土地勘も全くない。ムスメに付いていくだけ。
お目当てのお店が見つかりました。
ブレッツカフェ クレープリー 表参道店です。
ムスメの大学のフランス語の先生がこのお店がすきだと言っていたらしい。ガレットとクレープのお店。
小雨が降っていたため,テラス席で座って待ってもらえれば店内に案内しますよ。と言われ,テラス席でメニューを見るのだけれど


全く理解ができない。

メニューはフランス語のほかにもちろん日本語でも書かれているんだけど,ただ単にフランス語をカタカナに直してるだけなんじゃねえかって。シードルって何よ?オニオンのシードルコンフィとかキャラメルブールサレとかアーティチョークとかアトランティックサーモンのスモークとか何なの一体?
この途轍もないアウェイ感。
bliisお台場のメニューを思い出しました。
全く理解できないメニュー。
救いだったのはガレットというものを僕は過去に一度だけ食べたことがあるということ。福井県越前町のHaze。忘れもしないインスタデビューがこのHazeのガレットでした。そしてその1週間後,僕は心筋梗塞になったという苦い,いや甘酸っぱい?想い出のガレット。
しかし困ったことに対応してくれた店員さんはフランス人なわけ。日本語がたどたどしいフランス人にいろんな質問をするのは非常に面倒くさいし,オサレなお客さんばかりの衆人環視の中での福井弁はさすがに恥ずかしい(笑)
こういうときに便利なのがコースメニューあるいはセットメニュー。
ムニュー ド セゾン(スープ+季節のおすすめガレット+デザート+ドリンク)というものを。
そして店内に案内されるまでにググった結果,シードルというのはリンゴで作ったスパークリングワインだということが判明しました(笑)
僕は,シードル"ヴァル ド ランス"(辛口5%),
ムスメはアップルジュース(微炭酸)"スパークリング ヴァル ド ランス ボム ビオ"
という絶対に名前を覚えられない飲み物を選択。


ドリンクと本日のスープ
ドリンクはグラスじゃなくてこういう陶磁器に注がれます。

ガレット(目玉焼き風タマゴ,イベリコ チョリソ,オニオンのシードルコンフィ,チーズ,マスタード)
目玉焼き風タマゴて(笑)
目玉焼きでよくね?
ナイフとフォークを使って食べるのですが正しいガレットの切り方が分からない。正しい方法,マナーなんてないのかもしれない。まあいちおう先に食べていた隣の席のカップルの食べ方をそれとなく盗み見してたんで・・・。へへへ。

北海道産バターとブラウンシュガー,季節のアイス

自家製りんごのコンポート,キャラメルブールサレ,ヴァニラアイス
クレープを持ってきてくれた時にコーヒーはいかがですかと聞かれたので僕はカプチーノ,ムスメはカフェオレを。

カプチーノ
このコーヒーが1杯650円もしたのよね(笑)
ふたりで6,900円という贅沢なランチ。東京のデートはお金がかかるのです。
支払いは楽天カードでおねがいスマッシュ。

雨も上がったので,原宿まで歩くことにします。
久しぶりに竹下通りへ行ってみたかったんです。オレがね・・ww
田舎者だった(今もだけどなw)若いころのパパはね~,DCブランドとかタレントショップとかそいうのにあこがれて竹下通りへ行っていたんだよ。ビートルズの専門店やら古着屋がたくさんあってね・・・
とムスメに話してもどうも会話が成立しない。DCブランドもタレントショップもヤングの知らない言葉なのです。

表参道ヒルズ

ラフォーレ原宿
僕が竹下通りに行ってみたかった理由はちゃんとあります。
このレインボーわたあめ↓を


Totti Candy Factory
食べてみたかったんです。
いや,わたあめなんて好きでも何でもないんだけど・・・見てみたかったという表現の方が適切かも。
他人が食べているのを見れたので満足しちゃったんだけど,やっぱいちおう実食しておかないとと思い直し,店内へ。
列に並んでいるのは,外人さんばかりです。

目の前で作ってくれます。
みんな動画や写真を撮影しています。
ちなみに我らが購入したのは600円のやつをひとつ。

インスタ映えするのは900円の奴なんだけど,インスタは福井のガレットの投稿した後,放置状態だし映えなくてもいいんだ。だいたい900円のやつを食べきれる自信がなかったのです。
おいしいとかおいしくないとかそんなこと問題じゃない。
オレのことを笑う奴はトーフにぶつかって死んじまえ。
とブルーハーツが歌っていたとか歌っていなかったとかそんなこと問題じゃない(←無限ループ)


年中無休である竹下通りの雑踏を抜けるとそこは原宿駅。
JR東日本は使いたくないんだけど(←しつこいな),山手線で目黒まで。

目黒から新丸子までは東急線。
ムスメのアパートに着くと,彼女は好きな場所に座るように促した。
部屋を見渡したけれど椅子なんてないことに僕は気づいた。
しかたがないので僕はじゅうたんに腰を下ろし,ペットボトルの水を飲んだ。
ムスメは,これから彼氏とのデートだという。デートのはしごである(笑)
And when I woke I was alone
This bird had flown
So I lit a fire
Isn't it good Norwegian Wood?
うとうとして目が覚めると僕はひとりぼっちだった
僕の小鳥は逃げて行ってしまったんだ
僕は暖炉に火を点けて彼女を待つことにした
この部屋,ノルウェーの森みたいで素敵でしょ?
(ビートルズ「ノルウェーの森(ノーウェジアン・ウッド)」)
※Norwegian Woodはノルウェーの森ではなくノルウェー製の家具が正しい訳であることが定説となっています。またI lit a fireは「タバコに火を点けた,あるいは放火した,明かりを燈した等諸説あります。東芝音楽工業はこの曲の正式なタイトルは「ノーウェジアン・ウッドだと言い張っています。また村上春樹の小説は「ノルウェーの森」ではなく「ノルウェイの森」なのです。
この映画はつまんなかったなーww
この記事へのコメント
Herr Katze
サイダーの語源ですね
スパークリング ヴァル ド ランス ボム ビオは
ひどすぎますけどね
英語とフランス語どんだけ混じってんのかと
Cidre Val de Ranceにしちゃうとアルコール入りに
なっちゃうから区別するためですかね
poptrip
ははあ,さすが博識の貴方だけのことはある。
僕は英語は多少わかるけどフランス語はさっぱりわからないんですよ,ムシュー。
くまごろう
poptrip
まあ,いいんじゃないでしょうか(笑)
普段の生活をそのまま見せてもらったほうが親としては。