たまには温泉にでも行こうかしら。
この日はあとは移動するだけで特に予定にはなかったしおひとりさまだと簡単に計画変更できるのがマル。。ほとんど汗かいてないんですけど・・・
あまり温泉とかに興味がなく,チームで山行に行った帰りも皆が温泉に寄っていこうと盛り上がっている中,「時間もお金ももったいないから温泉なんかに寄らずに帰ろうぜ」と思っているくらいでして。また温泉に行ったとしてもすぐにのぼせちゃうのでちょっと温泉につかって体を洗ってすぐに出てしまうため,いつも待合室みたいなところで他の人があがってくるまで眠気と戦いながらスマホをいじっているという(笑)
今回は,せっかく上高地辺りまで来たんだからと白骨温泉というところに行ってみようかと。名前がインパクトありすぎでしょ。白骨って・・ちなみに白骨は「しらほね」と読みます。

乗鞍岳では紅葉を楽しむなんてことはなく(畳平かすでに森林限界を超えてるんだから),このあたりで紅葉を。白骨温泉は1,400mという高地。取立山よりも高いんですよ。部子山よりちょっと低いくらいですから紅葉もそれなりに進んできています。


すれ違い困難な道ですが,まあ福井県の山中の林道と比べたら全然走りやすいぜ。

ほとんど何も調べてこなかったので入口の観光案内所みたいなところに立っているおじさんに「お風呂だけ入りたいんですけど」って尋ねたら,じゃああちらへどうぞ。
って案内されたのが煤香庵(ばいこうあん)というところ。


700円を支払い,野天風呂へ。
脱衣所で服を脱ぎ,お風呂の扉を開けたら

そこは,いきなり風呂だった。
洗い場は両サイドにあるのですが・・それも屋外にあるもんで寒いったらありゃしない。もちろんシャンプーなどといったハイカラなものはなく石鹸オンリー。
鳳凰三山の登山口にあった青木鉱泉という山奥の温泉も石鹸しかなかったとフジシマがぶつぶつ言ってたんですけど,もしかしたらこういう奥地の温泉では石鹸のみというのがスタンダードなのでしょうか。温泉に詳しくない僕にはさっぱり分かりません。
僕はね,温泉といえどもお風呂というものは体を洗うためにはいるものだという現実主義者でありましてシャンプーがないのはイタイ。しかも僕はボディソープ派なんですよ(笑)
石鹸で体を洗ったのなんて久しぶり。頭は仕方がないのでシャワーで流すにとどまりました。子供頃は石鹸で髪の毛洗ってたんだけとシャンプーを使いだしたらもう石鹸で髪の毛何て洗えないんですよ・・
ただ,ほかのお客さんはね,みんな体をちゃんと洗ったりしてないんですよ。さっと流すだけであとはひたすらお湯につかっている。
・・そうか。
温泉とお風呂ってのはそもそも目的が違うんだな,きっと。
と生まれてきて44年目にようやく気付いたのです。
写真のとおり,お湯は白色。
鈴木その子並の美白。というか白濁といったほうがいいのかね,この色は。
木でできた浴槽はなかなか面白い。
檜でできているというわけでもなく,逆に味があるのです。
お湯の温度は低く,僕でもゆっくりつかっていられる温度。
ちょっとぬるすぎた感もあり,体はなかなか温まりません。
木の板を隔てた向こう側が女湯となっているようで,
「○○ちゃーん,お父さーん。お母さんもうあがるからね」
「うん,わかった。」
なんていう会話が実際にありました。
なんか昔の銭湯みたいなね(←イメージです),ほのぼの感も味わいつつ,それなりに満足して次の目的地である美ヶ原へ向かったのでありました。
うちの両親が20年くらい前に乗鞍に行ったときのパンフレットが旅行雑誌に挟まってまして。当時はまだマイカー規制がなかったんですよね。

左・今のパンフレット 右・当時のパンフレット
花の写真は一部そのまんま使われてましたわ(笑)
この記事へのコメント
kita
kita
冬季の板を外した吊り橋なんて「一本橋」まさに恐怖です。
nippar
白骨温泉は行ったことがありますが、、、数年前に入浴剤問題があってショックをうけた覚えがあります^^;でも写真見たらまた行きたいくなりました♪
ぬるいお風呂に半身浴なら、女子力UPしてますねww
エビの尻尾、触りたいですw
poptrip
はじめまして。
疲れは大敵です。肉体的な疲労はもちろんなのですが集中力の欠如がやはり問題かと。
僕はビビリくんなので冬の白山に足を踏み入れることは多分ないと思いますw
来年の夏に劔岳に行こうか行くまいか。目下の課題はそこです。
あ,今日白山も初冠雪したそうですね。もう来年まで白山はおあずけです。
poptrip
僕も嫌いじゃないんですけど,わざわざ行こうと思わないんです(それを嫌いと言うのかもしれないw)
ただ温泉に行く機会と言うのは多いので意外といろんな温泉に行ってるんですよね・・女子力はかなり高いかと(笑)
入浴剤・・あれはまずいですよね。まあ実はあんまり気にならないんですけど。ははは。