壊れちまったiMacの内蔵HDDからデータをWindowsマシンに取り出すことにしました。
なお,僕のiMacではBootcampを使用していたのでMac用のパーティションとWindows XP用のパーティションの二つに分かれております。
まず必要な道具などを。

吸盤(398円:カーマで購入)とT8のトルクスレンチ(500円くらい?:poptrip所蔵品),そしてSATA-USB変換ケーブル(1,436円:Amazonで購入)。
そして一番重要なのがネットからの情報。最近は検索するといろいろと写真つきのサイトが見つかります。残念ながら僕と同じ型式のiMacの分解手順が紹介されているサイトは見つからなかったのですが参考になるサイトはいくつか見つかりました。
まずは吸盤をふたつ使ってモニターのガラスを外します。
この一番外側のガラスは磁石でくっついているのです!


びっくりするぐらい簡単にはずれました。
再組み立てを行う場合は埃とかにかなり注意が必要とのことです。
あとはトルクスレンチでビスをはずしていきます。


ビスの横の楕円形の部分が磁石です,メモリ交換用の蓋だけは普通のプラスドライバー使用
場所によってビスの長さや形が微妙に違っているので,再度完璧に組み立てる場合には,合マークをつけるとかスケッチするとか写真をとっておくとかしておく方がいいと思います。ぼくは壊すつもりで分解しているので今回はその辺にはあまり神経を使いませんでした。

ケースが外れた状態
ここまでは比較的容易に作業は行うことができます。
引き返すことも可能です(笑)
ここからはちょっと難易度があがります。壊すつもりでやってる僕は気楽ですけど・・
特にケーブル類の取り外しには注意が必要です。

液晶パネルがはずれ(一部ケーブルがまだつながってますが)いちおう内部が全部見えるようになりました。
ど真ん中にあるのがHDDです。
しかしすごい機器配置ですね・・効率がいいと言うか頭のよすぎる人が考えたレイアウトと言うか・・僕は過去に何台かPCをバラしてますがここまでアレなのは初めてです。
HDDを本体に取り付けたままケーブルだけ差し替えればいいやと思っていたのですが,この状態ではケーブルを抜き差しするスペースが足りないためHDDを取り外す必要があることが分かりました(どうやってケーブル差したんだろうね・・隣のプラスチックの仕切り板が外れることが後に判明しましたw)。


電源基板・・電解コンデンサがパンクしたり液漏れしているようには見えませんが・・
そして困ったことに,このHDD・・ビスが水平方向についてるんですよ。
ぼくの持っているトルクスレンチでは基板類が邪魔になってビスを回すことができません(泣)
しばらく悩んだ結果,もう全分解しちゃえ!ってことになりましてとにかく目に見えるビスをトルクスレンチでひたすら緩め(もちろんここは外すな!って警告シールもはがしましたよ),ケーブル類もひたすら外しまくり・・ようやくHDDを取り出すことに成功しました。

ここまで約1時間以上・・つかれました。
だいたい最近老眼が進んできていて細かい仕事がキツくなってきてるんですよね(笑)
取り出したHDDにSATA-USB変換ケーブルと電源ケーブルをつなぎ祈るように電源を入れます。
HDDに耳を近づけてみると回転する音が,触ってみるとわずかな振動と発熱・・やりました。苦労した甲斐があったよ。

そして,以前使用したHFS Explorerというフリーソフトを使用して無事にデータを移動することができたのです。なぜか外付けHDと比べて認識するのにやけに時間がかかりましたがなんでですかね~。容量は外付けHDよりも小さいのに。
なお,Windows XP用のパーティション内のデータはそのままWindowsパソコンからアクセス可能でした。

ホームビデオで子供たちを撮影した貴重な映像データ類を移動中
2013年の年の瀬一番の大仕事を無事終え,ぼくが満足げに余韻に浸っているとヨメからそんなことどうでもいいから早く大掃除を手伝ってくれと・・(泣)
こうして僕の冬休みの自由研究は終了したのでした。

ディスプレイの外枠の裏に謎のメモがありました・・これはアカンやろ
この記事へのコメント
Herr Katze
昔からの神社をバラしてみたら木材に謎のメモが
残っていることがあるそうですが
そういうこと?(違)
ちなみにHDDって普通にユーザで交換(サイズアップとか)って
できないんでしょうか?
ショップ任せ?
それはちょっとヤダなぁ
ガッツ
コレ、意外とカッタるくなかったです?作業途中で写真とるの、なんかリズム崩れる感じ。(何のリズムか不明だけど、なんかノリね。)
私はお客さんが「MacPro高いし諦めて、安いiMacを」って言い出した時、このHDDトラブルが発生した場合のリスク説明を必ずします。そんんでもiMacを選ぶ人が増えましたけどねー。
poptrip
ほんとに謎のメモにはびっくりでした・・
Appleってのはハードをユーザがカスタマイズするということを
基本的に考えていないんじゃないかと思います。
Apple careとかって有償の保証サービスがあったり
Windowsの感覚で使ってると腹の立つことがたくさん
有ると思いますので素人にはお勧めしません(笑)
iPodとかiPhoneもアフターサービスでよくもめてますもんね~
poptrip
確かにこういう作業って集中力が必要なのですが
まあ壊すつもりでやってたから途中で作業がとまっても
全然平気でしたね~w
ぼくは過去にPowerMacG3/DT233とiMac G5のHDDを取り外したことが
あるんですが,そんなに難しかった覚えはないんです。
最近のMacはこんなんばっかなんですかね~
これだと自分でHDDを交換するのは相当な勇気がいりますね・・
Herr Katze
WindowsのノートPCなら何度かバラしたことあるんですが
そりゃ詰め込み方といったらこのMacと遠からずだと
思いますが
一応メモリとHDDはユーザ換装可能な作りになってますからね
poptrip
僕もWinのノートばらしたことありますが
少なくともHDDは簡単にはずせましたよ。
Appleってほんとに・・ねえ・・