いつものメンバーで日帰り登山。
長老は膝に爆弾を抱えているため山には登れない。
となると僕らが山に登っている間時間をつぶせるような山じゃないと・・つまり麓に温泉がある山が必須条件。
今回長老がピックアップしてきた山は滋賀県,朽木温泉のある蛇谷ヶ峰(じゃたにがみね)です。もちろん初めて聞いた山。ほとんど何も調べずにやってきたのは長老(温泉担当),おばはん(食当),マスター(荷物持ち),Nさん(SL),Hくん(お客さん),オレ(CL)の6人。役割分担はいま記事を書きながら適当につけました。いちおう,オレがチーフリーダーということにw
だけど何も調べてきてないわけよ。
いちおう山行計画書を長老が作ってくれたのだが,ほとんどだれもまじめに読んできていないという・・・いつものパターンだな。そんななか,NさんはYamapとかでいろいろ調べてくれるありがたい存在。喫煙者なのにフルマラソンにも出場するとういう化け物。このNさんを今後はマラソンおやじと名付けることにします。
だいたいね,山と高原地図アプリがあればもうそれで十分なのよ(←んなこたぁない)。

山と高原地図40「比良山系」
スタート地点は「くつき温泉てんくう」の予定だったのだけれど,駐車場よりも先に林道が続いていたため行けるところまでクルマで行って,クルマは留守居役の長老に戻しておいてもらうという反則技を使用。
バンガロー前からスタートです(10:00)。20~30分は時間短縮できたかな。だって,午後から天気は崩れるという予報だったからさ。
しばらく歩くと左手に登山道入り口みたいな表示があったんですがそれを無視。だってさ,林道をまっすぐ進めばいいようなルートが地図には表示されているわけで・・(じつは林道と並行して登山道があったためそのように勘違いをしてしまったのだ)
もちろんそれは失敗につながります。
とんでもない急斜面を登る羽目に。


いちおう道らしきものがあったので同じ過ちを犯した先人はそれなりにいたよう。

もちろん下りは正規ルートを使いましたよ。

もう花の名前もすっかり忘れてしまったな。
しかも,調べる気にならない(笑)
今の僕はテツと動物(鳥含む)に情熱を注いでいるから。
SKKS(心筋梗塞)発症以前はヤマとラーメンに夢中だったんだけどね。
正規の登山道は・・・階段の連続。
きついっす。


さらに朽ちかけた木道が危険度大。地名が朽木だけに・・・とかいう問題じゃあないな。
マラソンおやじと20代のヤングマンHくんの2人は先行し,あっという間に見えなくなったので残りのオレ,マスターのオジサン滑落経験者2人とおばはんはそれなりのペースで。僕の調子も上がらず,おばはんのゆるゆるペースがちょうどいいという体たらく。
ぜいぜいはあはあ言いながら10:42になんとか第一チェックポイントの557m地点に到着。

疲労困憊のpoptrip。不甲斐ない。
ここで冷凍オレンジをいただき水分補給してリスタート。
ここからも階段が続きますが,平坦な部分もありさっきまでのキツさほどはなく。

11:22にカツラ谷出合(標高813m)着。

琵琶湖が見えます。
ちょっぴり休憩。
ここから先は,それほど急なところもなく,

森林が灌木に変わるとほどなくして山頂です(11:48)。

バンガローから1時間48分。
まずまずのペースで登ってきたよう。
参考までに標準コースタイムはくつき温泉てんくうから2時間50分です。

二等三角点 蛇谷ヶ峯(901.54m)
山頂は開けており,数十人は座れそうな感じですが僕らが山頂を独占。
360度パノラマですが,残念ながら雲が多く,

武奈ヶ岳

琵琶湖方面
御嶽山や伊吹山は全く見ることができず。
久しぶりの山頂での昼食は,



おばはん御手製のカレーライスに三国・にしさかの酒まんじゅう。
どぎついみどりいろのカレーはどうもほうれん草がたっぷり溶け込んでいるよう。じっくり味わおうかと思っていたところに雨がぽつぽつと落ちてきました。
慌ててカレーを噛まずに飲み込み,パッキング。

記念写真だけ撮って下山。
popさんは迂闊にもザックカバーもカッパも持ってきていないという・・(山をなめてはいけないのよ)。

ということでこうもり傘(死語)にて雨対策。
温泉入るために着替えやタオル一式をクルマの中に置いてきているから濡れ鼠でも問題はないのだけれどカメラが濡れると困るので。
傘をさして登山なんて言うのは言語道断。
という空気がむかしはあった気がします。学生の時所属していたサークルでもカッパと靴だけはいいのを買えって最初に言われましたもん。傘はテントを張ってから使うもの。と教えられました。
でもやっぱ低山では傘って便利なんすよ。片手が塞がるから機動力が低下しますが,カッパはまた違った意味で機動力が低下しますから・・・まあ時と場合によっては傘登山もありなんだと。モンベルなんかも登山用の傘を発売しているみたいですし。
12:29下山開始。
テンション下がりまくりで何も考えずに歩いてたら・・・道を間違えました(笑)
最初の分岐で左に折れなきゃいけないのに僕とマスターとおばはんの3人は直進してしまい,スキー場のほうへ下っちゃったんです。
なお,マラソンおやじとHくんはちゃんと左に曲がってずっと先に行っちゃってました。

ボーっと歩いてんじゃねえよ!
しばらくして僕がこんなところ通ったっけ?と前の二人に声をかけると通ったと言うのでうーんと思いながらさらに下っていたらこんなところ通ってないってマスターが言い出したため(笑),僕のスマホのGPS(山と高原地図アプリ)を確認し,誤りが判明したのです。雨じゃなければスマホをまめに見てたんだけど雨だったからザックにスマホをしまっちゃってたのよね。しかし,このマスターとおばはん,オレがいなかったら初めての山には登れないんじゃないかと・・・
10~15分くらいロスしたかな。まあしょうがない。カロリーを余計に消費できたんだからよしとしよう。時間も余裕があるし。分岐まで登り返します・・・このどうしようもない虚無感。自業自得なので誰にも文句も言えないのです。まあ山にある程度はまっていろいろな山に登っている人なら一度は経験してるはず。僕は何度も経験してますが(←オイッ!)

間違ったのは,この分岐ね(12:48)。
おばはんとマスターはこんな分岐気づかんかったと・・おいおい。オレは気づいてたよ。
しばらくすると雨が本降りになってきました・・・のでほとんど写真がございません。
この崩れかけた木道は

細心の注意を払って。
傘をさしながらここを歩くのはなかなかデンジャラスです(もちろんオススメしません)。
帰りはちゃんと正規ルートで林道まで。

こんな掘られた道だったのね。

登山口(13:47)
バンガロー着は,14:00前(写真撮り忘れのため時刻不明)。

長老がクルマで迎えに来てくれてました。マラソンおやじとHくんは待ちくたびれた様子。
Hくんはヒルに血を吸われてしまったよう。
マスターや長老は「ヒルは悪い血だけを吸うから心配はいらん!」と言うのだけれど,そんなアホなことあるかいな。悪い血だけをどうやって選別すんねん!と僕は主張するのですが「ヒルに血を吸わせる治療法もあったやん!」と彼らは譲らないわけ。
で,ネットで調べてみると・・・案の定でしたわ(笑)
興味のある方はググってみてください。

登りの心拍数推移
登り:1時間48分(バンガロー前~山頂,休憩10分含む)
下り:1時間25分(山頂~バンガロー前,ルート誤り含む,休憩なし)
消費カロリー:879+486=1,365kcal
歩数:15,383歩
温泉に浸かり,ミッションは無事終了。


あ,そうそう。
昨日体重を計ったら半年ぶりに64kg台に戻りました。そして本日,体脂肪率が10ヶ月ぶりに17%台に。


ふふふ。
この記事へのコメント
nipper
登山しない長老が山をピックアップして山行計画書も作ってくれるんですか!?w登りたいでしょうに^^;それとすごい色のグリーンカレーだと思いましたが、違うグリーンでした^^;すごい手間かかってそうでおいしそうです^^
鬼ヶ岳では傘をさして登山してる年配の方を数人みますが、、(その時私は100均のカッパ)色々と揃えないといけないものがあるなぁ~と^^;
poptrip
長老はヒマなんですよ(←失礼なことを言うんじゃない!)
日野山レベルの山まで(夏の場合ね)なら特に必要なものはないのですが(100均カッパで十分かと),それ以上になるといろいろと揃えないと見ず知らずのベテランハイカーに怒られたりします。そんな装備で山に登るんじゃねえ!山をなめるなって(笑)
もちろん怒られたくないから装備をそろえるんじゃなくて天候の急変や遭難の恐れやケガしたときなどのことも考えないといけないから。
鬼ヶ岳に傘は僕はなしですね・・・だって危ないもん。文殊山の傘はアリですけど雨降ったらもう登りませんから,ボク。
nipper
そういえば父も装備にはこだわっていたかも。。
あ!そうめんに一緒に入っていたレシピに、グリーンカレーそうめん(?)がありましたよ。温かいのか、冷たいのかまではみてませんが、、、ありなんですね^^;
poptrip
富士山のハナシ・・・あり得ないですね。
高い山に登る人はまずマナーや危機管理というものをある程度学んでから登ってほしいものです。観光地と勘違いしている人が多すぎます。
ちゃんとした山に登るのには金がかかるんですよ。