
このゴミ(笑)のようなものがいっぱい飛んでいる,高価なスクリーントーンを贅沢に使った独特のイラストを見て「FM STATION」という雑誌を思い出した紳士淑女(ほとんどが男だと思いますが)。きっと僕と同じアラフォー世代(かそれ以上)で僕と同じような音楽を聴いて,そしていつか大人になったら高価なステレオセット(ナカミチのカセットデッキにJBLのスピーカーにアンプはサンスイで・・みたいな)を買っちゃうぞって思ってたんじゃないですかね。

ワタシ所有のカセットデッキ(KENWOOD製)
トップの画像は鈴木英人(すずきえいじん)という80年代を代表するイラストレーターの手による山下達郎のアルバムジャケットなんですが,鈴木英人の表紙がトレードマークのようになっていた雑誌。
それが,「FM STATION」なわけです。
80年代はFM放送,そしてエアチェック,カセットテープの全盛期。
※エアチェックというのは「ラジオの放送番組を録音して楽しむこと」です。いちおう。
今は亡き鯖江市丸山のホームセンター「カーペンター」にカセットテープが安く売っておりまして,ワタシ自転車を走らせ,買いに行ったもんです。
そのころは,今となっては信じられないことですがFM雑誌なるものが4誌も存在しておりまして(現在はすべて廃刊),私はそのなかでもミーハーだったため「FM STATION」を購読していたのであります。
なぜ突然こんな話題が出て来たかというと,図書館でこんな本を借りてしまったから。(今回の記事のタイトルは,この本のコピーからいただいちゃいました)

FM雑誌と僕らの80年代
恩蔵 茂 著
僕が子どもの頃,福井ではFMといったらNHK-FMしか聞けなかったんですが,中学生のころにFM福井が開局したんです(上記の本によれば1984年12月18日)。そりゃあうれしかったですね。
たぶんほんとに相当うれしかったんでしょうね。
おバカな僕は自分の勉強机にステッカーまで貼っちゃってました。

まだ実家にある僕の勉強机
ああ,テキサスブロンコのステッカーは今回の記事とは関係ないのでいちおうスルーしておきます(笑)。また機会があれば。
というわけで「FM STATION」でFM番組表をチェクし,お目当ての番組を聞きながらラジカセの前でPauseボタンに手をかけ録音するタイミングを計る。こんな地味な音楽LIFEを送ってたわけです。
NHK-FMの公開録音番組に行ってみたり,とにかく夢中だったわけですが,世の中のほとんどの人と同じように今はもうFMってほとんど聞かなくなりました(ラジオ自体ほとんど聞かないですね。一番よく聴くラジオは高速道路で聞くハイウェイラジオだな,たぶん)
FMを聴く必然性がなくなっちゃたんだもの。エアチェックのためにFMを聞いてたんだよね,今思えば。
といいつつ,ドライブ中は常にiPodをFMトランスミッターにつないでFMを聴いているので,実はFMを聞きまくってるという言い方も出来るのですが(笑)
最後に,
思い出したのが僕が中学校のとき使ってた英語の教科書。表紙のイラストは「FM STATION」と同じ鈴木英人。なかなか画期的なことだと思います。

2,3年だけ鈴木英人だったみたい
しかし,今でも「This is a pen.(これはペンです)」っていう例文使ってるのかね。
今でも覚えているんだけど,この例文で僕が一番とまどったのはpenの意味が理解できなかったこと。だってさ,penっていうのがなにを指すのかホントに想像できなかったんですから。ボールペンや鉛筆やシャープペンなら分かるんだけど・・・。こんなこと考えてたオレってはやっぱ変人の類なのだろうか。
僕はこの後,英語を結構マジメに勉強したんですが,penという単語に出会うことはほとんどありませんでした・・・当たり前か。
ちなみに「this is a pen」でgoogle検索すると検索結果のトップには荒井注(元ドリフターズ)が表示されます。
ミニ情報です。
なんか内容が発散しつつあるのでカーペンターズのこの曲で〆させていただきます。
When I was young
I'd listen to the radio
Waitin' for my favorite songs
When they played I'd sing along
It made me smile
わたしのまぶしかった青春時代はまさにラジオとともにあった。
この記事へのコメント
川中重司
最後のカーペンターズで、記事がぐっとしまって、コメントせずにいられなくなった(失礼(^^ゞ)
最初のイラストで思い出した言葉は『わたせせいぞう』、『あろんぐばけーしょん』。
カセットデッキは、そう、ナカミチ。とても高くて買えない。
オートリバースでカセット本体がひっくり返る。ユーチューブにないかな?
オーディオ全盛期、もうあんな時代は来ないだろうな。
スピーカーを買いに、バイト代を握りしめて、友人の下宿を頼って東京は秋葉原へ。
ダイアトーンのDS-1000を買いました。(本当はDS-2000あ欲しかったけれど、大学生に買えるもんじゃあ無かった)
同時から愛用していたONKYOのアンプは、昨年お亡くなりになり、今はAVアンプが5.1chを担当しています。
エアチェック、しましたよ。
FMチューナーを単体で購入して、八木アンテナを下宿の窓から出していました。思えば変な光景だったろうな。(そのくせ、TVは持っていなかった)
すんません、ついつい、昔を思い出してしまいました。
それもこれもカーペンターマジックということでm(__)m
凛花
明らかに同世代ですね、映像が懐かしすぎです。
私もわたせせいぞうを思いました。
この英語の教科書!懐かしい~(人´▽`)
私 2年か3年から登場してきたグラマー?の存在で
英語が嫌いになりました。
tetsuro888
ソニーの真っ黒けっけのメタルテープを購入出来る余裕が出来たのは大学に入ってからでした。
デンオンやアキューフェーズとか懐かしいですねぇ~
nabe
私も「FM STATION」「FMレコパル」の2誌を愛読してましたね。
そして週末の「ベストヒットUSA!」は必ず見てました。
ちなみにアンプはサンスイのAUD607F・・・コレのみ現役です。
とまとん
pause状態にしてお気に入りの曲を待っていました。
そんなまだかわいかった頃(?)の自分を思い出して
懐かしい気持ちになれました。
そして・・・あの英語の教科書の写真にもかなりやられましたー!!
懐かしいー!!よくとってありましたね。すごい。
うちも全く同じ教科書でした。
This is a pen. とか、Is this a pen? から始まるんですよね。
(長い英語人生でいまだにThis is a pen. など使ったことがありませんが。)
今の教科書はすごいですよ。なんたってウェブカメラを使って外国の子と
ビデオチャットをしている設定とかあるんですから。(中1教科書)
教科書の変わって行く様を見るのは、時代も垣間見れておもしろいですよね。
おーちゃん
ゴキゲンいかが?
今日も君のブログにバカウケさ。
ナンシーによろしく。
ガッツ
そして鈴木英人さんのイラストも良かったですよね。
中2か中3の頃、カレンダー購入して、その月が終わった後の日付の部分をカットしてポスターとして部屋に貼ってました。
先日、弟が実家の立て替えをしてくれたんですが、取り壊す前の自宅の自分が使っていた部屋(住む人が減ったので物置き場として活用されていた)を覗いたら、鈴木英人さん12枚しっかり残ってて懐かしく眺めてしまいました。結局そのまま取り壊したけど、アレ、取っとけばよかったなー。
教科書の表紙を消しゴムで真っ白に消して(消えたんだよね)、自分でオリジナルの表紙を描くというアホな事をしてた中学生でしたが、英語のこの教科書に限ってはそんな事考えもしませんでした。
懐かしいよねー。
はげでぶ
そして「NEW HORIZON」の意味を知ったのは10年後でした。
ちなみに私は、ラジオはどちらかというとAM派でして
当事、ノイズだらけのニッポン放送や文化放送を
アンテナ動かして聞きながら笑っていたものです。
さんまのブンブン大放送とか好きでしたな。
poptrip
恐れていただいてありがとうございます。
わたせせいぞうも80年代を代表する人ですね(どっちかっていうと漫画家ってイメージがありますな,彼の場合)
ナカミチのカセットテープがひっくり返るオートリバースのカセットデッキ。あれはもちろん覚えてますよ。雑誌の中でしか見たことありませんがね。
ダイアトーン。そんなブランドもありましたね。
スピーカーならダイヤトーンかヤマハ(JBLは別格として)。
そんなイメージを持ってました・・
私は高校生のとき買ったヤマハのスピーカーが未だにリビングにあります・・ヨメに邪魔者扱いされてますがなんとか捨てるまでにはいたっておりません(笑)
わたしもオーディオについて語りだしたら長くなりそうなので,この辺で・・・
poptrip
早く元気出して
あの笑顔を見せて♪
って歌もありましたな(薬師丸ひろ子と竹内まりや)
何があったか分からんけど元気出してくださいね。
グラマーって言葉,久しぶりに聞きました(笑)
なお,大多数の男子と同様,わたしも
glamourはそれなりに好きですが
grammerはあまり好きではありません。
poptrip
私の場合,
ノーマルテープときどきクロムテープところによりメタルテープ。
こんな感じでした(分かりにくいですね)
メタルテープは憧れでした・・・
まあほとんどノーマルテープだったってことですよ。
SONYだけが発売してたTYPE ⅢのDUADってやつも
たまーに買ってたかな
本文記事にある「カーペンター」で
このテープがよく安売りしてたんですよ。
poptrip
そうそう。
われわれはベストヒットUSA世代なんですよね。
The Cars「You might think」
The Police「Every breath you take」
The Romantics「Talkin in your sleep」
etc.
いまでもiPodで聴いてます。
アンプが今でも使えるんですか。
それはすごいと思います。
poptrip
アンテナを伸ばす・・懐かしいね。
僕が一番エアチェックしてたころには残念ながら
ラジカセしか持ってなかったので,同じように
アンテナを必死に動かしてました。
さて
僕も最初に習った英文は「This is a pen.」
だとばかり思ってたのですが,教科書を見てみたら
最初に出てきた英文は,
「This is Japan」でした。
不思議なことに「This is a pen.」ばかりが
なぜか頭に残ってるんですよね。
きっと日本人に一番なじみにある英文は
「This is a pen.」ですね(笑)
poptrip
ハーイ。
ミーは今日もゴキゲンさ。
バカウケしてくれたかい?
そいつはよかった。
シンディによろしくメカドック。
・・てこんなレスでよかったかしら(笑)
マイケルとかナンシーとかシンディって誰だよ,
いったい。
poptrip
鈴木英人を「すずきひでと」だと
おもってたバカは私です。
そういえば,教科書とかの絵って
消しゴムで消えたような気がするな。
もちろん文豪の写真への落書きと
パラパラマンガも定番でした。
ちなみに,わたし小学校から高校までの
教科書すべて捨てずに取ってあります・・
poptrip
もとい,はげでぶさん。
「でぶ」と「はげ」ではやっぱり
「はげ」が先に来たほうがしっくりきますね。
もちろんAMも聞いてました。
福井では文化放送がはいらなかったんだよね~
わたしはどうしても
「とんねるずの二酸化マンガンクラブ」が聞きたくて
アンテナを一生懸命動かしてました・・
なぜか新聞のラジオ欄にも文化放送とかニッポン放送が
ちゃんと載っていたのはなぜなんでしょうかね・・
おーちゃん
マイケルとナンシーは、ニューホライズンの登場人物です。
一応、ご報告まで。
poptrip
気づかんかった。
ということで改めて英語の教科書
「NEW HORIZON 2」のトップページにある
人物相関図などを見返してみました。
Mr.Smith(48)
Mrs.Smith(45)
Fred(20)
Jane(17)
Mike(13)
Nancy(11)
Paul(13)
Kathy(13)
Akio(14)
「マイクは日本から帰って,サンフランシスコに住んでいます。ポールとキャシーはマイクの親友です。明雄は家族といっしょにアメリカに来て,マイクと同じ学校に通っています。」
たしかにマイクとナンシーがいるわ。
よく覚えてますね。
ある意味,尊敬します(笑)