僕の周りの山ブロガーたちがこぞって参加しておりまして(といっても一部のマニアだけですがw)。ただ,僕はあまりウォーキングというものに興味がなく参加する気なんてさらさらなかったんですが,職場にパンフレットがおかれていたため何気なく手に取りコースの詳細を見てみると・・・
40kmコースは初心者の僕にはまず無理として20kmコース。
初日の20kmコースは熊川宿を通ってJR上中駅まで歩き,そこからはJR小浜線で帰ってくるというもの(JR運賃は参加費に含まれる)。

アリだな。
熊川宿って前々から気になりつつも行けてなかったところだし,JR小浜線って乗った記憶がない。行ってみるか(ただし晴れの日に限るw)。雨の日に傘さしたりカッパ着て歩くのはゴメンだ。よしんばそれを許容するとしても雨だとデジイチが使用できないから・・・ということで事前申し込みはせず,前日の天気予報を見て参加の可否を決めようと(事前申し込みのほうが費用はお安くなります)。
迎えた当日。
晴れまくり。逆にドタキャンしたくなるくらいの快晴。
予想最高気温は29℃。
なにを着ていこうか迷ったんだけど・・・

某ユ〇クロで衝動買いしてしまったpet soundsTシャツ
に,エドウィンのブルージーンズをコーディネイト。
JR敦賀駅へ向かいます。駅からちょっと離れた無料駐車場にクルマを停め,駅まで歩きます。そうなんです。せっかくなので会場までの往復もJRを使っちゃえということになりまして。

このツーデーマーチのための臨時列車「若狭・三方五湖ツーデーマーチ2号」に乗り込みます。
毎年5月に開催される(2009年のみ秋に開催された)ウォーキングイベント「若狭・三方五湖ツーデーマーチ」の開催当日は、「若狭・三方五湖ツーデーマーチ」が敦賀発小浜行き1本(2号)と午後に小浜発敦賀行き3本(1・3・5号)が運転される。小浜線直流電化後の2003年以降は列車増発による車両不足のための応援として、113系4両編成が小浜線に入線していた。2011年は113系に代わって敦賀地域鉄道部所属の521系の4両編成で運転された。(wikipediaより引用)
JRも巻き込んだかなり大掛かりなイベントなのです。いちおうこういうウォーキングイベントってのは全国各地で開催されているようなのですが,その中でも「若狭・三方五湖ツーデーマーチ」は結構グレードの高い大会だそうです。

2両編成のうち1両がラッピング電車でした(2018年夏ごろまでの期間限定列車)。

ラッピングされた車両の対面シートになってない席に座ったんですが,ななんと窓がない。
ということであいていた別の席へ移動。
乗車率は3割ってところでしょうか。


席を移動してわかったんですが,窓を近くで見ると・・・

こんなんです。
なんでやろ。
そうか・・・ラッピング電車で窓にも模様があるから内側から見るとこうなっちゃうのね。これは考え物だよね~。ラッピング電車ってのは外から見てるだけでいいんだね。
僕を含めたほとんどすべての乗客が三方駅で下車し,何も考えず前の人たちについていきます。

しばらく歩くと

スタート&ゴール地点(若狭さとうみパーク)
に到着(7:51)。
受付で当日料金2,200円を支払い終えると,ガタイのいいオッサンが声をかけてきました。そうです。よたよた氏です。「いやあどうもお久しぶりです。よく僕のこと見つけましたね。」「その帽子で分かりましたよ。ははは。」(やばいな。次から外出するときは違う帽子をかぶることにしよう・・・ウソww)


山県さくらちゃんとも久しぶりの再会w
ベテランのよたよた氏のアドバイスに従いゼッケンに名前などを記入し,デイパックに安全ピンで留めます。


よたよた氏のアドバイスに従い水も補給します。
よたよた氏のアドバイスに従い出発式にもちゃんと参加します。

よたよた氏の指示に従い女性アナウンサーの写真も撮ります(僕はあまりテレビを見ないのでこの人知らない・・・)。
よたよた氏がジャーマネのようにいろいろと説明をしてくれるので受付でもらったパンフレットは帰宅するまで一度も開きませんでした(笑)
しかし・・・この灼熱の太陽の下でのセレモニーはキツイっす。
セレモニーってのは大事なんだけどね。
出発式の最後はお楽しみの準備体操。
よたよた氏や先に40kmコースを出発したというツギロウ氏の過去ブログ記事によるとセクシーな女性インストラクターがセクシーなポーズでセクシーな声でセクシーな指示を出すらしい(かなり個人的バイアスのかかった情報w)。ぜひともM字開脚の写真をとデジイチは首から下げたままで臨戦態勢だったのですが,ななんと。今年は男性インストラクターでした・・ま,僕はそっちのほうもイケるクチなんで(ウソ)
いやいやいや。それはないわ~。僕はカメラを地面に置き,男性インストラクターのセクシーな指導の下,真面目にストレッチなどを行いました。準備体操はマジ重要。
さて,ここでスマホを確認。

まだスタートしていないのにすでに4,000歩も歩いてるじゃねえか。まあいいさ。周りにいるウォーカーたちに2km分のハンデを与えたと思えば(上から目線)。周りにいるのはどうみても僕より10~20歳以上は年上の方たち。服装はバッチリ決まってるけどみんな形から入るタイプなんだな。ジーンズで参加してしまった場違いな男,いわゆるおバカさんな僕は大きな勘違いをしていました。歩き始めるとこのお年寄りたちの凄さをマジマジと見せつけられることになるとは露知らず。
だってさ,20kmのウォーキングって散歩の延長みたいなもんでしょ。バケモノたちは40kmに参加してるだろうし。と慢心していたことを告白しておきます。
なお,僕の参加する20kmコースは,20kmといいながら実際は23kmあります。
1割以上の増量でお得ですw

地元の中学校の吹奏楽部の演奏する「恋」をバックに8:59にスタート。
受付してから1時間以上ここにいたことになる・・・せっかちな僕はこういうのがね・・アレでしてね。

最初はよたよた氏と会話をしながらてくてく歩いていきます。あとで前を歩くご老人たちをぶっちぎってやろうなどという46歳の密かな欲望を心に隠しつつ。
僕の服装を見て「けっこうなめてますよね」とよたよた氏のご指摘。全くお恥ずかしい限りです。よたよた氏はお肌の曲がり角をとっくに過ぎているので(オレもだけどw)日焼けがいやだと長袖の速乾素材のシャツ。そして,なんと足元はトレッキングシューズ。いやいやいや。それは山歩き用であなたも僕と同類なんじゃね。と心の中でつぶやきます。
20分くらいたったところでエージングも終わったので,よたよた氏に別れを告げペースを上げます。お世話になりました~。

よたよた氏のブログより画像無断転載w
popさんはエンジン全開フルスロットルで・・・


「何人たりとも俺の前を歩かせねぇ!」って赤木軍馬ばりにご老体たちをブチ抜く算段だったのですが・・・
腰が曲がったおばあさんを抜くのにもひと苦労。山登りと同じで抜くときにペースを思いっきり上げちゃうから疲れてしまうんだな。イマイチペースがつかめない(一定のペースで歩けない)ので誰かについて行く中島悟ばりの納豆歩行作戦に変更(例えが古いんだよ)。どう見ても僕より20歳は年上のウォーカーさん(おじいさん1号)についていくことにしました。

このおじいさん1号(写真は全然関係ない途中で見かけたウシですからねw)に引っ張ってもらってどんどん追い抜いていきますが,先頭ははるか向こう。ええ,もうこの時点でウォーカーの皆様をぶっちぎるなんて大それた考えはゴミ箱に捨てました。脱帽です。ウォーカーの皆様方にはちょいとなめちゃってたことを心よりお詫び申し上げます。
何人か追い抜いたと思ったら何人かに抜かれる。
次から次へと後方からウォーキングデッドが現れるわけです。


三十三公民館(5km地点休憩所)(9:53)
水を補給し,サツマイモの揚げたやつを少しいただきすぐ出発。トイレはパス。
あ,申し遅れましたがこの日,出発するまでにトイレで2回戦終えてきておりますのでたぶんOPPに関してはなんとかなろうかと。もちろん緊急事態に備えて芯抜きロールペーパーは持参しております。正露丸もね。
ここで困ったことにおじいさん1号とはぐれてしまいました。ということで別のウォーカーさん(おじいさん2号)をペースメーカーに。ゼッケンを見るとはるばる九州からやってきているようです。気合が僕らとは違いますわな。このおじいさん2号とは,よたよた氏よりいっしょに歩いた時間が長かったので(一言も話はしていないけどw),2号などとは呼ばずにムラカミハルキの小説の登場人物の名を借り,ジョニーウォーカーさんと命名しましょう。
左手に

三十三間山(たぶん)
を見ながら歩いていくと

ようやく旗手に追いつきました(10:14)。
ちなみに黄色いキャップがジョニーウォーカーさんです。
しかし,目で確認できる先頭(もしかしたらもっと先にも人がいるかもしれない)とは数百メートル以上離れています。ホントすげえな・・・ウォーカーたち。化け物たちはみんな40kmに参加してるんじゃねえの?
ていうか翌日は別のイベントがあるため歩かない僕と違って大半の人はツーデーマーチの名の通り,翌日も歩くんだよね。20kmも化け物だらけじゃないですか。
基本的には幹線道路を避けたコースとなっているのですが,一部国道27号線を歩く箇所も。

ジョニーウォーカーさんと1時間ほど「お〇ぼけビーバー」で休憩したいなあ。1時間1,980円かあ。財布には5,000円はあったはずだから2時間までは大丈夫だな・・などと考えながら(このくだり,よたよた氏のブログ記事とかぶってますがここはどうしても省略できなかったw),もちろん素通り。ていうかここ営業してんのかね。
「おと〇けビーバー」を過ぎるとしばらくして昼食ポイントに到着です。
(つづく)
この記事へのコメント
よたよた
TOBACCOの帽子ですぐにPOPさんだと分かりましたよ。
ウォーカーたちの凄さ、驚いたでしょう?
自分の母親や父親の年ぐらいの方たちから抜かれたり引き離されたりして、私も最初の頃は自分の未熟さを痛感しました。
お●ぼけビーバーをレポに入れるとはやはりPOPさんですね(笑)
なお出発式の女性アナは堀内くみ子さんというフリーアナウンサーで、
以前FBCラジオのよ~いドンという朝ワイドのパーソナリティをされていた方です。
鯖江市出身で、POPさんの後輩になるんじゃなかな?
poptrip
おつかれさま&ありがとうございました。
ホントにウォーカーたちは凄いです。僕は心肺機能的には問題ないんですが,足がついてかないんですよね。歩き方を研究しないといけないかもしれません。って深入りするとまたハマっちゃうのでしばらくは鉄と山を楽しみたいと・・
次回はいっしょに「お〇ぼけビーバー」で前泊して参加しましょうか(笑)