
ガスで目の前の宝剣岳が見えないんですが,登るべきかこのまま下りるべきか。喧々諤々と議論をした結果,山頂を目指すことにしました。いやホントは「せっかくなんで行きますか。」「ほやの。」ってノリで決まったんですけど。

ときどき宝剣岳が見えます
危険なところなので荷物はちょっとでも少ない方がいい。
ということでザックをデポして手ぶらで登ることにします。

天狗岩
天狗には見えねえな。

ここから険しくなります。

クサリ場が数十メートル続きます。


モデルはおばはんですw
えっと・・久しぶりにこういうところ歩いたんですけどね。
恥を忍んで書きますけど,もう怖くて怖くて。昔はこんなところ全然平気だったんですけど(自分では高所恐怖症という自覚はない)・・・いや落ちたら間違いなく死にますからね。たぶん今の僕は剱岳は無理。長老によるとここよりもうちょっと怖いくらいだということですから・・
また,僕のエアリアマップによると「夏シーズンには混雑し登降に時間がかかる場合がある」だそうです。こんなところですれ違いたくないよね~。この日,この時間はぼくら吝嗇パーティのみでした。

ココが一番怖かった・・ガクガクブルブル
そして宝剣山荘から15分ほどで山頂に到着です!


宝剣岳山頂(2931m)
このてっぺんの岩の上に登る勇気は残念ながら僕にはありませんでしたが,いちおう宝剣岳に登頂成功ということにしておきます。
ここから極楽平,空木岳へ縦走するルートはさらに危険なようです。滑落事故が多発しているそうです。しかもその場合ザックを背負って行かなければいけないのでたぶん僕には無理。もし空木岳に登る機会があれば宝剣岳~空木岳というルートは通らずに別ルートを選択するつもりです。
もときた道を慎重に下って行きます。やっぱり下りの方が怖かったっすね~
こんなところにも花がちゃんと咲いてるんです。


ハクサンイチゲにキバナシャクナゲ
無事に宝剣山荘まで下りてきました。宝剣岳ピストンというちょっぴり危険なミッションは成功。往復35分くらいでした。
あとはザックを背負って下るだけ・・・


オットセイ岩

尻セードの跡がたくさんありましたが僕はフツーに歩いておりました。ええ,何度か転びましたけど・・アイゼンなしでも大丈夫。滑り落ちてもちゃんと止まりますから。
千畳敷駅到着は15:18。
ロープウェイに乗りまーす。


先生,ガスでなんにも見えませーん!
しらび平でバスに乗りかえ,菅の平バスセンターまで。

えっと,バスセンターで下りずに女体入口まで行っちゃおうかと思ってしまった僕は正常な男子です(笑)
駐車場到着は16:30でした。
この後,ロープウェイのチケットを見せると50円引きになる温泉に行き(吝嗇パーティだからね!),駒ヶ根名物ソースカツ丼を食べて帰ったのであります。

駒ケ岳SAから見た中央アルプス
左から仙涯嶺,田切岳,簫ノ笛山。空木岳や宝剣岳は手前の山が邪魔して見えないのであります。
敦賀着は21:10ごろ。
おつかれさまでした~。
【実績行程】
敦賀市内 | 05:35 | |
菅の平駐車場 | 08:50 | |
千畳敷駅発 | 10:14 | |
乗越浄土 | 11:04 | (休憩5分) |
伊那前岳山頂 | 11:23 | |
木曽駒ヶ岳山頂 | 12:25 | (昼食休憩60分) |
宝剣山荘 | 13:55 | 休憩5分) |
宝剣岳山頂 | 14:17 | |
宝剣山荘 | 14:40 | (休憩5分) |
千畳敷駅 | 15:18 | |
菅の平駐車場 | 16:30 | |
敦賀市内 | 21:10 |
登り:2時間11分(休憩12分,伊那前岳ピストン含む)
下り:1時間53分(休憩10分,宝剣岳ピストン含む)
標高差:340m
歩数:約16,000歩
この記事へのコメント
nippar
しかもおば様の余裕の(?)ピース?(笑)
日帰り・・・お疲れ様でしたw
poptrip
大事なところを間違ってますよ,nipparさん。
「おば様」じゃなくて「おばはん」ですから(笑)
写真はあんまりいいのがなくて残念です。
ツギロウ
むむっ!?日帰りでイケちゃうんですね~
その割にはアルプス感スゴクて、とても素敵なところですね。
立山みたいな感じなんでしょうか。
行ってこよっと。
おばはん様(人の彼女?親しい方?を「はん」呼ばわりするのは結構気が引けます。)や長老様にもよろしくお伝えください。
poptrip
わんばんこ。
木曽駒はちょっと頑張れば日帰り可能ですよ。お住まいがどこかわかりませんが敦賀までの往復時間を僕の行程にプラスすればなんとかなるんじゃないかと思います。僕は4回行って4回ともガスってましたので(ガスがあがってくる時間が早いのかもしれません)・・
立山に似てるっちゃあ似てますね。一般の観光客もたくさんいますから。
なお,「おばはん」を「おばはん様」などと呼ぶのはおばはんに対する最も礼を欠いた行為ですからご注意ください(笑)