
この下りのぬかるみ具合は酷い。
そしてここから登りはもっと酷い。ヌルヌル具合じゃなくて急登がですよもちろん。
ここで下山してくる人とすれ違います。すげえな・・もう下りてくるのかよ。
そして有名なもちがかべが待ってましたとばかりに目の前にあらわれます。
ここからははしご,クサリ,ロープのある急登の連続です。そこそこの急登とかなりの急登の繰り返し。モホロビチッチ不連続急登ですよ。福井三大急登のひとつに数えられている(らしい)この登り。非常に残念なことに「緩」とか「易」いう言葉がここには存在しない。

少しのぼって振り返ると,さきほどはあっさりと脇を通過した

小荒島岳
が眼下に。
帰りに余力があれば寄ってみるつもりでスルーしたのです。

タムシバ(僕が見分けることのできる数少ない植物のひとつw)
心臓をバクバクさせながら,何度も何度も立ち止まりながら登り切ると

前荒島
に到着です。
そして前方には無情にもまたまた急な奴が見えております。

ここで「うんこを制する者は山を制す」「うんこ出してもゴミ出すな」に続くpoptripの創作登山格言が飛び出します。
一山去ってまた一山(いちざんさってまたいちざん)
意味は自明と思います(笑)
みんな経験しているはず。
つかの間の平らな道。
安楽の地を過ぎてまた登ります。

無心で登ります。

左手にはずっと白山が見えていたんですが,この辺りまで来ると御嶽山や乗鞍岳も見えてきます。

左:御嶽山,右:乗鞍岳
春霞であまり眺望がきかないかと思ってたんですが裏切られました。いい意味での裏切りですよ。そして前荒島から山頂付近まではカタクリがちらほらと咲いておりました。

カタクリも僕は見分けることができます(エヘン!)。いやこれは誰でも分かるだろ・・って僕が時々一緒に山に登っているおばはんとか長老とかはカタクリってどんな花だったっけ?ってな感じですから(爆)
ほとんどのカタクリが閉じていて,開いているやつも僕の気に入った形のものは見つかりませんでした。ええ,カタクリの花の開き方にはぼくはうるさいんです!(ほんとはべつにうるさくないんだけど。どないやねん。)
先ほどの急登を登り切ると

山頂がようやく見えました。
山頂までまだ412mもあるのか・・この標識ですけど以前はなかったはず。不自然に背が高く冬山での遭難防止の為でしょうかね。荒島岳では毎年のように雪山で遭難してお亡くなりになる方がいらっしゃいます。先月もおひとり亡くなられておりますし。合掌。
ここからはそれほど急な登りでないんですがペースは上がりません。
もうここまで来たらあわてたってしょうがないので小休止を兼ねた花の写真撮影に余念がありません。花の名前なんて分かりもしないのに。

山頂の直前にはこんなところ↓が

この雪渓の登りはちょっぴりやっかいです。
キックステップで登っていくのですが,下りが怖いですな。「下りはアイゼン履いた方がいいかなあ」なんて甘えた声で彼氏(と思われる)に話しかけているこぶつき山ガールを見て「知るかそんなこと」などと心の中で思ったりもしませんよ僕は。寛大な心で山で見かけるカップルを見守ろうではありませんか。なあ,みんな!オウっ!
なお僕は今回はやばそうだったら撤退するつもりでアイゼンを持ってきておりません。ロープがあるので大丈夫っす。雪もシャーベット状だし。
ここから数分,最後の力を振り絞ってもう少しだけ登ると山頂に到着しました。

一等三角点 荒島岳(1523.49m)
しゃくなげ平から44分。久しぶりにちょっとキツイ山でした。
登山口(林道分岐)からは休憩を含めて2時間44分。ちょっと不甲斐ないタイムでしたが,山頂にはそんな些細なことはどうでもよくなるような絶景が広がっていたのです。

(つづく)
この記事へのコメント
nippar
カタクリを見る目が変わりましたわ(笑)←見た事ないですけどw
poptrip
昔はカタクリから片栗粉をとってらしいんですが今はイモからつくってるらしいです(「らしい」ばっかりだなw)。
文殊山や三床山,その他いろんなところで見れますが低山ではもう時期は終わってますなあ・・・
よっし~
中編も楽しませてくれますね。
まさか”モホロビチッチ不連続面”ならぬ”モホロビチッチ不連続急登”が出てくるとは・・・
地学を専攻したものなら懐かしいギャグでした(笑)
poptrip
昔ならった変な単語とか人名って今でも覚えてるんですよね(意味とかその人が何者かはすっかり忘れたけれど・・)
もちろんホモビッチ不連続面,じゃなかったモホロビチッチ不連続面ってなんだったのかは全く覚えておりません(笑)
今月は登山強化月間のためバリバリ登る予定です。本日も鬼ヶ岳でした。ふぅ。週末は浄法寺山,取立山あたりにしようかと(早く起きれれば)。