト なのです。
poptrip
すごい!!あれを生で見てたんですか。テレビで見ててもあれは衝撃的な映像でした。
ちなみに映像を改めて確認したところ,舌を引っ張り出してるのは「稲妻戦士」木村健吾でした。
猪木の失神についてはやらせ疑惑もありますが,当時はほんとに「猪木がんばれ」って心の中で叫んでましたね。
プロレスのことを話し出すときりがないのでこの辺でやめておきますが,プロレスファンでなくても楽しめるし,プロレスファンなら更に楽しめるお店だと思います。3人で12000円ほどだったのでそんなに高い店でもありません。
poptrip
あのサラダ実はぼくはまったく手をつけてません。酒を飲むと食欲がなくなっちゃうんです。
普段からオレよくしゃべるよ,なんでも。家では無口だけど(笑)。飲んだらさらに雄弁になります。まじめな話もきらいじゃないんですよ・・・
この店の運営体制まではよく分かりませんが,猪木が直接かかわってるわけではないようです。まあ猪木の手がけたビジネスはことごとく失敗してますからね(笑)
poptrip
「紳士であること」これが僕の行動規範です(もちろん嘘ですけど)。あんまりアツくなることはないですねえ。
でも吉田栄作並に(←例えが古いって),アツくなるときもたまにはあります。やっぱ「猪木」がらみだからアツくなっちゃたんでしょうねえ。あの雰囲気はプロレスファンにはたまらんよ。
TDLのシンデレラ城なんかではどうもいまいち乗れなくてかなり居心地が悪い思いをしちゃったりもします。