吉田兼好の「徒然草」に「仁和寺にある法師」というお話があったため仁和寺という名前は憶えていたのだが,いままで訪れたことはなく初訪問。
御室仁和寺(おむろにんなじ)駅を降りると目の前に飛び込んでくる


二王門(重文)に圧倒されます(2007年まではこの駅は御室駅だったらしい)。
with Yもさすがに「ワオッ!」って言ってました(いや実際には「ワオ!」なんて言ってないけどスマホで写真なんか撮ってたからそれなりに思うところはあったと思われる)。


本坊表門(重文)
靴を脱いで御殿に上がります。
早くもここでwith Yは「寒い。足が冷たい。」と控えめに文句を言い出します。無視して先へ進もう(笑)

白書院より南庭,勅使門を望む



観光客が少ないのもいい。
清水寺とかはいつ行ってもすげえ人だもんな。
仁和寺は「じゃらん」の京都の神社・神宮・寺院人気ランキングでは37位だと・・・個人的にはもっと上位に位置すべきお寺だと思うのですが・・・

御殿を退出すると雪が舞い始めました。
晴れたり雪が降ったりと目まぐるしく変わる天候が京都の冬。

五重塔(重文)のところではちょっとした吹雪状態。

これはこれで味があるというか・・・・with Yはうんざりした顔(笑)
売店のストーブの前が気に入りの場所のようで。

金堂(国宝)
いやあ堪能しました。
これで500円は満足度が高い。奈良の法隆寺なんて拝観料は驚きの1,500円ですからな。あすこは電車でのアクセスもあまりよくなくて・・・。やっぱ京都は凄い。

中門(重文)
中門の右手にある灌木が御室桜というやつ。2~3mと低い珍しい桜です。うん,ここは桜に季節に再訪が決定だな。
さて,ここから龍安寺まで歩きます。電車に乗るより歩いたほうが早いので。15分ほど歩いて龍安寺に到着。
龍安寺は,嵐電フリーきっぷについてきたクーポンのおかげで拝観料が1割引きになりました。

ここに来るのは2度目かな。
学生時代に一度友人に連れてきてもらったことがあるのです。
「この庭を見てると落ち着くんだよね。」などと小生意気なことを言っていた同級生。
なんかその小生意気な態度だけをよく覚えているというね(笑)


この人たちはここで庭を見てぼーっとしていて何が楽しいの?
というここで一番言ってはいけないことを僕に尋ねるwith Y。
いや・・・なんていうか・・・心が洗われるというかね・・なんか深いものが・・・オレにもよくわからんのだわ,正直(爆)
この庭を十分に理解するには,まだまだ僕には人生経験が足りないようです。
そのうち雪が舞い始めました。

雪の龍安寺石庭。
悪くないね。
龍安寺を出ると,「金閣寺まで徒歩22分」との看板があり,オレひとりなら15分で行く自信があるから,オレひとりなら歩いて金閣まで行っちゃうんだけどなあ・・・オレひとりなら。
ということで,ここでwith Yに「京都駅に戻って買い物でもしていたら」と提案するとwith Yも快諾。
僕たちは龍安寺駅から帷子ノ辻行きの嵐電に乗り,with YはJRに乗り換えるため撮影所前で下車。しばしの別れとなったのでありました。
今回は残りの時間は電車に費やすことになったのですが,嵐電界隈には北野天満宮,広隆寺,妙心寺などもあります。また嵐電に乗りに来た時に,ほかのお寺や神社にも行ってみたいと思います。青春18きっぷがない時期でも「関西おでかけフリーパス」みたいなお得なきっぷもあるからね。
この記事へのコメント
Herr Katze
仁和寺の南庭もなかなか趣がありますなぁ
ほんとにもっと高く評価されてもいいと
思います
とはいえワタクシ古典は苦手ですので
仁和寺の法師の話を読んでも何がなんだかわからない
(っていうか習ったのか?覚えてない)
鼎を頭にかぶって抜けなるなる話もあるとか
吉田兼好より夢枕獏の陰陽師で出てきたなぁ
っていう印象のほうが強いという・・・
poptrip
仁和寺は桜の時期は激混みみたいですな。
僕も古典は苦手なのですが仁和寺の法師はなんとなく覚えてました(習ったから覚えてるんだと思うんだけど・・)
鼎という感じが読めなくて検索したのは此処だけのハナシにしてください(笑)