映画を見てもとくにえち鉄に乗りたいと言い出さないヨメ。
そんなヨメが一日まるまる予定が空いたからどこかへ連れて行けと言う。
別にどこも行くところないけどなあ・・・と言うと「小松のイオンに行ったことがないからそこはどうだ」と逆発信。いやそれは困る。僕はショッピングほど嫌いなことはないのだ。
じゃあ,えち鉄に乗ってぶらぶらしてどこかお風呂に入って帰ってくると言うのはどうだ。と提案し了承を得ることができた。イオンだけは・・・の一念で捻りだしたプロポーザルだ。ヨメはお風呂が好きみたいだし。
しかし,僕はフロが好きじゃない。入らなくても生きていけるのならツキイチでいいくらい。お風呂が嫌いな理由はいくつも挙げられるのだが今回はそういうテーマではない。好きじゃないけど,大っ嫌いでもないから付き合いはする。お酒とおんなじだ。
で,温泉とか銭湯とか健康ランドみたいな情報を僕は持っていないのでどうしようかとちょっぴり悩んだ結果・・・ああ,便利なブログがあるじゃないかと。そう,北陸徘徊人という例のブログである。
四ツ葉来さんは,電車に乗ってごはんをたべてお風呂に入って帰るという,まさに僕がやろうとしていることを日常的に行っている御方なのだ(週イチだけどなw)。
ブログの過去記事をチェックし,プランは決まった。
さて,どこからえち鉄に乗ろうか。福鉄・えち鉄フリーきっぷで水落駅からスタートしてもよかったのだけれど・・・2人だとクルマでえち鉄の駅まで行った方が効率的(笑)
ということでパークアンドライドのできる中角駅へ。
中角駅は九頭竜川を渡ったところにあるのだが,そこへ向かう途中,

「あっ,あの橋。映画で使われてたところじゃない?」とヨメが発言。
そんなシーン全く覚えていないのだが(←オイ!)
予告の動画を見ると確かに使われていた。
・・・ヨメに負けた。気がしたよ。



勝山へ向かおうと福井行きの電車を待っているとフェニックス・田原町ライン(福鉄・えち鉄相互直通運転)のさくらいろのフクラムが鉄橋を渡ってやってきた。
中角駅というのは低床車両用のホームが設置されていない残念な駅のため,

あっさりと通過。
しかし,この九頭竜川鉄橋を渡るフクラムの姿を見れてなんか得した気分。
しばらくすると福井行きのMC6101形(単行)がやってきた。
車内は満員。単行(1両)だとさすがに混雑するんだな。
アテンダントさんは,無人駅から乗り込んでくるお客さんをチェックして切符を販売に来るのだけれど駅に着くたびにどんどんお客さんが乗ってくる。停車中におばあさんを空いている席に連れて行ってあげるアテンダントさんの姿などを眺めつつ・・・ところに僕らのところへたどり着いたのは福大前西福井駅ですれ違いのために停車していたとき。
もちろん買うのは一日フリーきっぷ(1,000円)。



福井口駅で勝山・永平寺線に乗り換え。
やってきたのはまたも単行。
しかし・・・MC5001形じゃないか。ふふふ。ついてるな。

京福時代からの唯一の車両。そして唯一のロングシート車両なのだ。


ということをヨメに説明してあげるのだが,無反応。
あたかもただの置物に向かって独り言を言っているオタクの図のよう。
電車は進む。
オタクがぶつぶつ呟いていても電車はすすむ。
勝山駅に到着。
乗客のほとんどはバスに乗って行った。きっと恐竜博物館へ向かうのだろう。
ブラタモリで紹介された恐竜博物館へは・・・僕たちは行かない。メシを食うためにわざわざ電車に乗って勝山へやってきただけなのだ。
しょうもない旅。
・・・とか言わないの。
これが,乗り鉄の醍醐味なんだから(ホンマかいな)

メシを食うために橋を渡る。
そしてメシを食い終わると戻ってきてまた電車に乗ってお風呂へ向かう。

今シーズンはラッセル車の出番は少なそうだな・・・
果たしてヨメは楽しんでいるのだろうか。
考えないようにしよう(笑)
特に文句を言わないところを見るといちおう合格点のようだ。
ときどきスマホで写真を撮っているみたいだし,放置するのが得策かと。
イオンに行くよりゼッタイオレはこっちのほうがいいんだよな。


そして勝山駅からはMC7001形(2両編成)で福井口駅まで。
「福井口で乗換えだから起こして」とヨメに遺言して目をつむる。遺言じゃねえよ宣言だよ。
宣言通り寝落ち。ヨメに起こされたのは福井口手前。
越前開発駅で降りて極楽湯に行くか,芦原温泉まで行くかちょっと迷ったんだけどせっかくだから温泉に入ろうかと。
あわら湯のまち駅で下車し,駅前の案内図を見る。
目的地はセントピアという日帰り入浴施設。
この案内図が非常にわかりにくくてね・・・駅前で一番目立つものといったらコンビニなんだけどそれが案内図には記載されてないのよ。方向もイマイチわからず,なんとかたどり着いたのだ。

いやあ,いい湯だった(たぶん)。
僕はいろんな温泉に行ってるのですが(みんなで山に登った後はフロに入るってのが定番だから),ここはコスパに優れていたと思います。500円ですからね。なにより清潔なのがいい。
前述のとおりあまりフロが好きでない理由のひとつに,すぐにのぼせてしまうというのがあり,今回も烏の行水。ヨメが出てくるのをロビーでぼーっと待つ。チコちゃんにツッコまれてもおかしくないくらい,ボーっと。
しかし・・・ヨメの風呂は長い(オレが短すぎるという説もあるw)。
電車の時間が気になるお年頃。だって30分に1本しかないんだぜ。1本逃すとまたボーっと30分待たなきゃいけないんだぜ。うそみたいだろ。
ヨメが出てきたのは次の電車の発車時刻の10分前。
急げ。急ぐんだ。僕たちは早歩きで駅へ向かう。
5分前に到着。
お風呂に入って直後に早歩きしたことにより・・・
ヨメ,ちょっと不機嫌(笑)


やってきたのは,

MC7001形(7003-7004)
2両編成だが,夕方のこの時間にはもうアテンダントさんはいない。


国鉄時代のロゴと絶滅危惧種の網棚を見ながら,中角へ戻ってきた。

九頭竜川鉄橋を渡っていく電車を見送って,僕たちのえち鉄ストーリーは終ったのだ。
楽しかった・・・のかな(笑)
この記事へのコメント
Herr Katze
新小松はやったら混むのが嫌ですわ
駐車場とめるのも一苦労ですぜダンナ
フロは露天みたいに外が寒くてお湯があったかい
っていう状態だとのぼせにくと思いますよ
さすがに風呂上がりで電車に間に合うように
急がせるのは嫁さん怒ってもしゃーないと思います
あと30分待ってもいいじゃないですか
くまごろう
内湯でも湯船に入らないくらいなので温泉はないな・・。
その選択肢なら間違いなくイオン一択。
nipper
電車は使わないですが、、、ごはん+温泉は賛成(^^♪
くらん
セントピアまで歩いて5分の所に生息しとります、くらんです。
のぼせてしまう、って気持ちは分かりますよー(^^;)
自宅以外では自分の好きな温度で入るのって難しいですもんねぇ。
とりあえず熱くなってきたら、湯船の縁に座って足湯に切り替えるってどうでしょう?
それでも、しばらくは汗が出てくると思います。
汗が少し引いてきたらまた浸かるか、半身浴がオススメです。
ところで、たまには旅館の内湯とかどうですか?
個人的には「つるや」のお湯がオススメです。
ほんのーり硫黄の香りがしますよ。
ただし、夜しか内湯はやってないハズで毎日はやってないっぽいので、行くなら電話してみた方が良いと思います(^^;)
poptrip
イオンに行ってもすることがないんですよ。
イオンの中でウォーキングしてるかも(笑)
セントピアには露天風呂もあって,まさに熱いお湯に寒いっていう状況だったのですが,お湯が熱すぎて早々に退散しましたw
電車の件は,あらかじめ時間を伝えていなかった自分もちょっと悪かったかなとはんせいしてまーす。
poptrip
おおっ。ちょっと親近感。
でも・・・僕もフロきらいで,体と頭だけ洗ったらすぐにあがるんですけど,一度は湯船につかりたいというやっかいな奴なので,風呂にお湯をはる水道代が非常にもったいないと家人から顰蹙をかっております。
poptrip
そのとおり。
別の記事で書くから,一言も書かないように敢えてそうしたんです。すいません。何回も読ませてしまってw
電車使わずに,ごはん+温泉は・・・却下します(笑)
poptrip
おお,ご近所でしたか。
のぼせなくてもフロが嫌いな僕には何を言っても無駄だと・・・思ってください(笑)
旅館の内湯,今度ヨメと同じような行動をとることになったら考えてみます。
ご指摘の通りあわら湯のまち駅には,本日の湯めぐり手形のご利用状況って一覧表があるのですが,ほとんどの旅館が夕方からしか利用できなかったり「×」がついてたりするんですよね。
(参考記事:北陸徘徊人)
http://hokuhai.hatenadiary.jp/entry/2017/11/11/232529
くらん
あれ3回分セットだから、3人で使うか1人で頻繁に行く人にはいいのですが、2人の時は面倒なんですよねぇ(>_<)
内湯は泊まり客を優先させるために週末や予約が多い時はやって無い感じですよね。
そういえば以前、ホテル八木ならお昼過ぎぐらいから内湯やってましたよ。
ただし露天風呂がメッチャ熱かったですー(>_<)
ちなみにつるやのお湯は熱すぎってのは無かったかな。
5回ぐらい行きましたが、始めお客さんがいたけどすぐ居なくなったり、自分が帰るちょい前に誰か入って来たり、いつも貸切に近い感じでしたよ(^-^)
poptrip
あら,そうなんですか。
まあ,僕が手形を使うことはまず考えられないんですけどね(笑)
あわらではグランディアに泊まったことあるかなあ。知人がそこで結婚式をしたのです。あとはいつも政竜閣ww